EurekAlertより ■女性健康研究から、ビタミンEは女性を心臓発作・脳卒中・ガンから守らないことがわかった Women's health study finds vitamin E does not protect women from heart attack, stroke, or cancer 5-Jul-2005 http://www.eurekalert.org/pub_releases/2005-07/nhla-whs063005.php ビタミンEとアスピリンの心血管系疾患及びガン予防効果に関する長期臨床試験の結果がJAMAの7月6日号に発表された。その結果、ビタミンEサプリメントは健康な女性の心血管系疾患やガンに効果がないことが明らかになった。 この研究は1992年から2004年年に行われ、45才以上の健康な女性39,876人が参加した。参加者は600IUのビタミンE又はプラセボと低用量アスピリン又はプラセボを交互に飲む群に無作為に割り付けられた。平均10.1年間フォローした。アスピリンの結果は3月に発表され、100mg毎日のアスピリンが最初の心臓発作や心血管系の死亡は抑制しないが65才以上の女性についてはリスク削減がみられることなどを報告している。 ビタミンEについては 非致死性の心臓発作:ビタミンE群で184、プラセボで181 有意差無し 非致死性の脳卒中:ビタミンE群で220、プラセボで222 有意差無し 総死亡数:ビタミンE群で636、プラセボで615 有意差無し 近年ビタミンEのような抗酸化ビタミンへの関心が高いが、著者らは心血管系疾患やガンを予防するためにビタミンEを摂ることは薦められないとしている。 1999-2000米国国民栄養調査では米国人女性の13.5%がビタミンEサプリメントを摂取している。
Natureニュース ■自己催眠がアレルギーを抑える Self-hypnosis squelches allergies 5 July 2005 http://www.nature.com/news/2005/050704/full/050704-5.html スイスの研究者の報告によれば、アレルゲンのない環境を思うだけで花粉症の症状が1/3に減る。 Wolf Langewitzらは中程度から重症の花粉症患者79人に自己催眠技術を教えた。スキー場のようなアレルギーのおこらない環境を思い浮かべ、きらきら輝く雪の結晶や寒さなどいろいろな雪に関するたくさんの知覚チャンネルを刺激するよう患者を指導した。約40人の が2年間この方法に従い、それからアレルゲンに対する生物学的応答を検査した。花粉に暴露されたときの鼻腔の空気の流れを計測して鬱血の程度を測定した。その結果自己催眠の無い時に比べて訓練後では鬱血の程度と単純な質問による症状の評価で症状が1/3に減少していた。 著者らはこの結果は予備的なものであるが、副作用はないので試してみる価値はあるとしている。 アトランタアレルギー喘息病院のKathleen Sheerinは「この結果は興味深いものである。患者は自己催眠そのものよりもこの治療方法が効くという信頼により大きく影響されているかもしれない。」と述べている。 Effect of Self-Hypnosis on Hay Fever Symptoms - A Randomised Controlled Intervention Study, Wolf Langewitz et.al. Psychotherapy and Psychosomatics 2005;74:165-172 (DOI: 10.1159/000084001)
EurekAlertより ■高齢者とそのサプリメントと医療観 Elderly People and Their Views on Supplements and Medical Care 1-Jul-2005 http://www.eurekalert.org/pub_releases/2005-07/ada-hot063005.php Journal of the American Dietetic Association2005年7月号より 北イリノイ大学の研究者らの調査によれば、ハーブサプリメントを使用している高齢者はサプリメントを使用していない人より「通常の」医療への満足度が低く、医師にサプリメントと処方薬を組み合わせて使っていることを語らない。 高齢者は薬物−サプリメント相互作用のリスクが高いので医師らは高齢患者が処方薬とサプリメントを一緒に飲む可能性について知っておくべきであるとしている。