文芸の里コミュの☆不思議な神の教え

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　二三日前、外出先から帰宅すると、室内に奇妙な音が鳴り響いていた。我が家に、何かを告げるように鳴り続ける音など考えられない。火災報知器なら、もっと大きく鳴るだろう。
出現したのは、大きな音ではないがこのまま鳴りつづけられたら、こちらの耳が、耳どころか頭がおかしくなってしまう。放っておけず、冷蔵庫、クーラー、浴室の換気扇、その他一個一個消してみては、まだ音がするかどうかを点検していった。結局分らなかった。音はだいぶ弱まってはいたが、続いていた。明日でもブレーカーを切るなりしてしらべるつもりで、パソコンを開いた、と同時に、懐かしい人の名前が飛び込んで来た。メールではない。メールのやり取りなどしたこともない。しかしその人がこちらへ向かってチエックしたことが分るという、便利な機能だ。

ここで私に納得のいくものがあった。あの謎の音のことである。私がその人のチェックの跡を見て、神がその人の到来を教えるために、あえて音を作って重ね合わせたなと、合点がいったのである。そう了解すると同時に、あの音はさらに弱まり、間もなく消えていった。メカニックな音は消えたが、今ではさまざまな人間の顔の形を取って声が聞こえてくる。それは私が一件落着とばかり、何も手をつけていないからである。音が耳に響いてならなかったのが２２日のことで、それ以来どういう態度を取るべきか神に伺ってきたのである。どうも神は当人にメールをするのではなく、ここに投稿させたいらしい。それを察知しながら、私が依然手をつけずにいるので、いろいろ人の顔形を取って声を聞かせたり、圧力を加えたりして、悩みを与えるのだと思われる。それもその人を導くためなのだろう。
不思議な音がした時から、今日までの間に、私に届いた神からのメッセージらしきものを総合して考えてみるに、その人はどうやら、神から至極大切な教えを受けたようである。しかし本人は、神が語るなどと考えられもしなかったし、届いたものが、神々しいとも言えず、これは悪魔ではないかと、取り違えてしまった。
しかし神のメッセージなどというものは、得てしてそういった傾向を帯びているものなのである。神と悪魔を見分ける最も肝要なものは、やはり聖書である。聖書を基本にして、神は教えるからである。しかもその根本を抉るものは、十字架である。
　よほど聖書を読みこんでいるものでも、これは間違いなく神からの示しだと判断するのは難しい。
　かく言う私も、聖書の解釈を中心に据えて、その時々のメッセージを投入してこられたら、戸惑ってしまって、右往左往するだけだ。
　そうではなく、私を不出来な子供として扱ってくれたから、今ではこれは悪霊だなと見分けることもできるようになったし悪霊の中でアップアップしている人を導くこともできるようになったのである。
　ところで今回、あなたが示されたのは、神からの教えで、悪魔からのものではありません。
そのこと教えるために神は私を用いたのです。これからもあなたは、神の教育を受けて行くでしょう。神は自分の子供を決して手放すことなく、長い時間をかけて教育します。

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