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Citizen Media [レアリゼ]コミュの[新着] クリティカル・シンキングを求めて Vol.1 (新連載)

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 裁判員制度のスタートに合わせて、証言の信憑性がテレビで話題になることが増えたような気がする。人の記憶は、意外にあいまいなもので、思い込みによる錯誤や様々な心理バイアスによって、容易く変化してしまう。記憶の錯誤は、性格の慎重さや記憶力の良さに関係しない。

 例えば、交通事故の映像を見た人を二つのグループに分け、それぞれに次の質問をするとする。

 A 自動車が激突したときのスピードはだいたいどれくらいでしたか?
 B 自動車が接触したときのスピードはだいたいどれくらいでしたか?

 ロフタスとバルマーという心理学者による実験では、Aに対する回答の平均は時速65?、Bに対する回答の平均は時速52km。このような質問は「誘導尋問」の一種だが、質問の仕方によって回答の仕方ではなく、記憶が変異してしまう一例だ。「記憶自体」というものは存在せず、記憶と判断とは常にセットになっている。

 アメリカで1994年、レイプの被害に会った女性が、警察署で写真を見せられた黒人青年を犯人と思いこんでしまったことで生じた冤罪事件があった。冤罪事件を起こした捜査官が、「当時の我々は、物的状況だけではなく、記憶も保護しなければならないとは知らなかったし、訓練も受けていなかった。」と述懐していたが、当時の警察が意図してか、意図せずにか誘導してしまった白人女性の証言によって、逮捕された一人の黒人青年は、DNA鑑定で真犯人が逮捕されるまでの11年間もの間、無実の罪で監獄に閉じ込められていた。(2009年5月放送、CBSドキュメント「目撃証言の信ぴょう性 (Eyewitness)」/動画リンクあり)

(つづきはサイトで)
http://www.realiser.org/report/lifestyle/article/index.php?id=238

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