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童謡コミュの月の砂漠    加藤まさを

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月の砂漠を はるばると 旅の駱駝が ゆきました。
金と銀との鞍置いて 二つならんでゆきました。

金の鞍には銀の甕 銀の鞍には金の甕(かめ)
二つの甕はそれぞれに 紐で結んでありました。

先の鞍には王子様 後の鞍にはお姫様
乗った二人はおそろいの白い上着を着てました。

広い砂漠をひとすじに 二人はどこへゆくのでしょう。
朧にけぶる月の夜を 対の駱駝はとぼとぼと。

砂丘を越えていきました。
黙って越えていきました。

〜〜〜〜〜〜〜〜

さて、大正12年に発表されたこの作品が、九十九里浜をイメージしての作品だというのはそこそこ知られていることですが、細かいところを読んでいくと、実に妙な詩です。

金の鞍には、金の甕 でしょ。見た目変です。 金銀が入れ違いに下げられているってのは。
それに、月夜に王子とお姫様が、お供もないまま、どこへ行くのでしょうか? 夜逃げ? 駆け落ち? クーデター?
黙って、とぼとぼと。
当ての無い様子が伝わってきますよね。 このさき、砂漠の真ん中で野垂れ死んでしまうのではなかろうかといった風情です。

異国の風景というにしても、あまりに陽炎のような風景です。
金銀なんてとってつけたようにいってますけど、きらびやかな感じなんてぜんぜんしないし、白い服を着てるのなんてのも、死への旅のようにさえ思えてきます。
砂漠の民族に対する認識が、何にもないところで生活している貧乏くさい民族っていうイメージだったのでしょうか?
 遠い国を思い浮かべる夢見る童謡の中で最高に寂しい詩だと思います。

でも、それが、曲に絶妙にマッチして、最高にイメージ深く感じることができる詩でもあるんですよね。

きっと、この先何十年と、歌い継がれるんだろうなあ。

コメント(11)

素敵な歌詞ぴかぴか(新しい)「月の砂漠」は、とっても思い出深い、大切な曲です。
私が幼い頃、父がこれを唄ったテープ(オープンリール)がありました。
途中でわからなくなって笑ってしまう、、それを何度も聞いて笑っておりました。

十数年前にエジプトに住む機会があり、このメロディを思い出しておりました。
そうですか、、九十九里浜をイメージして作られたんですね!

父は4年前に他界しましたが、妹家族(子供6人ー父の孫達)と、
「おじいちゃまのうた!」と大合唱をしました。
何よりの供養だったと思います。
きっと、次の次の世代までも、歌い継がれると存じます。
mikapapa さん

いつも色々提議してくださって有難うございます。細かいことは知っていらっしゃるようですが、補足させてください。

千葉県御宿の海岸が沙漠のイメージとして描かれたもの〜ッというのは有名です。加藤まさをは少年時代療養に御宿に毎年夏になるときていたそうです
長じて絵本の挿絵画家として抒情画を得意としていた。その集大成が≪月の沙漠≫であるといえるのではないでしょうか?
加藤まさをは、御宿の砂丘で得た幻想がモチーフであるといっています。
人間は何処から来て何処へ行くのか〜? その先は幸せであって欲しい〜
ッ人類の未来を王子様とお姫様に託した人間愛ではないだろうか?≫

彼はよく学校に講演に行き、子供たちが≪王子様たちはどこに言ったの〜?≫っと聞かれると、反対に≪君はどう思うの〜?≫っと聞いていていたといいます。そしてそれぞれに対して≪そ〜だね≫っとあいずちをうっていたということです。

それこそ人間愛そのものという気がします。情景の解説ではなくて、心の願いを大事にしていたのではないでしょうか?彼の描いた挿絵が乙女たちの夢を誘い、ロマンチックさが受けていたと思いますが、夢をかきたてる〜っと言う波及効果があったのでは?っと思います。

御宿には、月の沙漠記念館が建てられ、記念館前の砂浜には、らくだに乗った王子様とお姫様の像が建っています。私も行って見ましたが、まるでおとぎの国に迷い込んだ気がしました。彼は御宿をこよなく愛し、晩年は移り住み、名誉町民としてその地で永遠の眠りについています。

この歌が好まれたことに、佐々木すぐるの努力があったことを見逃がしてはいけないと思っています。彼はこの曲をガリ版で刷り、日本各地の小学校に教えに行ったそうです。当時は学校の先生の威力は大変なものだったそうで、童謡の多くは、先生たちが、生徒に歌って聴かせては教えていました。今童謡が廃れてきているのは、先生が知らない〜っと言うことが有るのでは〜?っと思います。

これは館長さんに聞いたことですが、凄いことといえましょう。作曲家自身が普及に努めることは、それだけ思い入れが強いことだと思います。それだけに、教科書から消えて久しいことは残念に思っていましたが、平成18年の4年生音楽に復帰が決まったということを聞き、嬉しかったです。しかし今の子供のキーに合わせてのリニューアル版だそうです。今の子供たちは、声質が低いそうで、原曲では高すぎて歌えないそうです。原曲の良さは、知っている私たち大人が歌って知らせていくしかないのかもしれませんねわーい(嬉しい顔)クローバー
 
    
また行ってきました〜御宿に…・・

このたびは、加藤まさをの展示でした。彼が絵本だけでなく、夢二のようなさし絵や小説まで書いていたということを知りました。詩は甘く切ないものもありました。ゆっくりと聴いていたかったのですが、時間があるのでさわりしか聞けませんでしたが、今度借りてきて読んでみようと思っています。

また新しい資料が増えて、秋の夜長の時間が楽しくなりそうです。本
>歌好きさん
 秋は、旅行が多くて、mixiへのログインをする機会が少なく、失礼しました。
 御宿、いらしたのですね。
 加藤まさをさんのことをお知らせくださり、ありがとうございます。
 秋の夜長、、どうぞ、楽しまれますように!
>>[8] :コメント有難うございます。今年も御宿に行ってみたいと思っています。今夢二展を地元でやってますので、行ってみようと思っています。また資料が増えます。良かったらお知らせしますね。この頃、コミュを覗くのが忙しくって観ていませんでしたが、こうやってお便りできるのっていいですね。またお話ししたいです。
>>[9]
 ご無沙汰申し上げております。日本は雪で大変のようですね。
 竹久夢二展と、月の砂漠記念館、、素敵なday tripになることでしょう。
 私も、機会がございましたら、一度足を運んでみたいと思っております。
 どうぞお元気でお過ごし下さいませ!
>>[10] :46年ぶりの大雪exclamation ×2これが最後の遭遇でしょう~(そんなに生きていないから)わーい(嬉しい顔)庭は一面の雪。しばらくは解けないでしょうね〜雪子供は大喜びですが、年寄りには転倒が怖くて、出られません。日記を書いたりコメントしたり…・本を読んだりと、出来ることはたくさんありますから、家の中の方が安全ですもの。

是非記念館に行ってくださいませ。何かのイベントはしているそうです。そんなに広くありませんが、静かでゆったりと見ていられます。

外国は、エジプト、トルコしか行ったことがありません。そちらはどんなところですか?
今年もいいことありますように・・・・ご自愛くださいクローバー

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