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映画がお好き☆コミュの『カルメン』監督・制作:カルロス・サウラ

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『カルメン』監督・制作:カルロス・サウラ

 それは「遠い眼」から瞬時の刻を経て、向き合い、背き合い、瞬時に静止し、また躍動する。呻く唄、奏で、二拍子。黒い髪。決意の黒い瞳。装い。二拍子、カンタオーレ、バイラオーラ、バイラオール、バイラオーラ、手拍子の連続、静止。再び躍動。垂直に跳ね、タップを踏む。踏む。踏む。上肢を静止し、下肢で踊る。手は妖しく、誘う。
オーラを発し、フェロモンが飛び散る。平衡に感覚し、左に舞い、右に舞い、回転する。同化し、反目する。眼をみつめたまま。静と動、生と死を往来する。二拍子、呻き、躍動。

「フィエスタ」だ。饗宴の幕開けだ。オレ。

ついに、嫉妬の、愛憎の舞い。舞って、舞って、追って追って、匕首は跳ねる。女を刺す。躍動が静に終わる。カルメン・・・。
フラメンコ。それは地方に根を降ろして発達しているアートである。

■▼▼・・何を躊躇しているのだ俺は。荒捲く海原をひとり抗って生きてきたではないか。全てを容赦なく手に入れ全てを無惨に放棄したではないか。何をそんな戯れ言に震えているのだ▼。俺の流儀は何処に行ったのだ▼。俺は今、臆病過ぎる。より強い震撼を持ってくれば充足できるのか■。
動悸▲▲。それは何に対してか。何故にか。俺は今、躍動を覚えているではないか▲▲▲。身体にざわめく血のたぎり、脈打つ下肢。なのに何故それを収縮しようと試みるのだ▼。黙って赴くままに発露すればいいではないか。何故静止した上肢をとるのだ。怖いのか官能するのが■。

求められているではないか△△△。激しい愛撫と震撼の喜びを△。何故俺はそれに眼を逸らすのだ▼。求められるままに陵辱を与えればいいではないか▲。震撼と陵辱を幾度も往来すればいいではないか△▲・・・△▲。それが生のそして性の証だろう。躍動だろう△▲。何を躊躇しているのだ俺は■。
俺はこの到来を待っていたではないか■。そのために多くの誘惑、企み、愚鈍を容赦なく退けてきたではないか▼。けっして怠惰に耽らなかったではないか■■。今その時が到来したのにその様は何だ#。まるで退役軍人のように過去の栄光に耽る老人ではないか▼▼。股間を縛っている#。

▲瞬くな!▲。静を装う者は動を求めているのだ。それもより激しい脈動を△▲・△▲。そんなこと解っているではないか。何を躊躇しているのだ、俺は▼。電子は簡単。選択し開き実行するだけだ。股間を押さえるのなら哲学はいらない##。俺はあの大いなる湿地、魔宮の入り口にも似たあれが怖いのか■▼■。
△△きっと素敵な入り口であろう。痙攣であろう△△△。しかし、その魔宮は一度踏みいったらそれは底なし沼であろうが▽。もはや抜けることはできないのだ■。それで躊躇しているのであろうか。俺は重い労苦を背負い生きてきた!!!。だからそれを見抜いた者は甘美な馳走をもって期待に微笑んでるではないか△□△。

△・▽・△カルメン。そのカルメンが隣にいるではないか。何故眼を逸らすのだ。何故心を騙すのだ▼。黙ってその湿地を吸えばいいではないか▲▲。にこやかに夢に散策すればいいではないか。そして林の影で不意に魔宮に踏み入ればいいではないか▲▲▲▲。何を躊躇しているのだ、俺は■▼■。
〜少しは考えてみよ。確かに待って、待っている内に歳を重ねた。でもその刻は来たのだと思え。そのために俺は清潔でありたいと思った■。それはその到来に対して失礼であろうと思ったからだ。なのに、いざとなったら臆している▼。愛撫するんだ、愛撫だ▲▲▲▲。
 “俺はもう踊らない、いい歳になった”

△□▽■本当の、いや錯覚の愛は嫉妬である。嫉妬故に我を忘れ他者を切り刻む。他者はそんな嫉妬に満ちた我を知るべくもない。愛されているのは己だけだと思っている■。それもまた錯覚である▼。女は自由奔放に愛をするべき者。娼婦とちっとも変わりはない。場がそうした気分に満ちているならばいつでも娼婦になる△▽。それは確信に似た本能である△▽△。

□□□妙に落ち着いている。

△□▽女の素性。■▼■俺の素性。女は何でも持っている△▽□△△。愛の、振り。偽りの、振り。浮気の、振り。俺には何があるだろう。あの追憶だけではないか。その追憶に我が身を置くことで生きられた。俺の軸は追憶にあった。だから、あんなに気前よく譲れたのだ▲▲▲。しかし、今はその軸が揺れる▲▼▲▼・・・。

△▲甘美な刻。交わり。張り詰めた乳房。局面。湿地。ひとつになれた錯覚△▲。呻き。嘘。振り▽▲。

▲▼▲▼嫉妬。嫉妬。疑念。独占。俺の眼だけを視続けるのだ。眼を逸らすな。俺の眼だけを視続けるのだ▲。駄目だ、駄目だ。嫉妬は噴出し続ける。予感、予感▼▼▼。それは追憶をはね除けて我を失う▼▲▲▲。ついに嫉妬の完成が来る■▲▼▲!!。カルメン、それは「死の情景」である。「死に到る性の情景」である。

□■→→→→▽▼→→□■→△▲→→▽▲→→▲▽→●□■?→→●□→▼!→→●△→■→→▲!→→●■!!→●→▽→▽▲→→▽▲→△▼→▲▼・▲▼→→→→→→□→▽!!!#。

『カルメン』、それは「生と死の情景」である。オレ。

コメント(1)

まず、とにかく、あの足が床を踏み鳴らす音に圧倒されました。
ビデオやDVDで見てはいかんよ〜。
できれば大劇場へ見にゆきなよ〜〜。。。。。

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