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クラシックマジック研究コミュのバナチェク(Banachek)

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バナチェク(Banachek)

●Close-up Magic Vol.2 2008年
ストレートマジックショップ 3,410円
https://straightmagicshop.com/WGM/TOP/Products/CloseUpMagic2.html
マンスリーマジック 4,400円
https://www.magiclesson.biz/eshopdo/refer/vidDVD425.html

コメント(20)

●ワード・オブ・ザ・リング
男性客に話しかけ、油性ペンを出し、メモに何か書く。メモを裏向きにして、客に手渡し。本を出す。客に好きなページ、100ページ。開く。上手女性客に左側に立ってもらい、本の上に指輪を置く。指輪を動かし賛成客にストップ言わせる。女性客にストップ言わせる。右手をどかして指輪の真ん中の文字を読んで選んでもらう。ロンドン。男性客がメモを返すとロンドン。

解説:同じ指輪2個、本、油性ペン。メモ。指輪は左手にハメておくか右ポケに入れておく。もうひとつの指輪はギミック。ラバーセメントで指輪の大きさに切った文字を貼り付けてある。
例えば好きなページを選んでもらったら、どのページにギミックリングを置いても好きな単語をフォースできる。行がずれないように注意。最初は縦に動かしてストップを言わせ、次に左から横に一列に移動するようにする。
クリーンナップ、指輪に薬指を差し込み、タネの紙だけ右手にパーム
●サイコキネティック・タッチズ
男性と女性、一人ずつ手伝いで舞台に上げる。
男性は折りたたみ椅子に座らせ、反対側に女性を立たせる。
演者は女性の隣に立ち、男性に話しかける。
「これからチャーリーがあなたに何らかのコンタクトを取ると思います。怖がることはありません。あなたは目を閉じ、何か自分の身体で感じる温度等の変化に集中してください。それでは体のまわりのオーラをきれいにしましょう」
男性から30cmほど離れた状態で手を体の周りにかざす。
男性から離れ、女性の方に近づき彼女の右肩を2回、軽く叩く。


サイコキネティックな接触

それは実際には、私の手品を披露するプロたちと、それを見ている人々だけに残されることだ。さらに、業界の一流どもが私の手品を演じていると知ると、私の自尊心は多少満たされるし、苦労して築いた仕事に対する評価を得られるという満足感を得る。

この新しい小冊子のことで、親しい友人の何人かは腹を立てるだろうと承知しているが、今こそそれを発表する時だと私は感じている。

『Psychokinetische Zeit』も『Psychokinetische Kräfte』も、予備の準備なしに披露できる手品である:いつでも、どこでも、どんな条件下でも。どちらも明確で直接的なメンタルマジックとして演じられる(たとえばあなたの精神的能力のデモンストレーションとして)し、あるいはより大きなショーの一部として組み込むこともできる。必要なのは、ただ二人の協力的な観客とあなたの演技力だけである。
著者は、数年前に自分がマジックを披露し始めた頃、Milbourne Christopher の本を読んだと述べている。

その本には、Achille D’Angelo という名の「霊媒」が紹介されており、彼は「超感覚的治療法」で有名になった人物として描かれていた。

D’Angelo は、自分が 16歳のときに超自然的な力を持っていることに気づいたと主張していた。

ある日、彼の近くを「曲線的な体つきの少女」が夏服で歩いていた。

彼はその少女に触れたいという強烈な衝動に襲われた。

そこで、彼は少女に触れるような「撫でる仕草」を空中で行った。

驚いたことに、少女は突然振り返り、痴漢を殴りつけるつもりで構えた。

しかし、振り返っても近くに誰もいないことに気づいた瞬間、少女は気を失って倒れた。

この逸話は、D’Angelo が自分の「力」を証明するために語ったものとして紹介されている。
D’Angelo は「見えない手」を使った芸を、明るい部屋でも披露できると主張していた。

実際に彼はその芸を行ったが、能力にはいくつかの制限があった。

同時に見せられる観客は 最大4人まで。

周囲を取り囲まれた状態では演じられない。

一方、Milbourne Christopher も同じ芸を試し、
その条件下であれば問題なく演じられることを確認した。

つまりこの段落は、
「D’Angelo が語った“力”には制約があり、Christopher はその制約を検証した」
という内容をまとめたものです。
著者は、この手品(見えない手の芸)を自分でも採用し、自分なりの改良を加えたと述べている。

文中の「der Kalauer war beabsichtigt」は「ダジャレは意図的だった」という意味で、軽いユーモアを交えている。

著者は工夫を重ねた結果、観客に周囲を囲まれた状態(囲み)でも演じられるようになったと説明している。

改良点として、

D’Angelo が行っていたような「指で観客をつつく」動作ではなく、

観客に軽く触れるだけの、より自然で秘密の方法を使うようにした。

この「秘密の方法」については、後の章で詳しく説明すると予告している。
著者はこの手品を長年にわたり多くの記者やマジシャンに見せてきたと述べている。

また、パーティーで「最後にもう一つ」と頼まれた際のおまけの演目として披露することも多かった。

しかし、この手品は正式なショーの演目としては採用されなかった。

その理由は、

まだ自分にとってしっくりくる演出方法が見つかっていない
という点が大きかったと説明している。

つまり、技法としては優れていても、ショー全体の流れや構成に自然に組み込むための「最適な見せ方」がまだ確立できていなかったということ。
1994年に開催された特別イベント 「Weird Weekend」 で、著者は
「即興のサイコキネシス」 に関するセミナーを行った。

そこで、金属曲げのさまざまな技法(Al Mann の Alpha Files 参照)や、
準備なしで演じられるサイコキネティック効果 を解説した。

セミナーの締めくくりとして、著者は 「Psychokinetische Berührungen(サイコキネティック・タッチ)」 を実演した。

参加者の男女はこの演目に強く惹きつけられ、

最初は完全に騙され、

その後、著者が仕組みと心理的構造を説明すると深く感心した。

参加者たちはこの演目について熱心に議論し続け、
著者は 東京で収録される2時間のテレビ番組で披露することを決意した。

言語の壁があったにもかかわらず、
この演目は「キラー(圧倒的に強力な効果)」だった。

番組のビデオは後にアメリカでも流通し、
多くの人から
「どうやって演じたのか」「自分も演じるにはどうすればよいか」
と問い合わせが来るほど反響が大きかった。
著者は、この手品(サイコキネティック・タッチ)に対して
自分なりの「話法(プレゼンテーション)」を作り上げたと述べている。

そのうえで、
この手品を魔法仲間(同業のマジシャン)に向けて公開する決心をした
と書かれている。

この手品は、

自分の“力”のデモンストレーションとしてシンプルに演じることもできるし、

作り上げた話法と組み合わせて演じることもできる
と説明されている。

つまり、演技の方向性を「能力の実演」として見せるか、「物語性のある演出」として見せるか、
どちらでも成立する柔軟な手品であるということ。
著者は「ここで本来なら『この手品を気に入っていただければ嬉しい』と言うべきなのだろう」と述べている。

しかし続けて、「控えめな言い方をしないのであれば——あなたがこの手品を必ず好きになることを私は知っている」と語る。

つまり、著者はこの手品の完成度と効果に強い自信を持っており、
“気に入るどころか、絶対に愛してしまうはずだ”
と断言している。
この段落は、「基本効果(Der Grundeffekt)」として、演技の核となる現象を説明している。

メンタリストは「亡くなった叔父の霊が自分のそばにいる」という物語を語る。

その“証明”として、

メンタリストは部屋の反対側に立ち、

叔父の霊に「椅子に座っている観客を軽く触れるように頼む」。

同時にメンタリスト自身は、別の観客を軽くタッチする。

すると、椅子に座っている観客は 「自分が2回タッチされた」 と確かに感じる。

しかも、彼の近くには誰もいないため、
“叔父の霊が本当に存在する” かのように見える。

この段落は、演技の中心となる「二重タッチの錯覚」を物語として提示し、
観客に“霊の存在”を強く印象づける構造を説明している。
この段落は、「ルーティン(Die Routine)」として、演技の進め方を説明している。

メンタリストはまず 椅子に座った状態で物語の前半を語る。

こうすることで、後半に入ったときに より劇的な動きや演技を加える余地が生まれる。

物語の冒頭は 暗く、重い雰囲気で語るべきだとされている。

その理由は、観客の中でも感受性の強い人なら、
涙をこらえるほど感情を揺さぶられるような空気を作り出すため。

つまり、演技の構成として「静→動」「陰→陽」のコントラストをつくり、
心理的な没入感を最大化するための演出指針が述べられている。
この段落は 「物語(Die Geschichte)」 として、メンタリストが観客に語るストーリーの前半を構成している。

語り手(メンタリスト)は、子どもの頃にとても仲の良かった 叔父チャーリー(Onkel Charly) の思い出を語る。

叔父とは、

釣り

狩り

乗馬
など、あらゆることを一緒に楽しんだ「親友のような関係」だった。

二人はいつも いたずらを仕掛け合う仲で、特にお気に入りだったのが
「挨拶のいたずら(Begrüßungstrick)」。

叔父はよく、語り手の 左後ろから忍び寄り、右肩を軽くタップする。

語り手は当然右を振り向くが、そこには誰もいない。

叔父は左後ろで笑っており、「またやられた」と気づく。

語り手も機会があれば同じいたずらを叔父に仕掛け、
それが二人の 特別な挨拶の形になっていった。

しかし語り手が 14歳のとき、叔父チャーリーは亡くなる。

語り手にとって初めての大きな喪失であり、

両親は彼がどう受け止めるか心配していた。

この段落は、後の「サイコキネティック・タッチ」の演技につながる
感情的な背景と“二重タップ”の記憶を観客に植え付けるための物語部分です。

語り手はその頃、とても心を閉ざし、拒絶的な態度になっていた。

彼は心の中で強く叫ぶように思う。
「オンケル・チャーリーはいつだって僕のそばにいてくれる!」

両親は、語り手と叔父の深い絆を知っていたため、
叔父チャーリーの臨終の部屋へ一人で入ることを許した。

ドアが閉じられ、語り手の前には叔父の棺が置かれている。

語り手は自分に言い聞かせる。
「泣かない。叔父さんは泣くことなんて望まない。楽しかった思い出を思い出してほしいはずだ。」

ゆっくり棺に近づき、叔父の顔を見る。

叔父はとても安らかで、少し微笑んでいるように見えた。
その表情が語り手にも微笑みをもたらす。

この段落は、語り手が叔父チャーリーの死と向き合う深い感情の場面であり、
後の「サイコキネティック・タッチ」の演技に必要な
“叔父との特別な絆”を観客に強く印象づけるための物語構成になっています。
語り手は、亡くなった叔父チャーリーに感謝の気持ちを語っている最中だった。

そのとき突然、右肩が軽くタップされたように感じる。
語り手は「気のせいだ」と思うが、もう一度タップを感じる。

語り手は右を振り向く(ここで観客に向けて立ち上がる演技指示が入る)が、誰もいない。

左後ろに誰かいるのではと思って振り向くが、そこにも誰もいない。

部屋には語り手しかいない。

その瞬間、語り手は叔父チャーリーの安らかな微笑みを見て、
「叔父チャーリーはこれからもずっと自分のそばにいてくれる」
と確信する。

語り手は涙を流しながら微笑む。

この段落は、演技の核心となる「二重タップの錯覚」を
深い感情体験として観客に印象づけるための物語のクライマックスです
この段落は、物語の演技構成における「間(ま)」の使い方を説明している。

語り手(メンタリスト)は、ここで物語が終わったかのように一度“間”を置く。

もし近くに水があれば、このタイミングで一口飲むのが効果的だとされている。

これは、直前に語った内容を観客にじっくり浸透させるための演出。

その後、物語の残りを少し急ぎ気味に語り始めることで、
緩急のコントラストを生み、観客の感情を再び引き込む狙いがある。
PSYCHOKINETIC TOUCHES

マジシャンは彼の亡くなったおじいさんの話をします。そして、彼はその霊の力を使い、離れたところから観客に信号を送ると言います。一人の観客に目を閉じて椅子に座ってもらいます(サクラではありません)。そしてもう一人の観客の右肩を二回叩きます。椅子に座っている観客に「何か感じましたか?」と聞くと、「右肩を二回叩かれた」と答えるのです。特殊な道具は一切不要で、本当にいつでもどこでも演じることができます。

演技: あなたは演技の前半はずっと椅子に座ってお話をします。これは演技の雰囲気作りのためです。もちろん他の話にしてもかまいません。

ストーリー: 「私が子供のころ、大好きなおじいさんがいました。彼の名はチャーリー。チャーリーは釣りやハンティング、乗馬などの話をしてくれました。私たちはいつも一緒でした。私たちは、いつも他人にちょっとしたいたずらをしました。お気に入りの遊びは『おばけの挨拶』でした。それはたいしたもの無いもので、チャーリーが私の左に座り、私の背中に手を回して右肩を密かに叩くというものでした。私は右側に振り返りますが、誰もいません。そして右側を見ると、笑っているチャーリーがいるのです。私はそれを彼にやり返しました。そしていつの時からか、それが私たちの挨拶のようになったのです。

私が14の時、チャーリーは他界しました。それは私にとって初めて身体と心亡くした瞬間でもありました。そのとき両親に「おじいさんはいつもあなたの傍にいる」と教えられました。最初はとても悲しい時を過ごしましたが、チャーリーに対する感謝の気持ちを胸に抱いたとき、彼が私の肩を叩いて挨拶をしたように感じたんです。私は昔のように右側を見ました(ゆっくりと右を見ながら立ち上がる)。そして、そこには誰もいませんでした。左側を見ましたが、そこにも誰もいませんでした。最初は父か母が冗談でやったのかと思っていました。しかし、部屋には誰もいなかったのです。あれはチャーリーだったに違いないと思いました。
ここで一息つき、水などを飲んで観客の注意を引きましょう。
「霊を信じるかはわかりませんが、私は知れません。しかし、彼はいまでも私のそばで見守ってくれているのです。26歳のころ、旅行に出発する日に飛行機のチケットを探していました。しかしなかなか見つからず、やっと見つかったときには飛行機の時間が過ぎていました。私は次の便に乗ることにしました。後で知ったのですが、私が乗るはずだった飛行機は事故で墜落し、52人の人が命を落としていました。今日は私が彼の存在を証明することを証明したいと思います。男性と女性、お一人ずつお手伝いをお願いいたします。」そう言って、男性を折りたたみの椅子に座らせ、反対側に女性を立たせます。あなたは女性の後ろに立ちます。そして男性に話しかけます。
「これからチャーリーがあなたに何らかのコンタクトを取ると思います。怖がることはありません。あなたは目を閉じ、何か自分の体で感じる温度等の変化に集中して下さい。それでは、体の周りのオーラを綺麗にしましょうと言って男性から30cmほど離れた状態で、手を体の周りにかざします。それは男性の体から出るオーラを綺麗にしているような動作です。そうしたら彼から離れて女性の方に近寄り、彼女の右肩を二回、軽く叩きます。男性の方を向き、言います。

「目を開けてください。何か感じましたか?」
男性「叩かれた」
「何回?」
男性「二回かな?」
「どこですか?」
男性「右肩です」
「私はあなたの肩には触れていません。私が叩いたのは女性の肩です。チャーリーがあなたにいたずらしたんでしょうね。」

方法:
この信じられないような現象は、とてもシンプルで簡単な原理です。実際には男性客のオーラを綺麗にするという動作の中で、密かに彼の肩を叩いています。彼は目をつぶっていますので、あなたが傍でどんな動きをしているかを知りません。そして、彼が目をつぶった後に彼の体に与えられた情報は、肩を叩かれるというものだけですので、その後少し時間が経ってから「何か感じましたか?」と聞かれると、その「肩を二回叩かれた」という記憶を言うのです。少し前、見ている観客は女性の肩を叩いたのと同時にそれを感じたと勝手に思い込み、この不可能な現象が成立するというわけです。

叩き方:
まずはオーラを綺麗にするという動作をマスターする必要があります。これは話をしないで、体の周りに「何も無い」かのような動作として行っても良いでしょう。まず、両手を観客の足の前で上に挙げます。そしてその手を少し上げ、太ももの前あたりで手を振ります。続いて頭が観客の胸の高さまで来たら、観客の右側の後ろに回り込みつつ、右肩のあたりで手を振ります。そのまま左側に抜け、今度は左肩のあたりで手を振ります。そして手は彼の頭上を超え、胸の前を通って脚に戻ります。この動作をもう一度行います。観客の後ろを通過するように左手が観客の体に接します。そのときに右手の中指で観客の肩を後ろから「トントン」と急がず確実に2回叩いてください。
もしくは、観客の右側に立ったときに右手を胸の前に、左手を右肩の後ろに持って来て
オーラを綺麗にするように手を怪しく動かしつつ、右手を肩を超えて背中側に持って
来ます。つまり、一瞬両手が観客の後ろに回るのです。
その瞬間、右手で左手の指先をカバーしつつ、左手の中指で一回右肩の後ろを叩きます。
続いて観客の左側に移動しつつ、右手中指で同じ場所を叩いて下さい。
最初に左手で叩くとき、右手でカバーをするのはステージにいるもう一人の観客に見られ
ないようにするためです。

観客との位置:
肩を後ろから叩きますので、ステージでお手伝いをお願いするもう一人の観客の位置が
重要になってきます。もう一人の観客(後ろから肩を叩く人)は座っている観客の左斜め
後ろにいるようにして下さい(図: Anordnung auf der bühne 参照)。
この位置であれば、右手で叩くときもあなたの体がカバーになって見えることはありません。

また、椅子に座る人はできるだけ薄手の服を着ている人を選んでください。

カメラで撮影される場合はお手伝いをしてくれる二人の観客の延長線上にカメラが来るようにして下
さい(図: Anordnung für TV 参照)。
カメラマンには「二人の観客が一度に映るベストな位置です」と説明すると良いでしょう。

最後に:

観客が座る椅子は背もたれが低いものを選んでください。そして座るときは背筋を
伸ばして座ってもらうように指示しましょう。

一人目の観客が目を閉じた後は何も話さないで下さい。オーラを結晶にしている動作は
目を閉じている観客は知りません。彼はあなたがどれだけ近くに手をかざしているとは
思っていないので、突然回りかかったことを鮮明に記憶するのです。

ステージの場合、二人目の観客の肩が少し見える程度は距離を開けるように
して下さい。

中指で叩く動作はゆっくりと大きく手を振る中で小さく素早く行って下さい。
1. Zuschauer(座っている観客:男性)
図の中央に位置する。

この人物が「肩を叩かれた」と感じる役割。

背もたれの低い椅子に座ることが推奨されている。

2. Zuschauerin(立っている観客:女性)
座っている男性の 左斜め前に立つ。

演者が実際に肩を叩くのはこの女性。

男性からは女性の肩が見える位置に立つため、
「女性が叩かれた=自分が叩かれた」と錯覚しやすい。

3. Publikum(観客席)
図の下側に広がる形で描かれている。

観客席からは、

演者の大きな手の動き(オーラを払う動作)は見える

しかし肩を叩く瞬間は見えない
という絶妙な角度になっている。

命中 図が示す重要ポイント
✦ 1. 「叩く手」を観客席から隠す角度
男性の 左斜め後ろに女性を立たせることで、
演者が男性の肩を叩く瞬間は女性の体と演者の体で完全に隠れる。

✦ 2. 観客席からの視線誘導
観客席は女性側に視線が向くため、
「叩かれたのは女性」という印象が強く残る。

✦ 3. 演者の動線が自然に見える
演者は男性の周囲を「オーラを払う動作」で回りながら、

左手で男性の右肩を叩く

右手で男性の右肩を叩く
という2回のタップを行う。

図はその動線が不自然に見えないように設計されている。

🧠 図が成立させる“錯覚の構造”
図の配置は、次の心理効果を最大化するために作られている:

観客席は「女性が叩かれた」と思う

男性は「自分が叩かれた」と感じる

演者は「男性を叩いていないように見える」

この三者の視線と位置関係が一致することで、
“霊が男性を叩いた”という錯覚が成立する。
配置と初動(誰がどこに立つか)
男性客(叩かれる側):舞台下手寄りに座らせる。
理由:観客席から見て叩かれる位置がやや斜めになることで、叩く瞬間を観客の視線で隠しやすい。

女性客(実際に叩かれる人):上手側に、男性よりやや後ろ寄りに立たせる。
理由:男性から見て女性が視界に入る位置にすることで「女性が叩かれた=自分も叩かれた」と錯覚させやすい。

演者(あなた):最初はセンターに立つ。観客全体に語りかけやすく、物語の導入(チャーリーの話)で視線を集めやすい。

センターに立つ目的とその後の動線
導入(センター)

センターで静かに語り、観客の注意を自分に集中させる。

ここで感情的な雰囲気を作る(暗めの語り、間の取り方)。

移動(男性の周囲を回る)

語りの後、自然に男性の右側へ移動して「オーラを払う」動作を開始する。

大きな手の振りで注意を分散させつつ、左手中指で1回目のタップを行う。

反対側へ回り込む

男性の後方を回って右手中指で2回目のタップ。

最後に男性の前に戻り、目を開けさせて問いかける。

なぜこの順序が良いか(心理と視線)
センター→回り込みの流れは自然で説得力がある。観客は演者の語りに集中し、手の大きな動きに注意が向くため、指先の小さなタップが見落とされやすい。

女性を男性の左斜め前〜後方に置くことで、観客席からは女性の肩が叩かれるのが目立ち、男性は視覚情報と体感のズレで「自分も叩かれた」と報告しやすくなる。

実務的なチェックリスト(短く)
椅子:背もたれ低めを使用。

服装:叩かれる男性は薄手の服。

演者の開始位置:センターで語り始める。

動線:センター→男性の右側へ→後方回り込み→前に戻る。

タップ:左中指で1回、右中指で2回。大きな振りの中で素早く確実に。

問いかけ:男性の目を開けさせてから「何か感じましたか」と聞く。

カメラや舞台の追加注意点
TV収録:カメラは二人の観客の延長線上に置くと良い。カメラアングルで叩きが露見しないか必ずリハーサル。

観客からの角度:観客席の中心から見て、叩く瞬間が演者の体や女性で隠れる角度を確認する。

リハーサル:第三者に外側から見てもらい、タップが見えていないかチェックする。

失敗しやすい点と対処
演者がセンターに留まりすぎて動線が不自然になる → センターは導入のみ。必ず自然に回り込む。

女性の位置が前すぎる/近すぎる → 男性の視界を遮りすぎると不自然。やや後ろ寄りが最適。

タップが弱すぎる/強すぎる → 鮮明に感じられるが露見しない強さを練習で調整。

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