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高齢者情報資料室コミュの超寿宣言 皮膚の悩み

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超寿宣言 皮膚の悩み
お風呂でゴシゴシはダメ

千葉市のA子さん(71)は、寒くなった昨年の11月ごろから、首や背中、腕、足など全身に赤い湿疹(しっしん)が現れ、とてもかゆくなった。

数年前、皮膚が蚊に刺されたように赤く小さく盛り上がる「じんましん」になったことはある。その時は、医師に処方された抗ヒスタミン薬を飲むと症状は治まった。しかし、今度の湿疹は赤い色はあるが盛り上がりはなく、薬を飲んでも治らなかった。

そこで、かかりつけの千葉中央皮膚科(千葉市中央区)を受診したところ、院長の田辺恵美子さんに意外なことを言われた。
「お風呂で体を洗う時、こすってはいけません」
皮膚の表皮は、角質細胞が層を構成する「角質層」からなり、その表面を、皮脂腺から出る皮脂が覆い、外界の刺激から身を守っている。しかし60歳を過ぎると、角質層の水分量と皮脂の量が減り、肌が乾燥しやすくなってしまう。

高齢になって皮膚が乾燥する症状を「老人性乾皮(かんぴ)症」と呼ぶ。皮膚が乾燥すると、角質層のすきまから刺激物質が入りやすくなり、さらに表皮内へ神経線維が伸び、かゆみが現れる。

「ただでさえ乾燥しやすいのに、入浴時にタオルで体をゴシゴシこすると、皮脂や角質がはげ落ちてしまう。その結果、かゆみが強くなってしまうのです」と田辺さん。

A子さんは、寝ている間に強くかいてしまったこともあり、乾燥した皮膚に湿疹が現れていたが、湿疹はなくても、かゆみが出る場合もある。湿疹はひざから下や腰回りに現れることが多い。

受診後、湿疹を治すステロイドと保湿剤を塗りながら、田辺さんの指示通り、風呂ではタオルを使わず、せっけんを泡立てて両手に乗せ、泡を体全体に伸ばして流すようにした。
すると、1週間で症状が消え、以来、薬は飲まずに二度とかゆみや湿疹が現れることはなくなった。

「顔がキュッと音がするぐらい、強くこするのが習慣になっていました。こすってはいけないなんて、まったく知りませんでした」と振り返る。
田辺さんは「アトピー性皮膚炎の患者・家族には、こうした知識は普及していますが、多くの高齢者は知りません」と残念がる。
特に最近では、スポーツクラブに通う元気な高齢者が増えたため、何度も体を洗って乾燥肌になる患者が増えているという。

高齢になるとともに、皮膚の悩みや病気も増える。正しい知識や対処法を身につけておきたい。

【乾燥肌を防ぐ入浴法】
・タオルでこすらず、手に乗せた泡で洗う。特にナイロンタオルは厳禁。ホームセンターや100円ショップで売られている泡立ちネットで泡を立て、手に乗せると便利。
・ボディーシャンプーは脂を強く落とす製品が多く、せっけんの方が無難。
・風呂で温まりすぎない。温まるタイプの入浴剤は避ける。
・入浴直後に保湿剤を塗る。
(田辺恵美子さん監修)

読売新聞
2007/11/5
YOMIURI ONLINE 医療と介護  医療
★http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20071105-OYT8T00056.htm

コメント(1)

SilverTree さん
ありがとうございました。
この知識がありませんでした。

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