足立区宮城小学校コミュの足立区立小学校連合音楽会　昭和53年11月30日

宮城小学校、4年生、5年生、6年生のみなさんの合唱です。
1曲目、京嶋信　作詞作曲「雪ばんばの歌」
2曲目、山川啓介　作詞、山本直純　作曲「おーい海」
伴奏は丸山ゑみ先生、指揮は小野久美子先生です。

連合音楽会について記憶に残っている事など綴って見たいと思います。
より詳しい状況をご記憶の方がいらしたら、フォロー＆ツッコミよろしくです。

その年、昭和53年の6月、池袋にあった（今でもあるの？）「マンモスプール」（本当にそんな名前だったのだろうか？）のプール開きに行って、まんまとプール熱をもらってしまい、40度を越す高熱でダウンしてしまった。隣の区にあった佐藤病院にかかり、その外来で採血中に貧血で倒れてしまい、なぜかそのまま入院となってしまった。1週間くらいだったでしょうか（通信簿には6月に11日間欠席していることになっていた）。病み上がりに登校してみると、職員室で担任の佐藤先生から「イトークン、歌うまいから推薦しておいたよ」ん？何のこと？こうして連合音楽会参加が決まった。自分で言うのもなんだけど、
なんで歌がうまい事を知っていたんだろう？

それから放課後（朝練なんてあったかしら？）の練習に励む日々が始まったのです。まだ声変わりしていない、ボーイソプラノを自認していたのですが（当時はもう下火になっていたフィンガー５の晃の音域くらいは出せていたと思う）、女の子のソプラノの声量の迫力には正直びっくりした。

そもそもどういう母体だったのだろう。音楽会終了後にも、放課後に３階の角の音楽室（第２音楽室だっけ？音楽室は１階にもあった）から歌声が響いていた。それをうらやましく思ったっけ。合唱部なんてあったのだろうか？。

連合音楽会に向けて練習をはじめた訳だけど、はじめて歌ったのは「白い雲」（丁度初夏だったので季節感いっぱい）という３拍子の美しい和声の２部合唱曲だった。まだ、発表曲が決まってなかったのだろうか。他にもピアノの間奏部が印象的な「新しい朝」、珊瑚樹ってどんな植物なのか知らないけど「海の向こう」なども歌ったけど、なぜか音楽会が終わった後に歌った気もする。このあたり記憶が混乱している。実際どうだったのだろう。

そしていよいよ演目の「雪ばんばの歌」（音楽会当日アナウンスされたあとに会場がどよめいた。中学２年の時に参加した連合音楽会でも「仏法僧」で同じどよめきを経験したなー。）「おーい海」の練習が始まる。「雪ばんばの歌」が露払いで本命が「おーい海」といった感じか。自分も「おーい海」のほうが好きでした。さて、練習はどういう風にやっていたんだろうか。女子がソプラノパート、男子がアルトパートだったと思うけど、はたして男子がどの位いたのか記憶にない。そもそも全部で何人いたのか？音楽室にそこそこ人でいっぱいになったので30人くらいはいたと思うけど。パート練習をした覚えもないなー。フレーズを区切って、パートそれぞれ交互に歌ったと思うが。

「おーい海」で好きなところは主旋律の２回目の出だしのピアノ伴奏の「きざみ」と、「何億年も昔、僕らの先祖は」続く「海から陸へ」のリフレイン、主旋律３回目のピアノ伴奏、打ち寄せる波を思わせるレガートのアルペジオ、ラストのハミング（口を閉じないでハミングするって習ったなー）。

音楽会当日は服装を合わせたっけ。上は白、下は黒だったか。自分は白いセーターを着ていったと思う。授業を途中で抜け出して観光バスを駆って中央本町にある足立区文化会館（今は移転してしまったそうで、当時の面影はここで。http://www.kousya.jp/manabi/kikaku/200612_konjaku.shtml#bunkahall）に乗り込んだ。演目が終わるとすぐに学校に戻ったか。

臨時合唱部はすぐに解散となったのか。前出の「海の向こう」の記憶が確かなら、しばらく活動が続いたのだろうか。もうひとつ記憶がある。小野先生が、希望があれば音楽室で自分の歌声を録音してくれるという。この時に勇気を持って録音してもらえば、一生の思い出の品になったことだろうに．．．。

これも記憶が定かでないけど、体育館でお披露目をした覚えがある。学芸会？だったのか、卒業式あとの謝恩会？（鯛のお頭付の口の中にカブトムシの幼虫みたいなものが入っていてビックリした記憶がある）だったか。たしか凝ったアレンジの「ふるさと」も歌った覚えもあるが．．．。このときの写真があったと思うのだけど、どこかに紛れ込んでしまって確認できない。

学芸会にも思い出がある。1組は合奏「錨をあげて」行進曲だ。ピアニカを吹いた。それに対して4組の合奏「チムチムチャリー」は凄かった！。主旋律の裏で進行する1度ずつ下がる所や、随所で決まるタンバリンのロール。本当に4組がうらやましかったよ。