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文芸の里コミュの詩集の目処

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   ☆

 第一詩集を編むことについて、もうだいぶ前にここで宣言めいた言葉を発したことがありました。そういっても、意気込みだけで、いっこうに纏まってきませんでした。詩作をはじめた頃の稚拙なものを残らず吐き出してしまえば、そこから覚悟も新たに詩も生まれてくるかと、少し前からそれに手をつけてきました。その前に亡き彼女が御霊に訊いて選んだものを、何集かにまとめて出しました。選(?)にもれたもの、また後から書いたもろもろの拙作も、別な形で詩集と銘打ってここに載せてきました。しかしここには、先に彼女が選んだものも、いちいち探し出して削除していると、煩雑になるため、それを避けて、そのまま省かずに載せてきたため、自分が読んでも新鮮味に乏しく、生ぬるいものになっていると、うんざりしながら、手がけてしまった手前、続行してきました。
 そんなだらけた手作業が生んだ罰なのか、詩の中に彼女が選んだもの以外にいくつも、同じものが混在しているのを発見しました。どうやら過去の詩集をコピーしては、貼り付けているうちに、あれこれ同じナンバーのファイルの上に、上書きしていることに気づきました。それではその前の詩たちはどうなったのか。後の祭りです。
 そんなことから嫌気もさしてきたのが最近のことでした。少し前、といっても十日ほどにもなりますが、外出から帰宅し、PCを開くと、奇妙なことが展開していたのです。自分のパスワードで入ったページに、自分の詩が、一個一個タイトルがつき、ワード書式で並んでいるのです。都合34篇。
 過去の作から、最新のものまで。どこに載せたか記憶にないものさえあります。pcの気まぐれとか、入力ミスの皺寄せがここに出てしまったというものではありません。
 34篇を一作一作読んでいくと、気脈の通じたところがあり、選らんだ人の一貫した姿勢のようなものがうかがえます。いや立派なものだ。こうして選ばれて世界に通じたパソコンの一角に位置を占めてみると、吾が貧しい思惟の所産も不思議な光を放ってくる。一度過去の雑多な愚作をさらけ出してしまえば、その悔悟ある勇気を良しと見て、あるいは新しい詩も書かせて貰えるのではないかと、
期待していたのですが、こうしてその途中で、34篇並べてくださったということは、思いもかけない恵みです。
 おそらくこの方は、私が一冊の詩集を編むのに苦心惨憺しているのを見るに見かねて、助け舟を出してくださったのでしょう。どなたであるのか、特定はできませんが、ありがたいことと感謝しております。
 34篇そっくり頂戴して、詩集にしたく思います。闇の中から引き出して頂かなければ、過去の愚作をさらけ出した後、新しい詩が生まれてくるのを待つ、という経過を辿るでしょうから、詩集発行など、何年後になったか判りはしなかったのです。
 34篇をどうすれば一冊にまとめられるか、苦心惨憺しておりましたが、ワードにテンプレートがあり、それに入力すれば意外にスムースにいくことが判明しました。しばらくそれに取り掛かって、百ページに落とし、詩集の体裁を整えて送付したいと思います。ご案内をいただいて一年以上も経過し、大変なご無礼を働いたことになりますが、それでも自分なりに四苦八苦してきたつもりですので困ったものです。
 ところで過去の愚作を曝け出す愚行も、併せて進めていくつもりでおります。それをしなければ新しい詩が書けないジレンマは、何とか突破しなければなりません。

 神が私に示してきた主題のほうはどうなっているのか、ということですが、秒読みの段階に入っていることは確かなようです。神は同時進行の形でさまざまな現象を引き起こしておりますので、注意を集中して聴き取っていかなければと考えています。その動きは召し人の上にも現れていて、後退する人、遅々として進まない人、反抗的な人、逆に靄の中から浮上してくる人……と、まちまちです。
 今回選んでくださった34篇のなかにも、花嫁にまつわるハプニングがありました。以前「鳥の絵」と題して、ここで取り上げたことがあります。特定の個人に向けてのメッセーとしたもので、詩として書いたものではありません。それがどのように受け取られたのか、
掉尾を飾るがごとく、34篇目の詩として選ばれていたのです。
 慌てたのは私のほうです。と言いますのは、かつて鳥の絵をここに載せて間もなく、「鳥の絵」の対象者が、何とも無頼の徒と化して、歯向かってきたからです。異性の影をふんだんに絡ませ、果たしてこれが花嫁かと、不審を抱き、召し人だと推薦してきた父なる神に問い詰めさえしたものです。神はそのうち悔い改めると言っただけで、花嫁の座からは退けたものの、救いの座からは追放しなかったのです。山羊にはせず、羊として残したのです。羊はそう多くはなく、しかも悔い改める羊となると、少ないのです。その中に残されるのなら、大きな恵みだ。そう考えて、彼女のことは見向きもしなくなりました。神も彼女を軽くあしらっていました。一度放されると、そこから復帰するのは並大抵のことではありません。
 今回他者の目を煩わせて、神は再び浮上させてきたと分かりました。最初「鳥の絵」を見つけたとき、この詩でないものを、詩と見せるのにどうしたらよいものかと、困惑しました。普遍性を持たせ、羊の救済まで広げて加筆してみました。ところが翌日になると、加筆の部分がきれいに消えていたのです。
 そこで改まって神に聞き質しました。やはり彼女の復帰でした。
奇特の人によってなされた詩の選定は、二重の意味で大きな贈呈でありました。深く感謝しております。

 
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