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役に立つ英語表現を覚えよう!コミュのオバマさんで、英語を学ぶ!

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英語を学ぶにあたって、すごく参考になるものを見つけました。
ニュースとかを見るときに、非常に参考になります。

関西テレビの、「アンカー」という番組の水曜担当のかたのブログです。

↓このブログのURLです。
 2009年07月30日 11時22分48秒にアップしたものをコピペしています。

http://blog.goo.ne.jp/shiaoyama_july

★もともとの動画は、最後に貼りますね★

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▼コメント欄に、以下のような質問がありました。

as〜as any (質問)
2009-07-30 08:42:17

29日のアンカーを拝見しました。
私の持っている英和辞書によると「as〜as any」は「〜と同じくらいに」とあります。
それを素直に信じれば「米中関係は他の2国関係と同様に重要である」と訳すのが妥当であって青山さんがおっしゃるような「他のどの2国間よりも重要」とはならないのでは?
(後略)


▼ぼくは、ふだん、個別のコメントにお答えすることはしません。
 それをやると、必ず、ほんらいの仕事ができなくなるからです。

 しかし、今回は、オバマさんをわたしたち日本国民がどうみるかについて考えるきっかけにもなる、よい質問だと思いましたから、お答えしました。

 コメント欄にアップした答えは、以下のとおりです。



オバマさんもまた、政治家の言葉です (青山繁晴)
2009-07-30 10:39:30

↑上のご質問に簡単にお答えしておきます。

 ご承知のように、言葉は、文法と文脈によって意味が決まります。
 特に政治家の言葉については、文脈が大切で、学校英語の文法だけでは意味が読み切れないことがあります。

 くだんのオバマ演説は、このような言葉です。

"And we also know this: The relationship between the United States and China will shape the 21st century, which makes it as important as any bilateral relationship in the world."

 これが真ん中の will shape the 21st century, which makes it がなくて、たとえば The relationship between the United States and China is as important as any bilateral relationship in the world. という言葉であれば、ご指摘のような訳が正しいことになります。

 ところがオバマさんはまず、米中の2国間関係が、21世紀を形作る、すなわち21世紀は米中2国が仕切る世界だという趣旨を明言したうえで、which makes it つまり、その事実あるいは確定的な予測こそが、米中2国間関係を as important as any bilateral relationship in the world にするんだと表現しています。
 したがって、「米中2国で21世紀を形作るという事実からして、米中2国間関係は、世界のどの2国間関係よりも重要な2国間関係となる」という意味を汲みとり、そのように訳すことがもっとも適切と考えます。

 ちなみに共同通信のワシントン電は、以下のようになっています。

【ワシントン共同】米国と中国が外交・経済分野の問題を閣僚級で話し合う「米中戦略・経済対話」の初会合が27日、ワシントンで始まった。開幕式に出席したオバマ米大統領は「米中両国間の関係が、21世紀を形づくる。世界中のどの2国間関係よりも重要だ」とあいさつし…(後略)

 また産経新聞は次のようです。

【ワシントン=山本秀也】米中両政府による初の包括的な戦略経済対話が27日、ワシントンで開幕した。冒頭、オバマ米大統領は「米中関係が世界のどの2国間関係より重要だ」と述べ、突出した対中重視の姿勢を表明した。

 一方で、学校文法どおりに訳した、受けとった報道もあります。
 日経新聞は以下のようです。

【ワシントン=高橋哲史】米中両国の閣僚が一堂に会し、経済や安全保障分野の懸案を議論する初の「戦略・経済対話」が27日、ワシントンで開幕した。オバマ大統領は開会式で「米中関係は世界中のどの2国間関係にも劣らず重要だ」「我々は共に重い責任を負っている」と演説。

 わたしは、アンカーの放送前に、まずはCNN、BBCでオバマさんの演説のトーンをよく聴き、それから原文を取り寄せて読み込み、さらに、上記の日本メディアの報道を比較検討し、それから外務省北米局の知友の意見を聴き、それらを総合して、アンカーで述べたような訳がもっとも適切と確信し、その内容で生放送に臨みました。

 放送した内容、訳が正しいと思う、もうひとつの傍証は、「世界のどの2国間関係とも同じように米中関係が重要」というのは、客観的事実としてあり得ないことです。
 たとえば、アメリカと中米の小国の2国間関係を考えれば、中米の諸国には申し訳ないですが、アメリカは勝手に属国だと思っているわけで、それと今や米国債の最大保有国である中国との関係を同等に扱うわけはありません。
 それでは、この「米中戦略・経済対話」がほんらいは閣僚級であるのに、合州国大統領がわざわざ顔を出して、居並ぶ中国の要人たちに演説する意味がありません。

 つまり、オバマさんは中国に「あんたと2人だけの関係こそが、ほかのどの2国関係、これまでのアメリカが大切にしてきた日本やイギリスとの2国関係よりも、今や大切だと分かっているよ。なんせ、これからは、あんたとふたりで、世界を仕切っていくのだからさ」という重大なニュアンスがちゃんと伝わるようにしながら、同時に、これまでの同盟国、日本やイギリスにもエクスキューズができるように、as as any の構文を上手に使っているのです。

 これは政治家の言葉としては、別段、卑怯とかそういうことではなく、むしろ当たり前です。
 ただ、革命的な存在というイメージで受けとられがちなオバマさんの演説は、案外に、こうした古い体質の政治家言葉があることは、これを機会に注目されてもよろしいのではないかと、思います。
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★この動画は、五分割されています。★
★2/5と3/5が、オバマさんに関する動画ですが、ニュースの最初から見る場合は、1/5からどうぞ★

1/5  
http://www.youtube.com/watch?v=znxwWG3mlmM
2/5
http://www.youtube.com/watch?v=RXEQJPSTeyc

3/5
http://www.youtube.com/watch?v=LTtcuZGqCvs

4/5
http://www.youtube.com/watch?v=Z3R1TPJ-WbA

5/5
http://www.youtube.com/watch?v=I2Bj32N5z9M

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