マイケル・アリアス監督プロフィール 1968年2月2日米国カリフォルニア生まれ。映像ジャンルや国籍を超えてボーダレスに活躍し、映画『鉄コン筋クリート』(06)で監督デビューを飾ったビジュアルクリエイター。80年代後半より、コンピュータを使ったVFXスタッフとして活動を始め、『アビス』(89)などのハリウッド大作に参加。巨匠ダグラス・トランブルの下でアトラクション「BACK TO THE FUTURE THE RIDE」の映像制作に従事した後、日本に渡って1年ほどイマジカ特撮映像部に在籍。その後独立してニューヨークに拠点を移し、『クルックリン』『未来は今』(共に94)などのCGを制作し、多くの賞を獲得。そして再び日本に戻り、ソフトイマージ社のプログラマーとして、3DCGと手書きのアニメの組み合わせに特化した"ソフトイマージ・トゥーンシェーダー"を開発・特許取得(宮崎駿監督作品『もののけ姫』にて使用)。その技術を前面採用した「鉄コン筋クリート」パイロット版(99)でCG監督を務めた。日米合作のアニメーション・アンソロジー『アニマトリックス』(03)では、ウォンシャウスキー兄弟の指名でプロデューサーを担当。このとき一緒に仕事をしたSTUDIO4℃で、『鉄コン筋クリート』映画化企画に着手。10年以上前から暖めてきた夢を実現させ、本作で第31回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞、第57回ベルリン国際映画祭に正式出品された。最新作は実写初監督作品となる『ヘブンズ・ドア』。