セルティックス魂(PRIDE)コミュの運命づけられた対戦

運命づけられた対戦に臨むヒート
ボストン・セルティックスがフィラデルフィア・セブンティシクサーズに勝利した瞬間、マイアミ・ヒートの面々は「運命づけられていた」と感じたという。

ドウェイン・ウェイドも「避けては通れない相手」とすると、「シカゴ・ブルズが敗退した以上、イーストで実現出来る最高のマッチアップになった。チームにとってもチャレンジだし、シリーズを楽しみにしている」とコメント。
昨季はセカンドラウンドで対戦し、第5戦まででセルティックスを下したが、ウェイドは決して安易なシリーズではなかったと主張。また、周囲はベテラン揃いのセルティックスが疲労困憊という見方をしているが、ウェイドは、「そういう考えは捨てた方が良い。誰も怪我をしていないし、彼らが疲労困憊という情報は信じていない。彼らはボストン・セルティックスだ。必ず100％の力で立ち向かってくるだろうし、俺達と対戦する時の彼らは違うチームになる。何も言い訳にはならないんだ。昨年は勝てたけれど、5戦が9戦くらいに感じた」と、確実に難しいシリーズになると予想している。

ウェイドと同様に、今回のシリーズを自分の宿命と感じているのは、レブロン・ジェイムスだ。
ジェイムスはポストシーズンでセルティックスと18度対戦しており、これは現役選手としては最多となる。
本人も、「セルティックスとはポストシーズンで何度も戦って来た。どのチームに行こうとも、きっと俺はセルティックスと戦う運命なんだろうね。俺達の間には歴史があるよ」と語っている。

対するセルティックスは、現地時間27日（日）は練習を行わずにマイアミへ移動。ポストシーズンでは、先日手術を受けたエイブリー・ブラッドリーが出場出来ない為、守備面で問題となるかもしれない。だがポール・ピアースは、「すぐに試合が始まるという日程は、俺達ベテラン揃いのチームにとっては良いかもしれない。リズムを失わずにプレイ出来るからね。休みが多い方が感覚を取り戻すのに時間がかかるから」とコメント。

数字で比較すれば、セルティックスは今季のプレイオフで1試合平均88.1得点を記録しているのに対し、ヒートはジェイムスとウェイドだけで直近3試合で197得点を記録（ポストシーズン中は2人だけで平均およそ53得点をマーク）している為、この強力デュオによるオフェンスを止められるかが、最大のポイントになりそうだ。

レイ・アレンも、「用意ドンで競いあったら負ける。相手はトランジションから得点を取りたいだろうからね。しっかり自陣に戻って守備をすること。そして攻撃の際は絶対にターンオーバーしないこと。それだけは絶対に避けないといけない」と、警戒を強めている。

ファンにとっても楽しみなシリーズとなるだけに、期待も高い。
エリック・スポエストラHCは、「ファンにとっても最高の舞台になるだろうね。我々にとっても最高の相手との試合になる。この時期には、こういう対戦が求められているだろうから」と語っている。

NBA.comより抜粋