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こころとサイエンスコミュの赤ん坊の生きるすべ

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赤ん坊の生きるすべ
出生直後の飢餓状態をのりきるために,自己の成分を栄養にすることがわかった。

 出生にともなって胎盤を通した栄養供給がとだえると,新生児はミルクをもらうまでの間,いちじるしい飢餓状態に直面する。

 東京都臨床医学総合研究所の久万博士らは,マウスの新生児が自分の細胞の内容物を分解し栄養にすること(自己貪食)でその逆境に適応することを明らかにした。胎生期に低かった自己貪食作用が,生後はさまざまな組織で活性化し,生後3〜12時間,高いレベルを保つことがわかった。

 自己貪食に不可欠な「Atg5遺伝子」をもたないマウスは,生まれたときはほぼ正常だが,生後1日足らずで死亡した。しかし強制的にミルクを飲ませると生存期間をのばすことができた。またAtg5欠損マウスは通常のマウスに比べて,血中や組織中のアミノ酸濃度が低く,エネルギー枯渇の兆候を示した。

出生直後の飢餓状態を生きのびるためには,自己のタンパク質の分解によってアミノ酸をつくることが重要であるらしい,と博士らは考えている。 

●nature 
 2004年12月23/30日号

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