ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

高齢者情報資料室コミュのフォラームリポート 案外知られていない、緑茶の力

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
久しぶりに骨のある記事に出会いました。
さて、これをどうアレンジして皆さんにお伝えしましょうか?

・・・・・・・・・・・・・・・

<ヘルシーリポート>フォラームリポート 案外知られていない、緑茶の力

ふだん何気なく飲んでいる緑茶に、どんな健康効果があるかは案外知られていない。7月半ば、東京都内で「緑茶と健康フォーラム」と題した講演会が開かれた。吉川敏一・京都府立医科大学大学院教授、池田郁男・東北大学大学院教授、片岡洋祐・大阪市立大学大学院講師がそれぞれ講演した。3人の話を中心に緑茶のさまざまな働きをリポートする。【小島正美】

◇老化防止に効果的
◇渋みのカテキンでメタボ対策、うまみのテアニンで脳の保護作用

人は理論的には120歳くらいまで生きられるが、現実には難しい。なぜか。吉川教授は「喫煙、ストレス、アルコールの飲み過ぎ、運動不足、食生活の欧米化など体によくない生活習慣が積み重なって、老化が早く進むからだ」と話す。

こうした老化要因に共通しているのが、活性酸素やフリーラジカル(不安定な電子をもった分子や原子)による酸化だ。喫煙、紫外線、ストレス、過激な運動、大気汚染などは活性酸素やフリーラジカルを増やす要因になる。

そこで注目されるのが緑茶だ。渋み成分のカテキン類の抗酸化作用は、他の食べ物に比べて、格段に高い。半発酵のウーロン茶や完全発酵の紅茶に比べても、緑茶の抗酸化作用はずば抜けて高いという。

ヘビースモーカーを対象に、尿中に出てくるDNA(デオキシリボ核酸)の損傷程度が調べられた研究事例では、緑茶をたくさん飲んでいる人は、紅茶や水を飲んでいる人に比べ、損傷程度が少ないことが分かった。吉川教授は「たばこは吸わないのが一番よいが、どうしても吸わざるを得ない人は緑茶を飲んだ方がよい」と話す。

   *

最近、大きな健康問題となっているメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)。
これは、
「血液中の中性脂肪が高いか善玉コレステロールが低い」
「血圧が高い」
「血糖値が高い」
のうち二つ以上があてはまり、なおかつ
内臓の脂肪が多い(男性で腹囲85センチ以上、女性で90センチ以上)
と該当する。

このメタボリックシンドローム対策でも、緑茶のカテキン類が注目される。同じカテキンでも、生理作用が強いのはガレート型カテキン(8種類のカテキンのうち、ガレート基をもつ4種類のカテキン)という。
「このガレート型カテキンをネズミに飲ませると、コレステロールの吸収を抑えて、血液中の悪玉コレステロールを下げることが分かった」と池田教授は話す。

通常の食生活で油を多く取れば、中性脂肪は上がるが、緑茶飲料を飲むと、中性脂肪の上昇が抑えられるというヒトでの試験報告もある。
池田教授らが行ったネズミの実験では、カテキン飲料が内臓脂肪を低下させることも分かった。このようなカテキンの効果は、加熱殺菌されたペットボトルや缶飲料でも同じようにある。
もちろん、偏った食事、喫煙、運動不足などもメタボリックシンドロームに関係しているため、ライフスタイルの見直しも忘れてはいけない。

   *

記憶力や判断力などに障害が生じる認知症の人は現在、150万人以上もいる。
人の大脳皮質には約140億の神経細胞があり、20〜70歳の50年で約10%の神経細胞が脱落するという。これは1日あたり約10万個も死んでいることになり、高齢になるほど脱落数は多いと推定される。

では、どうしたら脳の老化を防ぐことができるのか。片岡講師は「緑茶の脳保護作用」について興味深い事例を話した。

たとえば、ネズミの脳に栄養を送る動脈を意図的にふさぐ実験を行うと、通常なら酸素不足で死んでしまうのに、前もって緑茶のうまみ成分のテアニンを脳内に投与しておくと神経細胞がほとんど死なないというのだ。
一般に人の脳神経細胞は生後、分裂して増えることはないが、記憶などを司(つかさど)る海馬といわれる部分では、新しく神経細胞が生まれ変わることが分かってきた。テアニンには、この生まれ変わりのもととなる神経細胞(神経前駆細胞)の分裂を活性化させる働きがあることが最近、分かった。

片岡講師らは、医療法人順風会・天山病院(松山市)の協力を得て、認知症と診断された人を含む64〜99歳(平均85歳)の47人を
(1)テアニンの豊富な緑茶粉末カプセル
(2)偽の緑茶粉末(プラセボ)
(3)飲まない、
の3群に分け、15カ月間、追跡して効果に差があるかを調べた。
毎月、「年齢はいくつ?」「きょうは何曜日?」などの質問をする知能テストを行って調べたところ、プラセボ群と何も飲んでいない人たちは少しずつ点数が下がっていくのに対し、緑茶粉末カプセルを飲んだ人たちは少し上がるか、点数の低下が抑えられたという。片岡講師は「緑茶には脳の働きをよくする効果が期待できそうだ」と話している。

………………………………………………………………………………………………………

◇緑茶の研究事例◇
これまでの研究報告によると、緑茶には次のような働きがある。
(1)アレルギー性鼻炎などの症状を抑える抗アレルギー作用
(2)食後の血糖値の上昇を抑える血糖降下作用
(3)お茶をたくさん飲む人ほど脳梗塞(こうそく)の発症率が低いという疫学調査などから、脳梗塞などの予防効果
(4)抗菌作用から、口臭や虫歯予防
(5)抗ウイルス作用から、お茶のうがいなど風邪予防
――などがある。米国FDA(食品医薬品局)が高純度の茶カテキンを含む塗り薬を皮膚病の薬として認可している。

毎日新聞
2007/8/25
MSN毎日 暮らし  健康
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20070825ddm010100003000c.html

コメント(1)

SilverTreeさん
以下の記事を中心に高齢者福祉情報に書いてください。


片岡講師らは、医療法人順風会・天山病院(松山市)の協力を得て、認知症と診断された人を含む64〜99歳(平均85歳)の47人を
(1)テアニンの豊富な緑茶粉末カプセル
(2)偽の緑茶粉末(プラセボ)
(3)飲まない、
の3群に分け、15カ月間、追跡して効果に差があるかを調べた。
毎月、「年齢はいくつ?」「きょうは何曜日?」などの質問をする知能テストを行って調べたところ、プラセボ群と何も飲んでいない人たちは少しずつ点数が下がっていくのに対し、緑茶粉末カプセルを飲んだ人たちは少し上がるか、点数の低下が抑えられたという。片岡講師は「緑茶には脳の働きをよくする効果が期待できそうだ」と話している。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

高齢者情報資料室 更新情報

高齢者情報資料室のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング