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moving (movies and musicals)コミュのBIUTIFUL ビューティフル

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映画BIUTIFUL
いす本ふくろアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
ムードグスターボ・サンタオラヤ

ハビエル・バルデム/ ウスバル
マリセル・アルバレス/ マランブラ
エドゥアルド・フェルナンデス/ ティト
ディアリァトゥ・ダフ/ イヘ
チェン・ツァイシェン/ ハイ
アナー・ボウチャイブ/ アナ
ギレルモ・エストレヤ/ マテオ
ルオ・チン/ リウェイ

メモ「21グラム」「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が、
「ノーカントリー」のオスカー俳優ハビエル・バルデムを主演に迎えて贈る感動の
ヒューマン・ドラマ。移民や不法滞在者があふれるバルセロナの裏社会を舞台に、
ある日突然余命2ヵ月を宣告され絶望にうちひしがれる男が、それでも愛する2人の
子どものために残された日々を懸命に生きる姿を描く。(by allcinema ONLINE)

危険・警告ネタバレを含みます。

予告編を観て、
スペイン語のビューティフルの綴りは
“BIUTIFUL”なのかーと勝手にお利口気分になっていたが、
本編を観て、それはどうやら勘違いということが判明。

それはともかく。

息が詰まりそうになる。
息が止まりそうになる。
死の、匂いがする、という作品。

鑑賞後、すっかり疲れてしまった。
でも、硬質的な疲れかな?
心地よい疲れではないし、
精神的にやられた疲れともちょっと違う。
ま、似たようなもんだけど。

バルデムさんの存在感が凄い。
彼の魅力が最大限に生かされている作品。

余命2ヶ月と宣告されて、
最初は、あとたった2ヶ月?とか思う訳だが、
その二ヶ月が、長い、長い。
絶望ばかりが襲ってくる60余日を、
よくがんばって生き抜いたよ、と思ったり。

この監督にしては、時系列の錯綜は最低限で、
かなり、分かりやすかった。
こうなったのは、場面の持つ力を監督自身が
信じられるように、あるいは、自信を持つように
なってきたということなのかな?

最初の場面で、主人公が出会う謎の人物は、
ストーリーが進んでいくうちに明かされる。
そして、ラストはその人物とどこかに向っていく。

このプロローグとエピローグは浄化された空気だけど、
本編には、死をイメージする表現が充満している。

死体の山。
電器屋のテレビに映る、浜に打ち上げられた鯨。
そして、浜に打ち上げられる大量の死体。
恐らく、一酸化炭素中毒で大量死した者達。

下層の人々。移民達。
例えば、アフリカだったり、中国だったり。
そして、彼らとスペイン人をつなぐ
下層のスペイン人が主人公の立場。
人道的には決して悪い奴ではないが、
法律上では悪事に加担してると言えないこともない。

そして、死人の有り方の表現。
死体から離れて自分を見下ろしていたり、
天井に張り付いていたり。

ということは、全財産を持ち逃げして、帰郷しようと
しようとした女性は事故死でもしたのだろうか?
自殺ということはないだろうし。

あと、ラストの主人公は、娘と話しているうちに
死んでしまったのだと映像で分からせるために、
それまで何回も死者を映像化してたのかとも思ったな。

舞台はバルセロナ、だよねぇ?
他の映画で観たような観光スポットではなく、
裏通り、ゴミ溜めのような部屋や通り。
壁の滲みまでもが死体に見えてくる陰湿な空気。

ラストの娘から主人公への笑顔には救われたかな…。

それにしても、彼なりに二ヶ月間がんばったにしろ、
何の成果も挙げることができないどころか、
トラブルに巻き込まれ過ぎで、さぁ大変。

結局、彼は子供達に何も残せなかった。
でも、きっと、父親がいたということは残せたのかな。
黒い石に託された気持ちは届いたかな。

今回気付いたことは、書いてきたようなことだけど、
きっと、他にもいろいろ仕掛けが隠されているね。
でも、もう一度観るかどうかは微妙。

死体の父親との対面。
自分より若い父親。

そして、指輪。

ふぅ。

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