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文芸の里コミュの乙女の祈り

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水に浮く白鳥の祈り深くして

神聞き届け招き寄せむ




アンデルセン童話もパン屋も健全に

店に立ち寄る乙女もしかり




吾脚に小さき光とり付きて

何の幻か吟味してをり




呑み明かし語り明かしたき人ありき

男にあらず女性なりけり




また一つワード書式の迷ひ鳩

時を加味して贈り物とせむ


過去に書いた拙作童話で、どこに出したか記憶がありません。
しかしひょんなことから、検索にひっかかってきてしまい、
引っ込めようがなくなってしまいました。主人公の生い立ちに
自分と共通したところがあり、顔を背けたくなる部類の作品で
すが、奇特な方の背後に神がいて、これを選んでくださったと
なると、無視できなくなり、ここにトピックを立てて載せてい
ただくことにしました。




   ◇

このところ天に届きし詩作あり

両刀遣ひの才子なりけり


   ◇

ミニトマトホールインワンして消えし名子

といふ人見かけて晴天

 
  ◇

暗黒をダイヤのごとく輝かす

特異の才に悪魔たぢたぢ


   ◇

空青く土手に萩見て水を切る一尾の鮎の

けなげさを知る


   ◇

  
この花の悪魔に向かふ気組みよし

召し人らしき旗いろを出し


  ◇


 召し人の中にはなはだ傍若無人な文章で噛み付いてくる人がいて、見るにしのびず、片隅に追いやって、見ないでいたなかに、ふとタイトルに注目すべきものがあって、つらつら読み返しているうちに、彼女に見直すべきものを発見した。というのは最近悪魔の手下とおぼしき詩人が侵入して、花嫁たちに冷ややかな言葉を浴びせたり、永遠の命に疑問を抱かせるような言葉を吐いて、荒らし回っている光景を目の当たりにしていた折も折、彼女の攻撃の矛先が、この不穏分子に向けられているものとみなされ、遠ざけていたこの召し人の中に気骨を見て、片隅から表に引き出して来るきっかけとなった。
 ところで、不穏な分子とは、いかにも花嫁のハンドルと似たものを使用し、花嫁が別なハンドルをつかって、主に歯向かっている構図とも受け取れるのである。いかにも神の国に通じているようなポーズをとりつつ、私が神に示されて築いてきた神の計画を破壊しようとする目論見が見え見えなのである。
 そこで私も、詩の自由という一面を認めるだけではすまなくなり、神に向かって、その不穏な分子の正体について、真剣に問い質したのであった。
 すると案の定、召し人が別のハンドルを使用したのではなく、悪魔の手下として入り込んできたものと判明した。といっても、同じ場所でこれまでも、超絶的な技巧を駆使して健筆をふるっていたものが、別のハンドルで悪魔の手先として登場してきただけのことである。骨の髄まで調べ上げている神であるから、何をやらかしても、己の罪を重ねていくだけなのである。
  

   ◇


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