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<文学の冒険>シリーズコミュの品切れ本

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http://www.kokusho.co.jp/series/bouken1.htm

 ですが、現在品切れになっている本をアップしてみます。

・ジョン・アーヴィング『ウォーターメソッドマン』(上巻)
・トマス・ピンチョン『重力の虹』(I・II両方とも)
・ボルヘス『永遠の薔薇・鉄の貨幣』
・イタロ・カルヴィーノ『不在の騎士』
・マヌエル・プイグ『天使の恥部』
・S.ムロージェック『象』
・ティム・オブライエン『カチアートを追跡して』(I)
・ゲルハルト・ケップフ『ふくろうの眼』
・イサベル・アジェンデ『エバ・ルーナ』
・マイケル・オンダーチェ『ビリー・ザ・キッド全仕事』
・E.アンデルソン=インベル『魔法の書』
・T.ランドルフィ『カフカの父親』
・ヴェネディクト・エロフェーエフ『酔どれ列車、モスクワ発ペトゥシキ行』

 のようです。一番見かけないのがピンチョンかな。

コメント(27)

vainさん>
なるほど!だから国書のページからピンチョンが消えてしまったんですね。シリーズの一冊に加わっていたはずが、国書のページから文学の冒険シリーズからも消えているのが不思議だったんですよ。

何が切れたか、切れていないのかは今後も追跡調査していきたく思います。あ、もちろん本の話題も!
ああー、ありがとうございます。確かにこの本たちは見かけませんね。というか、『ビリー・ザ・キッド全仕事』は出たときから気になってたんで、やっぱり買っておくべきだったかと今頃反省してます。あの装丁は目を惹きますよね。
基本的には新刊で買おうと思っているのですが、買えないものは仕方ないですもんね…。しかし、翻訳物は難しい問題が多くて辛いなあ。
ピンチョン品切れなのか。ぐふふ、持ってますよ。ペンギン版の原書も一緒に大事にしてます。

将来インデックスを全部揃えた『重力の虹』サイトを構築したいんですが、協力者はいるかなあ(無理か)。
はじめまして。今週立て続けに古本屋で

・テリー・サザーン『レッド・ダート・マリファナ』
・コルタサル他『遠い女』(ラテンアメリカ短編集)

を入手したので、喜びのあまり書きこみたくなりました。
(後者は買いそびれて、かなり捜していたもので)
以後、よろしくお願いします。
ぼくが品切れ本リストで持っていないのは、

・ゲルハルト・ケップフ『ふくろうの眼』
・E.アンデルソン=インベル『魔法の書』
・エロフェーエフ『酔どれ列車、モスクワ発ペトゥシキ行』

の三冊ですね。わりと古書店では見かけそうな気もするな。
捜してみます(←絶版になってから慌てるタイプ)。
>ティーバラさん
『遠い女』は、海外文学が強い書店はまだ新刊でありますね。渋谷のリブロ、ブックファースト、池袋リブロ、ジュンク堂辺りはまだ店頭にあったはずです(どの店かでは欠けてるかも)。でも、羨ましいですねー。
>Agrippa(さかご)さん
そのためには『重力の虹』を手に入れなきゃですね(笑)。
>nijimuさん

上の文章の書き方が悪かったのかなあ。『重力の虹』持ってるんですってば。一応証拠としてスキャンしてみるけなげな私。ちゃんと読了しましたよ!(誉めて!w)
>Agrippa(さかご)さん
ああ、違います。
お手伝いするためには、『重力の虹』を手に入れなきゃね、という話です。なんか、行き違ってしまいましたね……。
>nijimuさん

おはよーございます。手伝いの話だったのですね!是非!

『重力〜』はでかい図書館なら絶対置いてるでしょうから、ご一読を。多分頭ぐちゃぐちゃになって投げ出すか、枕代わりになると思います(一行目「絶叫が空を裂いてやってきた。」以後はもう意味分からない)。

さて、今日は図書館から、ボルヘス『永遠の薔薇・鉄の貨幣』と『創造者』でも借りましょうか。
遅まきながら明けましておめでとうございます(ほんとに遅い)。年末に、

・ゲルハルト・ケップフ『ふくろうの眼』

入手いたしました(まだ積ん読ですが)。あと、

・ティム・オブライエン『カチアートを追跡して』

のレビューをアップしましたので、転載させていただきます。
(Iの方だけ品切れなんですね、なんか不思議)
何故かどなたもレビューしてらっしゃらないようなので僭越ですが、

・ラテンアメリカアンソロジー『遠い女』
・トンマーゾ・ランドルフィ『カフカの父親』

を両者アップいたしました(本当は個々の作品について語りたいのですが…)。
あと『レッド・ダート・マリファナ』『ふくろうの眼』『チェゲムのサンドロおじさん』あたり買いましたので、ぼちぼち読んでいきます。
あんまり書き込んでいない、管理人です。

ティーバラさん>
レビューありがとうございます。ぼくも外部にいくつか感想文をかいたものがあるのですが、そのうちにでもアップしようかなと思う次第です。

『レッド・ダート・マリファナ』は強烈でした。テリー・サザーンという作家(キャンディが傑作だったので……)を読みたいなぁと思った一冊でした。早川のブラックユーモア選集のやつもさっさと読まないと、と思っています。
はじめまして。
『キャンディ』は最近(映画ともども)復刊されましたので、読者も広がったでしょうね。わたしは昔角川文庫で読みましたが、映画は観てません。
『怪船マジック・クリスチャン号』(ブラック・ユーモア選集)は、映画も観ましたので、そっちの方の記憶の方が鮮明に残っています。お札撒くところとか。
この本には、もう1篇、というかこっちの方が長い『博士の奇妙な冒険』という紛らわしい題名の長篇も入っていて、かなり読み応えがあったような気がしますが、これって絶版ちゃう? でも、この辺の叢書ものは図書館にはありそうですので、読むだけなら苦労しないかも。いま、あとがき見たら「赤土のマリファナ」が未訳って書いてある。
最近翻訳されたその『レッド・ダート・マリファナ』を読んだときは、結構軽いのでびっくりしました。昔読んでたら印象違ったのかしら。
>Jabberwockyさん
>motoshさん
お勧めありがとうございました。『レッド・ダート・マリファナ』は積んであるので読んでみます。楽しみ。で、

・フラン・オブライエン『ハードライフ』

読了しました。むー、小説として面白くなかったわけではありませんが、なんとなく『宙ぶらりん』な印象でしたね。
リアルでもなくファンタジーでもなく実験文学でもなければ物語ですらなくて、ストーリーは始まる前に終わってしまうような感じ…そこらへんが作者の狙いなのはわからいではないのですが。
名作と言われる『ドーキー古文書』も『第三の警官』も読んでいないので、期待しすぎたのが敗因か。上記二冊も読んでみようと思ってます。
あ、フラン・オブライエン出てたんですね。気づいていませんでした。ありがとうございます。

『ドーキー古文書』はツンドク中です。
『第三の警官』は入手できていません。
motoshさん>
第三の警官は実はちくまの文学全集で購入できると思います。ただ高い。7000円以上します>一冊。ジョイスとオブライエンの組み合わせだったと思います。
>motoshさん
ぼくも横浜の古本屋で見つけ、「あっ、出てたんだ!」と飛びつくように買ってしまいました。黄色い装丁でひっそりラインナップに入っています。

>Jabberwockyさん
『ハードライフ』の解説によれば、
・『筑摩世界文学大系68/ジョイス?・オブライエン』
として『第三の警官』と『スウィム・トゥー・バーズにて』が
収録されているそうです。しかしそんなに高いんですか。うー。
ちなみに『ドーキー古文書』は、
・『ギャラリー世界の文学5』(集英社)
に収められている、とあったのですが、単独で復刊されたのでしょうか? ほしい…
昨日京都の古本市に行って『ハードライフ』を入手しました。

『筑摩世界文学大系68/ジョイス?・オブライエン』
は、探しましたがなかったです。
絶版と思いますので新刊書店では手に入りませんが、図書館にはあったような気がするので、そちらで読もうと思っています。

わたしが持っている「ドーキー古文書」は『ギャラリー世界の文学5』のです。
・テリー・サザーン『レッド・ダート・マリファナ』

読了しました。『キャンディ』も読んでいないのに、
書評などおこがましいですが、とりあえず感想まで。
正直なところ、ルポ&エッセイ風味はイマイチ。
(戯曲としてのカフカ・シリーズはなんだかなあという感じ)

だけど、「いわゆる小説」としての、
「ヒップすぎるぜ」「かみそりファイト」「地図にない町」
あたりはかなり楽しめました。どれも、対象との距離が遠く、
小説言語としての文章の湿度がなく、やたら乾いていて、
「白い砂」のような感触が独特でした。読んでよかった。

あと、『ビリー・ザ・キッド全仕事』やら、
『魔法の書』と『チェゲムのサンドロおじさん』『離縁』
が積んであるので、ボチボチ読んで参ります。
「血は死ぬまでおれについてまわった首飾りだ」

・マイケル・オンダーチェ『ビリー・ザ・キッド全仕事』

読了しました(なんか数時間で読めました)。
詩と散文、写真と絵、インタヴューなどをコラージュした、
「ビリー(ボビー)・ザ・キッド」の「コレクテッド・ワーク」の体裁。
まずまず愉しめ、1970年に書かれたことには正直びっくり。
『イギリス人の患者』がけっこう最近だったので、イメージが…
ほとんどがフラグメントで書かれており、いちばん面白かったのが、
本筋とはまったく関係がない「狂犬」の部分。この異常な描写は、
同国カナダの作家、エリック・マコーマックを連想しました。
詩がほとんど頭に入らないたちなので、うーん。
もっともっと若いころに読んでいたらそれなりに感動したかな…

「あなたはしあわせですか、少なくともしあわせでしたか。
 生きつづける理由を持っていましたか。それともただ実験していたんですか?」
・エンリケ・アンデルソン=インベル『魔法の書』

読了しました。冒頭がわりかし普通の短篇で、
中盤に〈超短編〉が詰めこまれ、
さらに後半に短い戯曲(コント)があって、
また最後に短篇に戻るという、
バラエティーに富んだというかめちゃな体裁。

まんなかの掌篇群がまず、ずば抜けており、
数行しかないのに圧巻の「タバコ」、爆笑の「タブー」、
最後の一行があまりに哀切な「空気と人間」など、
神秘とホラ話を往来するような筆致は独特でした。

全体的に軽妙なところがありつつ、不条理でもあり、
(それは神秘体験に近い感覚もある)
短篇はダールやブロックにも似ていて、
全体的なテイストはムロージェックやイヨネスコにも似ています。
すらすら読めるのでお勧めです。数ページしかない作品も多いので、
パラパラめくっても楽しめますよ。
ティーバラさん>

『魔法の書』は傑作ですよね。ブラックなテイストの中にペーソスが溢れている感じの短編や中篇が多くて、ぱらぱらめくっていて楽しむことができました。印象に残っているのはやっぱり「魔法の書」。一体どんな本かと想像してしまいますね。でもこういう本があったら、憑かれたようになって一生狂人として過ごさないといけないと思うとちょっとぞーっとしますね。
>Jabberwockyさん
「魔法の書」自体は河出のアンソロ『ラテンアメリカ怪談集』で読んでたので、
実は再読でした。怖いですよ、ええ、読むという行為が怖くなりますよ…
『魔法の書』は、とにかくリーダビリティーがすごくてすらすら読めました。
アンチミステリとしての「将軍、見事な死体となる」も好き。
戯曲だと「決定論者の妖精」も棄てがたいです。
解説によると筆者はバーナード・ショーについての論文も
ものしていたらしいので、芝居にも興味があったのかもしれませんね。
・ヴェネディクト・エロフェーエフ『酔どれ列車、モスクワ発、ペトゥシキ行』

読了しました。読んでいるとき楽しい、と感じたのは久しぶり。
主人公がひたすら呑みつつ列車に乗っているだけの話なのですが、
わたしも相当な酔いどれのためかなり感情移入しました。
冒頭から中盤までは笑いころげ、ラストは身を切られるよう…
本シリーズでは埋もれがち(?)ですがかなりの快作です。
レビューも転載しましたので、よろしければそちらもどうぞ。

それにしても、これも「品切れ本」なのですねえ。
『不在の騎士』も河出文庫に入るみたいだし、
そろそろ流出が始まっていく時期でもあるのでしょうか。
・レイナルド・アレナス『夜明け前のセレスティーノ』

読了しました。熱にうだるような幼少期の意識の断片を描いたような長篇。
壮大なホラ話でもある『めくるめく世界』とはかなり方向性が違いました。
きゃさりんさんもレビューを上げてらっしゃいますが、ぼくも転載しておきます。

現在の文学の冒険積読は『夜になるまえに』『ふくろうの眼』『フリアとシナリオライター』『チェゲムのサンドロおじさん』『アラビアン・ナイトメア』。
…先は長いなあ。どこから手を着けたらよいのでしょう。
イサク・ディネーセンといえばカーレン・ブリクセン、
カーレン・ブリクセンといえばイサク・ディネーセン、
『不滅の物語』、読了しました。
ちくま文庫の『運命綺譚』と『バベットの晩餐会』は持ってますが、
ディネーセン=ブリクセンを読むのは久しぶりでした。
(ブリクセンが本名で、ディネーセンがペンネームなのかな、確か)

50歳を前にして小説家となったデンマークの女性の手による、
7つの中短篇が収録されています。
作者はいわゆるファンタジーを書こうとは意図してないようですが、
独特のヴィジョン(幻視)が横溢しており、
一種の神秘小説なのか? と感じることすらあり。
小説としての体裁が整ってないのも多いけど、
却ってそこがまた、不思議な味わいを出しています。

領主や貴族、大商人などが主な登場人物で、
全体としては〈啓示〉がモチーフになっているのかなと。
物語が二転三転し、迷宮的な「満月の夜」、
歌えなくなった女性歌手の遍歴を描く「エコー」など、
印象的な作品が多いですが、

傑作なのは冒頭の表題作「不滅の物語」、
(『運命綺譚』にも所収)
船乗りの物語を実際のものにしようとする北京の大商人と、
彼に振り回される人びと…一級の恋愛小説でもあり、
会計係のキャラクターが実に振るっています。

もう一つは、「悲しみの畑」、これはすごかった。
罪に問われた息子を放免するためにひたむきにライ麦畑を刈る母、
それを見つめる領主と、村人たち…
ちょっと他では読んだことのない、静謐な短篇でした。文句なしの傑作。

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