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moving (movies and musicals)コミュのAKURO(悪路)(1) 2006/10/19 19:00-

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クリップ過去movingよりの移動データです。

るんるんAKURO(悪路)

メモ昔々の日本(大和朝廷が京に都をかまえた頃)の東北を舞台にして、
蝦夷(エミシ)と大和(やまと)の戦いの史実を独特の視点で描いたミュージカル。

演出・振付:謝珠栄
出演:坂元健児、吉野圭吾、駒田一、今拓哉、平澤智、藤本隆宏、西村直人
   川本昭彦、平野亙、武智健二、藤森真貴、彩輝なお 他

上演直前に、女の子の声で上演中の注意事項のアナウンス(携帯電話etc.)
が流れる。
かわいいと思う人もいるのだろうけど、たどたどしいしゃべり方が、
媚びているように聞こえてしまって(子供がというより企画した人が
という意味で)、個人的にいまいち...と思いつつ、舞台が始まる。

オープニングでは、アンサンブルの元気一杯の若者達と一緒に、
お殿様3人衆(お伽草子の語り部)の一人として吉野さんが登場。
『謎の若者』の役と聞いていたので、当分出てこないだろうなーと
思っていたから、これは嬉しい誤算w

3人のうちの1人が西村さんなんだけど、普通の顔が笑っている顔の
ように見えて、妙に楽しくなるw
西村さんはお久しぶり〜、という感じ。
「OUE HOUSE」に出演していた時は、しっかり見逃してしまったので^^;

そして、舞台が4分の1ほど進んだところで、
吉野さんが本来の役『謎の若者』が登場。
『謎』と言うからにはミステリアスな雰囲気かと思っていたら、
軽いヤツで、俗物的で、単細胞っぽくって、でも憎めない感じ。

そして、日本が舞台のはずなのに、1人だけ外国の方のような雰囲気。
(アメリカンボーイという感じ?)
衣装は、エミシ側の衣装。素性が「この土地の者」ですからw

対する坂元さんの演じる大和の小役人・高麿は、純和風な顔つきで、
こじんまりとした佇まいで、『謎の若者』と対照的な感じw

全体的に、エミシ側の人間を演じている人達は洋風な彫りの深い顔つきで、
大和側の人間は和風の平面な顔つきだったような。
えーと、素が、という訳ではなくメイクが(ということでw)。

ソース顔でwild & sexyなエミシに、
しょうゆ顔のsophisticated & domesticatedな大和という対比かな。

もう終演も間近だから(って、ここ29日に編集してます^^;)、
ネタばれちゃっても大丈夫かな?
えーと、『謎の若者』の正体のこと...。

『謎の若者』の正体は、エミシの王で大和に殺されてしまった
アテルイだったようで...、また人間の役じゃないよ、吉野さんw

あらすじの通り、高麿を導くだけの役なので、後半4分の1は
出番なし...というのが、かなり物足りない。
ラスト、歌のみで高麿とデュエットはあるけど。
(...と、初回は思ってしまったのさ。)

「オレステス」のアポロンのように、全てを無理やり力技でやり収める!
とかやってくれたら面白かったのだがw

2幕前半での“怒り”モードの歌は素晴らしかったなぁ。
意外と、踊っている場面は少ない印象を受けたな。
短くちょこちょこっとはあるんだけど...。
客観的には十分なんだろうけど、...個人的にはもっと踊ってほしい^^;

今さんは、大和側の大ボス、田村麻呂(作品上は悪役ですね)。
朝廷の権力者としてのお殿様っぷりは、見事でもあり、平面的でもあり。
...もうちょっと人間的な部分を見せてくれたりすると、
共感を持てるかもしれないけど、いまいちかなぁ。
公演中に、成長の可能性ありなのかな?

元クコール(駒田さん)の赤毛/イサシコは、...素敵!
表の顔は、大和に従順なエミシ。でも裏の顔は...という役。
大和に従順なフリをしていながら、媚びていない時も素敵だけど、
片目を隠していない時の威厳のあるお姿ったら、も、惚れ惚れです。
歌声も素敵だし。

吉野さんの『謎の若者/アテルイ』は、前半と後半とでキャラが
180度変わるから、2役分楽しめる感じ。
あ、語り部の若者(?)もあるから、3役分かw

彩輝さん(アケシ/鈴鹿)も好演してたなー。
哀しみを背負い、希望を背負い、・・・女性の象徴でもあるのかも。
(ってか、人間の女性として登場するのは彼女だけだし。
 あ、アラビアンなダンサーはちょっと登場するけどw)

ドラムソロ(もちろん和太鼓♪)が2幕で2回ほどあり。
2回とも演奏後に客席から拍手がー。
これってお約束?
タップダンスのソロで、高速繰り返し動作に入ると拍手が起こるのと同じでw
(結局、2回とも拍手が起こったのは初日だけで、他の日は
 最初の2幕のオープニングのドラムソロのみになったかな)

今回の作品は、アンサンブルの踊りが迫力があって、良かったです。
この日は席が舞台から近過ぎて、フォーメーションまでは見れなかった。
...ってか、目の前が吉野さんだと、そっちに気をとられて
舞台中央部分がおろそかに^^;

客席通路が、演出上ずいぶんと使われていて、夏に通っていた
「ダンス・オブ・ヴァンパイア」を思い出しました。
吉野さんも坂元さんと一緒に、客席通路下りがありました。
「アルちゃんルート(TdV用語?)」を使って、客席を通って
舞台に戻ってきたのかな? 
後ろの方はよく確認できませんでしたが...。
(↑違いましたね。ってことが千秋楽に分かりました^^;)

歌声は、録音(テープ)部分もあり。
舞台上の本人の口は動いていないのに、歌声が聞こえるところが
いくつか...。
そんな部分の1つ、アテルイの赤いシルエットの殺陣の場面は
かっこ良かったです。
ライトが強すぎて、顔の表情などほとんど見えないんだけど、
怒りと威厳が伝わってきました。

作品のメッセージは明快でシンプル。

相手を信じること。
人間としての尊厳をお互い認めること。
...結果はどうであれ。

というのが、初回の印象でした^^

初日のカーテンコール。挨拶は特になし。
坂元さんの「どうもありがとうございましたー」くらいかな?

カーテンコールでの吉野さん。
立ち姿が、とても役柄に似つかわしくて素敵でした。
姿勢が良いのはいつものことだけど、
足を肩幅に開いて、つま先を外側に向けていて堂々とした感じ。
夏には、ヘルベルト(ゲイの吸血鬼)だったから、なよっとした
感じで足を揃えていたのにねw

今回の舞台の挨拶では、くるくる〜と回転してから、
足を深く折ってひざまずいて、首をくいっと傾けてお辞儀♪
・・・なんて絶対にしないでしょうw

でもでも。
両脇の共演者(坂元さんと駒田さんね)の手を握って腕を上げて挨拶をする時に、
「ぎゅっ」っと手に力を込めて両脇の共演者に「お疲れ〜&ありがとう」の
気持ちを伝えていて、それは夏と同じだなって思いました。
...好きだなぁ、この動作。見ていて、心があったかくなります。

場内のアナウンスについては、劇中で子供の素性が明かされてからは
反感を持つこともなくなりました。

その女の子、他の出演者と一緒にカーテンコールで登場したものの
「あたしも、おじぎするのかなー? いつまでやってればいいのー?」
と、挙動不審状態に。 ・・・かわいかったなw

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