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moving (movies and musicals)コミュのアンチクライスト

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映画ANTICHRIST
いすラース・フォン・トリアー

シャルロット・ゲンズブール/ 彼女
ウィレム・デフォー/ 彼
ストルム・アヘシェ・サルストロ ニック

メモ鬼才ラース・フォン・トリアー監督が、シャルロット・ゲンズブールと
ウィレム・デフォーを主演に迎えて撮り上げた衝撃の問題作。
愛する息子を事故で失った夫婦が悲嘆と絶望の中で辿るあまりにも残酷な運命を、
美しくかつ衝撃的な映像で描き出していく。(by allcinema ONLINE)

キリストさんのことを知らないと、どこがアンチなのか
分からないので理解度マイナス20%という感じでしたが、

…やばい。困った。面白い。

痛覚と感情をローレベルに抑えて、
イマジネーションと理性をハイレベルにした状態で
見えてきた風景が素敵過ぎました。

出演者は、デフォーさんとゲンズブールさんのみ。
あとは、彼らのボディダブルさん。
それと、狂気のきっかけとなる子供。

彼女は、子供を事故で死なせてしまったことを
後悔して狂気に陥るという感じだけど、
実は、子供がそれほど好きではなかったという描写が
ちらちらとでてくるところが空恐ろしい。
「あの子は私から離れようとしていた」というつぶやきや、
骨が変形するほど、靴の左右を間違えて履かせ続けたとか。
子供の泣き声が幻想ではなく、実際にいじめてたとしたら?
そして、極めつけは、目の端で子供が窓から落下するところを
捉えながらも、止めようともしなかったという映像。

でも、後悔はしていることは確かで…。
そうなると、死にたい気分だけどそう簡単に死ねないから
自分を殺させるという暴挙に出たってこと?

「まだ殺さない(not yet)」って
「殺す気なのか」という問いの答えになってるのかー?

まー、ほんとに凄い場面が続く作品なんですが、
本物の狂気って演じられるんだって思いましたわ。
すごいねーって理性的に感心。

怖いもののトップが自分ってのも分かるよ。
確かにあんたは怖いよ。

で。

ゲンズブールさんが、映像によって、映し方によって、
少女に見えたり、老女に見えたり、年相応に見えたりで
スゴいなぁと。

穏やかな表情や無垢な表情だと、少女。
疲れが見えた表情は、老女。
現実的に物事に対処している時は、年相応。

きっと、宗教的にはいろいろ深い作品なんだろうね。
キツネとかカラスとかシカとか。

そして、森がエデンの森なのも意味があるんだろうな。
彼がキリストの象徴だとしたら、キリストがエデンの森に
迷い込んでイブにいたぶられる話と思えないこともない。
(我ながらひでー解釈だw)

動物の死体もいろいろ。
それも、かなり悲惨な感じで。
どんぐりごろごろどんぐりこの屋根は空恐ろしい。

でも、森の緑はどこまでもきれい。

男と女の戦い、神と人間の戦い、理性と本能(狂気)の戦い、
そんな風に捉えることも可能なのかな。

彼女の耳奥で鳴り響いているだろう雑音がスゴかったな。
映画が終わっても、ずっと自分の耳の奥に残りました。

コメント(2)

私も、ヤバい面白い‥と思った派です。

あの2人がヨセフとマリアだとしたら‥キリストが落っこちて死んじゃったよ〜
ってレベルのキリスト教知識ですがウッシッシ

あの山小屋で2人きりで過ごすなんて。
私なら多分ひと晩もちません。怖すぎる。
クローバーMBT☆TYPE-90さん

エキセントリックな解釈(?)に賛同して頂き、ありがとうございます。

この作品、正面から受け止めようと思ったら、トラウマになりそうな
酷い作品!ですよね。
でも、斜めから観ると、意外と楽しめるかも、と。
・・・と言っても、さすがにまた観たいとは思えませんでしたが。

私も、あの山小屋で過ごすのは無理です。
『どんぐり攻撃』だけで神経をやられてしまいそうです^^;

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