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役に立つ英語表現を覚えよう!コミュのEtymology (英語の語源)を活用しよう

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 何かこちらのコミュニティに貢献できるトピックを立てたいと思い、この「Etymology」のトピックを立てさせていただくことにしました。

 語彙力の増強は誰もが大きな課題と感じていることと思います。それは外国語として英語を学ぶ者にとってだけでなく、英語を母国語とするアメリカ人なども同じであり、語彙力増強を主題とした多くの書籍が英語ネイティブ向けに出版されており、そのいくつかが長年のベストセラーとなっています。

 特に初歩の段階では活用できる語源知識もまだありませんので、どうしても白紙から一定の単語数に達するまでは大変な苦労をするかと思いますが、中学段階でさえ、すでに学んだ英単語の知識を活用して新しい単語を覚えやすくすることが可能です。

 またすでに知っている単語を踏まえて新しい単語が「なぜそういう意味になるのか」という点まで深く納得しながら学べますので、語彙力増強のスピードはあとになるほど加速度的に増してきます。

 身近な単語の一部にどんな意味があるのかを知ると、難しそうに見える単語がぐっと簡単に見えてきます。また理由・根拠をもって単語を記憶するので忘れにくくなります。加えて和英辞典の「和訳例」を通じて覚えるのではなく、英語ネイティブと同じ語感で英単語の意味や使い方を実感できますので、実用的な英語運用能力にも大きく寄与することと思います。

 接頭辞、接尾辞、語幹の何か1つにテーマをしぼって毎回話題を区切っていきたいと思います。

 皆さんも語源の活用について「自分はこのように活用した」などのお話を気軽に投稿してください。
 また本格的な語源に限らず「語呂合わせ」や「こじつけ」のような(実は英語ネイティブでもそれは行われています)単語の覚え方を交えていただいても結構です。

コメント(9)

[ MAR, MER = sea ]

 marine 形容詞としては「海の、海洋性の」、名詞としては「海兵隊員」などの意味に用いられますが「マリーン」という外来語としてすでによく知られています。
 この「MAR」という部分は語幹であり、単語によっては MER の形で現れ、意味は「 sea (海)」です。

 シンガポールの名所として知られる「マーライオン」は頭がライオンで体が魚。「mer-(sea) + lion」の組み合わせ。

 submarine は「sub-(under) + marine」で「海の下を行く(乗り物)」の意味から。

 mermaid [ mer-(sea) + maid (woman)] は語源に即して漢字にすると「海女」。日本語で「海女」と書けば、あわびなどを取る「あま」のことですが、英語では「マーメイド、人魚」です。
 maid は「woman」の意味なので「マーメイド」は決まって女性です。男の人魚は「merman」といいます。
[ in- = not ]

 前置詞の「in」は「〜の中(に、で)」の意味で、そのまま「in-」とい接頭辞が「中」を意味する場合もありますが、ここでは「否定の接頭辞」である「in-」に絞ります。

 基本形は「in-」ですが、あとにつながる発音によって何種類かの変化形があります。

incorrect < in-(not) + correct = not correct
impossible < im-(not) + possible = not possible
illegal < il-(not) + legal = not legal
irregular < ir-(not) + regular = not regular

 このように
1、「m, p, b」といった「上下の唇を閉じなければ発音できない音」の直前では、in- は im-にスペルが変わります。
2、Lの前ではL、Rの前ではR。つまり上の例ですと「illegal」の「il-」という部分は「in-」が臨時変化したものです。

 illegal や irregular のような単語で L, R が2つある根拠がわかるとスペルミスもしなくなります。

 日本人が経験の中で自然に漢字の「へん」や「つくり」などの意味を知るのと同様に、英語ネイティブの多くは特に学ばなくても多くの実例を通じて語源的意味を「ある程度」は知っているのですが、その知識は非常にあいまいです。そのため、英語の語源を踏まえて単語の力を伸ばし、正しいスペルや発音を身につけましょう、という趣旨の書物がベストセラーになります。

 英語文化では「なぜあなたの上司はあなたの上司であり、あなたは彼の部下なのか?なぜあなたよりも彼は多くの給料を得ているのか?それは彼の方があなたより単語を多く知っているからだ」という、「語彙力=収入や社会的地位」という考え方が広く受け入れられています。

 そのためラテン語やギリシャ語に由来する英単語に使われている接頭辞、接尾辞、語幹を体系的に学ぶことで「すでに知っている単語」をより深く知り、その基礎の上に多くの単語を簡単に覚えていこうというアプローチが用いられています。

 と同時に、もっとお気楽に「語呂合わせ」や「こじつけ」も適度に活用されます。ここではその一例を紹介します。

desert / dessert

 「砂漠」を意味する「desert」と、食べ物の「デザート」の「dessert」で、「どちらのSが2個だったっけ?」と迷うのは英語ネイティブでも同じだそうです。発音とスペルの関係など深く理解しているとこれは解消されるのですが、簡単なこじつけとして「おかわりがほしくなる方」が deSSertだという覚え方が、紹介されていました。

stationery / stationary

 この2語は発音としてはまったく同じ。しかし語尾部分が「-nEry 」と「-nAry」という違いがあります。
 stationEry には「E」がある。pEn は文房具の一種だ。penにもEが入っている。
 stationAry は「じっとしている」意味。stAnd という動詞もそうだ。どちらもAを含む共通点がある。
 こんなことをきっかけにスペルの紛らわしさを回避しているのだそうです。

principal / principle

 これも発音は同じ。
 principal は「主要な」の意味だったり「校長先生」だったりします。
 「主要な」は「mAin」、「高校先生は「mAn」で、全部にAが含まれます。
 principle は「原理」であり、原理とは「rule」のこと。どちらも「-le」で終わる、なんて具合。

英語ネイティブ向けの「語彙力増強」のための参考書、ワークブックには「英語ネイティブだかこそ迷う例」が取り上げられており、興味深いところがあります。

 
 ここで便利なオンライン辞書を紹介しておきます。

Online Etymology Dictionary
http://www.etymonline.com/index.php

 初級者の方にはちょっと歯ごたえの強い辞書ですが、中級者以上の方には大変ありがたいものではないでしょうか。市販の語源辞書は、かなりの値段しますし、紙媒体の書籍は内容が更新されるまでにかなりの時間がかかりますからね。

 このオンライン語源辞書は英英辞典で、解説内容がちょっと専門的ではありますが、無料でこれだけ網羅しているのは他にないでしょう。覚えにくい単語があって悩んでいるときは、ちょっと遠回りに見えても、こういう語源辞書で「なぜその単語がそういう意味になるのか?」と調べてみると、その手間が記憶をしっかり定着させてくれます。

 是非活用してください。
 独自に英語の語源知識を高めたいかたには次の書籍をお勧めします。

1、Instant Word Power (by Norman Lewis)
2、Word Power Made Easy (by Norman Lewis)
3、Instant Vocabulary (by Ida Ehrlich)

 いずれもペーパーバックできわめてお手ごろな値段かと思います。
 1は初級編で、2は1をやり終えた人向けの上級編となっています。いずれも「プログラミング学習法」という手法によるワークブックであり、「読書するための本」ではなく、読みながらどんどん書き込みをして、その場で着実に知識を定着させてくれる工夫がなされています。

 著者の Norman Lewis は超一流の言語学者でありながら、ユーモアにあふれた楽しい文体で、あきることなく、わくわくしながら学習を進められます。まるで英語ネイティブの個人家庭教師がついたような気分になりますよ。

 3は reference book としての構成になっており、一通りの語源学習を終えてから折に触れて辞書的に活用するとよいかと思います。

 洋書ということでしょっと尻込みしてしまうかも知れませんが、英検2級程度くらいから1の書籍はこなせるのではないでしょうか。今の語彙力に5000語を2ヶ月で上乗せしたい人にお勧めします。
(なお私は著者の知り合いでも出版社の関係者でもありません(^^;)
 これは以前にもどこか他のところで書いたことがあるのですが、「語源を学んでおくということはやっぱり大事だな!」と実感した例がありますので、紹介させてください。

「about」

 この単語は多分中学で出てくるくらい「簡単」な英単語の部類かと思います。
 初めて出てくるときはおそらく「〜について」という前置詞の意味か、「約〜」という副詞として習うのではないでしょうか。でも、この「〜について」と「約〜」って、意味的に全然関係なさそうですよね。同じ about なのになぜ、これほど関係なさそうな意味を同時に持つのか、私自身昔は疑問でした。

 さらに
He was about to leave. (かれはまさに出発しようとしていた)
 のような使われ方もします。

 これら全部の意味が語源でつながります。

about という短い単語の中に「a-(=on) + b(=by) + out」という3つもの部品が含まれているんですね。

「a」は、「a pen」のaではありませんが、「an apple a day(1日につき1個のりんご)」という場合の「a day」の「a」と同じものです。「a」には「an (=one)」に由来するものと「on」が弱まったものの2種類があり、「an apple a day」の「a day」に使われている方の「a」は、「on」から来ているそうです。

about の語源的な意味は「on the outside of」であり、
http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_frame=0&search=about&searchmode=none
直訳的には「〜のすぐ外側に接して」なんです。

この「〜のすぐ外側に接して」という語源に即した意味が、

1、〜について:「〜を話題として」、「〜という話題のすぐ外側に接して、これからその話題の中に入っていこうとしている」

2、約〜:「ある数字そのものずばりではないけれども、その数字の『すぐ外側に接して』いる
about ten といえば「正確に10ではない」けれども「10のすぐ近く」の数字のことです。

3、be about to (do):まさに〜しようとして
 まだし始めていないけれども、ある行為の始まりの「すぐ外側に接して」いる状態。だから「今まさに〜しようとして」とか「今にも〜をし始めようとして」という意味になる。

 中学で初めて「about」を習うときに、こんな語源まで知る必要はないと思いますが、一定のレベルに達したとき、実はこうだったんだと分かると、それまでの基礎的な使い方についても、ぐっと実感がわいてくると思います。「about」に「on the outside of」の意味合いを感じながら使うことで、英語ネイティブがその言葉を口にした瞬間に無意識に抱く言葉のニュアンスと同じものが、日本人の脳の中にも持てるようになります。

 つまり語源を学ぶことは「英語話者と同じ言語感性」を培う意味でも大切だと思います。
 最近になってよく使うようになった単語の1つに「reimbursement」というものがあります。

 フィリピンで、とある米系企業のHR関連の仕事をしており、社内公文書で福利厚生(Benefits)や経費清算(Travel & Expenses)関連の文書に頻繁に登場するこの単語ですが、たとえば出張に行ったとき、社用の出費を一旦社員が立て替えておき、あとから経費清算書を提出することで、その「払戻」をうけます。

 この返金のことを「reimbursement」といいます。
 返金として一番簡単な言葉は「return」ですが、他に「refund」という単語もあります。
 refundは、たとえば間違って引き落とされた金額を戻してもらうような場合。
 reimbursementは、すでに説明しましたとおり、本来の目的に沿って発生した出費負担を返してもらうことです。

 re-は「return」という単語の「re-」であり、「back, again」という意味を持つ接頭辞。
 im-は「〜の中」という意味の「in」です。
 burseは、「purse(財布)」の意味。
 -mentは「動詞を名詞化する」ための接尾辞。

 つまり、reimbursement の意味を語源に即していうと「一度自分の財布から出ていったお金をもう一度、もとの財布に戻してもらうこと、あるいはそのように戻されたお金のこと」となります。

 なお現実の reimbursement は、必ずしも「全額が返ってくる」ものばかりを指しません。時には「一部が返金される」こともあります。

 Medical Reimbursement という福利厚生のシステムは「療養附加金」とか「高額医療費扶助」と呼ばれ、(会社によってシステムは異なりますが)、たとえば健康保険証を使って診療を受けたとき、1ヶ月あたり、1人につき、一定の金額を超えた分が定期的に払い戻される仕組みだったりもします。

 今回は「BURSE」というスペルであらわれる語幹が身近な「purse(財布)」の意味だというのがポイントです。

 平易な単語としてなら spend がありますが、これをビジネス文書などでは「disburse」ということがあります。
 これは「dis-(apart分離)+ purse」により、「財布から離れていってしまう」語源で、「支払う、支出する」という意味を表します。
日本語で「二枚舌」といえば「うそつき」のこと。
1枚の舌で本当のことを言い、もう1枚の舌では事実と違うことを言うことから来ていますね。

しかし、英語で「bilingual」といえば「2ヶ国語を同じ流暢さで操れる人」のことです。
bi- は「bicycle (bi- + cycle[=wheel])」や、biped(bi- + ped [=foot])などに含まれる「2」の意味。
linguは「language」と同源で「舌」の意味。
-al は形容詞語尾ですが、そのまま「そういう人」を指しても用いられます。


英語で「tongue」は「舌」ですが、そこから「言語」の意味にも使われます。
mother tongue は「お母さんの舌=母国語」。

ちなみにフランスのお菓子「ラングドシャ」は「langue de chat = tongue of a cat」で「猫の舌」の形をしているところから。英語のlanguage と共通した部品が見えます。

語源として「2つの言語を話す別々の舌」を意味する「bilingual」は「2ヶ国語を同等に話せる人」ですが、同じような意味構成である「double-tongued」は、日本語と同じ「2枚舌=うそつき」であるのも面白いですね。

3ヶ国語話せれば trilingual < tri-(=three)
4ヶ国語以上も頭の数字部分を組み替えていえますが、一般には「multilingual」(multi=many)が使われます。

ここでジョーク:

A: What does "bilingual" mean?
B: Someone who speaks two languages with equal fluency.
A: OK, then what is the word for "someone who speaks three languages?
B: Trilingual.
A: Correct. Then what is the word for "someone who speaks only one language"?
B: American.

2ヶ国語を話せるのは「bilingual」、3ヶ国語なら「trilingual」。じゃあ「1ヶ国語しか話せない」のは?という質問に対する答え(本来なら「monolingual」)として「American(アメリカ人)」というのは、自虐的アメリカンジョークです。
[ mani, manu = hand ]
[ ped, pod, pus = foot ]

 マニキュア(manicure)は「mani(=hand) + cure(=care)」により「手を手入れする」ことから。語幹 maniは、manuの形で現れることもあり、manual(マニュアル)は外来語にもなっています。

 manualは「manu(=hand) + -al(形容詞語尾)」から「手の」という意味が基本ですが、「手で操作する」の意味や名詞としての「手引書」の意味もあります。和訳の「手引書」にも「手」が含まれている点が面白いですね。

 manipulateは「操作する」であり語源的には「対象物を上手に手で扱う」だそうです。

 manuscriptは「manu(=hand) + script(=write < scratch)」で本来は「手で書かれた原稿」ですが、現実にはワープロやタイプライターで書いた場合も含めて使われます。特にタイプライターで書いたことを表す typescript という単語もあります。
 scriptはそれ単独でも「脚本、台本、原稿」の意味で使われていますが、scriptは語源的に「scratch(引っかく)」であり、日本語の「書く」も「掻く」と同じ語源で意味によって漢字を使い分けるようになった点が面白いと思います。

 このように「manu, mani」を含む語は、意味のどこかに「手」を含みます。


 それに対して「足」を意味する語幹として「ped, pod, pus」というものがあります。「ped」はラテン語源、その他はギリシャ語源という違いがありますが、それについてはここでは深く考えないことにしましょ。

 誰でも知っている身近な単語としては「pedal」がありますね。「足で踏む」からpedalだというのはすぐ理解されることでしょう。

 bicycle [ bi-(=two) + cycle(=wheel) ] の bi-と組み合わさった bipedは「2本の足」の意味から人間など「二足歩行動物」の意味。犬、猫など「四足の動物」は「quadruped (quadr= four)」といいます。

 自然界の動物に「3本足」は存在しないので「triped」という語もありませんが、「tripod」というスペルでなら「(カメラなどの)三脚」の意味。

 octopusは「oct(=eight) + pus(=foot)」で「8本足」の意味から「タコ」です。
 octは「October(10月)」にも含まれていますが、Octoberは8月ではありませんね。これはもともと8番目の月に対して付けられた名前だったのが、AugustとJulyがそれぞれローマ帝国初代皇帝 AUGUSTUS CaesarとJulius(帝政前の最後の支配者)を語源として割り込んだため、7月以降が2ヶ月ずれこんだため。
 Septemberも本来は「sept=seven」、Novemberも「novem=nine」、Decemberも「deca=ten」なので本来の語源的数字より2ヶ月ずれています。

podiumといえば「教卓」や指揮者が乗る1段高い「台」のこと。「-um」は「場所」を意味するので「足場」が語源的な意味といえます。

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