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クラシックマジック研究コミュのデビット・デバント David Devant (1868〜1941 英)

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デビット・デバント David Devant (1868〜1941 英)

19世紀後半から20世紀初頭に活躍したイギリスを代表するマジシャン。
マスケリン&コック社に雇われ、1893年よりエジプシャンホールで活動していた。
1899年より同社より地方興行のための別働隊として活躍。
1905年にパートナーとなったのがかの有名なジョン・ネヴィル・マスケリン。
彼との共著で「アワマジック(Our Magic)」を1911年に出版する。
得意技は、観客の要求する飲み物を出した「魔法のやかんMagic Kettle」、幻想的なイリュージョン「マスコットモス (Mascot Moth)」。

コメント(8)

1893年にマスケリンのエジプシャンホールに加わる。
東京マジックのホームページにおいて松山光伸氏によるデバントとジンタローの関わりが述べられている。
http://www.tokyomagic.jp/labyrinth/matsuyama/gintaro-11.htm
フレンチドロップのホームページにおいて石田隆信氏によるデバントのフラリッシュに関しての考え方が述べられている。
https://www.frenchdrop.com/column/?page=028
英国が世界に誇る最も偉大な奇術師。演者として、著者として、教師として奇術界に貢献。数々のステージ奇術を創造。「Artist Dream」「Beau Brocade」「Mascot Moth」「Haunted Window」など。著書に「Lessons in Conjuring」(1922年152pp)があり、10数種類のクラシック・トリックを解説した名著。

松田道弘著『世界のマジシャン・フーズフー』(1995 東京堂出版)
デバントは演劇の要素を取り入れ、その最初の作品「アーティストの夢」はイリュージョンとしても傑出しており、世紀を越えてケラー、ブラックストン、バージル、ペンドラゴンズ、そしてランス・バートンなど多くのマジシャンのレパートリーになるほどである。
演出法は役者の質によりランクされ、全ては台本に書かれていた。舞台での方向、台詞、照明、音楽全てにおいて計算されたものという事である。
当時多くのイリュージョニスト達がピアノ伴奏のみを用いていたが、デバントはオーケストラを使うように主張した。
また、場面は全て特定され、マジックの道具と関係ないように見せる工夫をし、道具類は全て通常の家具に見えるよう配慮した。

MAGIC 1999年9月号「THE CENTURY」
「手品の秘密というものは、手法とか用具における仕掛けやごまかしにあるのではありません。一部の人々は、手品の秘密というものを”タネはどうなっているか”を見つけることだけにあると考え、タネが分かった後は、何も学ぶものがないと考えています。しかしそれは間違った考え方です。真の秘密というものは、決して工場で組み立てられた用具やその仕掛けにあるのではありません。手先の技術と用具の機構との組み合わせであるばかりか、手品における真の芸術性はより知性的なものであり、たいへん多くの興味ある要素を含んでいます。手品は芸術と科学の合体にほかなりません。そこには手品の技術面での知識とか技量とはまた異なる、内面的なノウハウが存在し、それこそが手品師の成功と失敗を支配するものなのです。」(デビット・デバント)

加藤英夫訳『ターベルコース第三巻』(1977 テンヨー)
この分野について深く知識を得たい読者には、マスケリンとデバントが書いた”Our Magic"をおすすめします。同書は、手品の心理学について書かれており、この著名な2人の体験から得られた貴重な知識が集録されています。すべての手品師は、心理学をじっさいに操る人であり、人間の好き嫌いを認識している人であるべきです。すべての手品の現象というものは、観客の心の中に起こる反応そのものです。劇場の収益をあげるためにも、観客を喜ばせなければなりません。

加藤英夫訳『ターベルコース第三巻』(1977 テンヨー)

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