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こころとサイエンスコミュのニセ科学について

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ニセ科学について

最近、ニセ科学を用いた悪質商法、詐欺商法がはこびっています。特に「ウオータービジネス」での乱用が目立つため、ちょっと特集を組んでみることにしました。

キーワードは、<波動、共鳴、クラスター、マイナスイオン、エネルギー、活性>などです。この言葉がでてきたら警戒し、ニセ科学だと疑ってください。

これらの言葉はマイナスイオンを除けば、科学でも使われる言葉です。しかしニセ科学では、言葉の意味が変えられたりしています。こうした科学的な雰囲気をもつ用語を散りばめることで、科学への信頼が厚く、科学的な雰囲気には弱い人の心理を効果的についてくるのです。

また、水道水に対する不安(まずい、カルキくさいなど)につけ込んで、高価な商品を売りつけてきます。

怪しげな商品でも、売る側は必死です。売るためには○○博士や××大学教授といった肩書きを持つ人の推薦文も使います。それだけでなく「病気が治った」という体験談と科学的なお墨付きも繰り出してきます。健康によい、病気が治る、などとそれとなくアピールする必要があります。体験談はライターの創作(でっちあげ)の場合もあります。本当の体験談であっても、本当にその商品を摂取したり使ったから治ったのかどうかはっきりしていません。

本当に効くかどうかは、ダブルブラインド法(二重盲検法)や疫学調査などで科学的に調べなければなりません。

ニセ科学を信じてしまった人は、高価な科学商品や機器を売りつけられて買ってしまったりすることでしょう。それだけでなく、周りの人たちにもすすめて詐欺的商法の片棒をかついだりするようになるでしょう。これはニセ科学に騙されて、あなたにとって大切な時間とお金を失うだけでなく、あなたの信頼すらも失う可能性すらでてきます。

※ 間違った情報はその人を不幸にするだけでなく、まわりの人も不幸にします。

そのためにも「正しい情報を積極的に探し出す」賢さを持つということが必要だと思います。

◎ ダブルブラインド法(二重盲検法)…プラシーボや実薬を用いた試験のこと。患者および、医師の双方に実薬と偽薬(プラシーボ)の区別を知らせず、第三者である判定者だけがその区別を知っている薬理効果の検定試験のこと。

◎疫学調査…疫学調査とは、人間集団を対象として、人間の健康および異常の原因を宿主、病因、環境の各方面から包括的に考究し、健康の増進と異常の予防を図る研究手段。

ニセ科学を悪用したウオータービジネスにだまされたことに、たいがいの人は気がつきません。なぜならいくらその装置が科学的に根拠のないものだったとしても、その装置は「水道水」を利用します。

実は日本の水道水は、世界で最高レベルの安全性を持っています。(あとで表記します)

その水道水をそのまま使うか、あるいはいくぶん活性炭などを通して飲むだけのことなので、病気になったり体をこわすといった問題はめったに起こらないからです。だから消費者もだまされたことに気づきにくいのです。

そして気がつくまで、だまされ続けるのです。

<他に考えられる要因>

また、「水は言葉を理解する」といったニセ科学、間違った理論にハマる理由のひとつに、人間古来の考え方に親和性があるからだという意見があります。

かつて人は、万物に神様が宿り心があると信じていました。それは:)を微笑みと解釈し、壁の汚れや節穴に表情を読み取る本能に通じるアニミズム的な心性といえます。

Animism(精霊崇拝)…万物に精霊ないしは神が宿っているという考え方、ないしは信仰

お米や水といったものに「魂がある」としてあがめ、大切にするという気持ちはとてもいいことだと思います。ただ、それを「科学で証明された」というふうに言うと話しが違ってくるのです。

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