岡本太郎みたいなひとになりたいコミュの岡本太郎を見た！

岡本太郎には20年以上前に会ったことがあります。

銀座の小さな画廊で知人の版画の個展のオープニング・パーティにい行った時のことです。小柄な爺さんが本気で子供とボクシングごっこしていました。子供は照れていて適当にいなしていました。この「おっさんどっかで見たことあるなー」と思って、しばらくたったら、突然会場がどよめいて「先生！先生！」と来場者が騒ぎ始めました。

見ると、池田満寿夫ともう一人が、岡本太郎を抱きかかえていました。彼は目を剥いて引きつけのようになっていました。(心臓発作かなにか？)

その時、「ああ、これが岡本太郎か」と気づいた次第です。

なんとまあ、天真爛漫な人かと感銘？を受けました。

私の同僚は赤坂かどっかで展覧会の立派なオープニング・パーティーで彼を見ました。ご馳走がのった大きなテーブルの前で主催者が挨拶をして、来場者が静聴しているところへ、彼がつかつかとやってきて、ご馳走をいきなり手づかみであさり出しました。周囲の人はあっけにとられていたそうです。

なんて、愛すべき人なんでしょうね。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 08月24日 12:57

うらやましい！
わたしも、あいたかったなー
ぎんざに、岡本太郎の時計ありますよね
あれは、なんであそこにあるんでしょーか？？
もし、しっていたら、おしえてください。

[2] mixiユーザー 08月24日 19:54

時計が銀座にあるとは知らなかった。今度行ってみます。

上記のエピソードはいずれも83年頃のことなのですが、もひとつおまけ。

この数年後、私の当時のボスが彼と２回会ったのですが、晩年は会った人の顔を覚えられなかったようです。養子で秘書の女性が「先生、どこそこでお会いした○○さんですよ」とフォローしていたそうです。

上記のエピソードも、意図的な自己破壊としてやっていた面と、老人ぼけの兆候がまじっていたのかもしれません。

でもいいもん。どっちにせよ彼の希有なキャラクターの存在価値は変わらない。まして、彼の芸術・文化上の功績は大きなものがあるし。

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