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科学なんでも雑談会コミュの牛乳に酸を混ぜてもタンパク質が凝集しない方法

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牛乳に、オレンジジュースなどの酸性の強いものを混ぜると、牛乳のタンパク質が凝集するのはよく知られていると思います。
しかし、協同乳業から発売された「メイトー ポンラテ」(500ml紙パック)という飲料商品がありまして、この常識を無視した、とっても不思議な乳飲料になっています。
実際には生乳ではなく脱脂粉乳が使われていますが、それだとしてもタンパク質はどうして凝集しないの?と、いまいち納得いきません。

個人的には脱脂粉乳の蛋白質がオレンジ果汁の酸で凝集しないのは、原材料に含まれる「安定剤(CMC)」の作用によるものかな、と推察しています。
安定剤にもいろんな種類があるのですが、CMC(カルボキシメチルセルロースナトリウムの略)は化学合成で作られる安定剤で、粘性、安定性、保護コロイド性という特性があるそうです。
この保護コロイド性とは、微細な粒子を安定的に分散させる性質です。
牛乳も水分中に蛋白質や脂質といった高分子が均質に安定して分散している状態(コロイド)でして、CMCという安定剤が親水コロイドとして液(脱脂粉乳の水溶液)中の蛋白質を微粒子のまま包んでコロイドを維持すると考えられます。
これにより酸による蛋白質の凝集が妨げられているのではないかと思われます。
これはあくまで推察ですので、このあたり、どなたか詳しい方がいらっしゃたら教えて下さい。

ちなみに原材料は、「果汁(オレンジ・うんしゅみかん)、砂糖、脱脂粉乳、果糖ぶどう糖液糖、デキストリン、オレンジ、安定剤(CMC)、セルロース、酸味料、香料、酸化防止剤(ビタミンC)」で、果汁10%、無脂乳固形分3.2%です。

よろしくお願いします。

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