THE MEAGERコミュのFlowing

＊タイトルは中学生の頃に書いた小説からです。ガチで。

「今日はここで野宿か…」
グラーデタウンから7エルーテ歩いたところで俺は都合よく洞窟を見つけた。
さすがに王都ブリュンデルグには1日では着けなかったか。しかし思ったよりも足を伸ばせたおかげで次の日中には王都につけるだろう。

重たい大剣を洞窟の岩壁に立てかけようとしたとき気配を感じた。
「…面倒だな」
つぶやいて暗い洞窟に目をやる。
間違いない、まだ目視はできないが2人、いや3人はいる。
さっと大剣を抜き、洞窟へと刃を向ける。
「殺気だけは一人前だが、まずは気配を殺すことを考えるんだな」
うろたえる気配。言葉ひとつでこうまで気配が揺らぐとはまた素直で面白い。
恐らくはブリュンデルグへ向かう旅人をつけ狙う山賊か何かだろう。
よく街道で行商人が姿を消す話を聞いたことがある。

コメント(2)

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[1] mixiユーザー 01月10日 03:07

「よくぞ見破ったな…」
どこからどうみても悪人面、こういった者がこの国の評判を下げているんだろう。
「気配を感じ取るのには長けているようだが、3人も相手に勝つことができるかな！？」
そうでなくては面白くない。最近この大剣グラットンソードがうずきっぱなしだったから好都合というものだ！
「そうと決まってたら行くぞ！」

瞬時に間合いを詰めて先頭の山賊に剣を振るう。
ゴウ！
賊の手入れのいっていない曲刀はバラバラにくだけちる。そう、剣の質が違いすぎる。
ひるんだ隙に右手から下級魔法アイスエッジを放つ。賊の腹部に大きくはない氷の刃が突き刺さり、悶絶。
「てめえよくもやったな！」
他愛もない、コイツの剣技はでたらめでいとも容易くかわすことができた。
しかしコイツら、なぜ3人一緒に攻めてこなかったのか？ただのバカだろう。
殺すのもなんだから、また同じように賊の剣を叩き折り、当身を食らわせて気絶させた。
問題は、最後の一人だ。
山賊とは思えない出で立ち、もしやこいつボディーガードか？しかしそれにしては…妙だ。

「よくできるようでござるな…拙者の刀とどちらが上か…」
「…その口調、古代ヘイジョーキョの出身と見受ける。なぜこんな暗がりの洞窟にいるのだ？」
「フフ…そのことは貴殿には関係ないこと。参る。」
速い！一瞬で間合いを詰められた。
慌てて俺は後ろに下がるが時既に遅し。いや、逆に言えば間一髪か。
鋭いジョーキョの剣が右わき腹に深く刺さる。
「ぐあああああああああああ！！！」
まさかこんなところに手だれがいたとは…。
油断した、サムライと戦ったのはこれで2度目だが…。

「その傷ではさすがに満足に動くこともできまい。勝負合った。ご免！」

そのとき、

ウズいた。

ドクン！！！　　　・・・・
…この感覚は！！！あのときの！！
まずい

まずい…！！！！

「待て…ッ………サムライよ、貴様、…死にたくなければ離れろ！！！！！」
それでも不適な笑みを止めない男。
「ハハ、滑稽でござるな。貴殿よ、もっと面白いじょおくをつくんだな」

ダメだ

止めれない。

このままでは俺の命が危ない…。

すまない

「殺す気はなかったんだ」

「！！！！！？」
サムライもさすがに"ヤバサ"に気づいた。

「この気は…貴様！！！！！！まさか！！！！！」

がアアアアアアアアアアアアアアア！！！！！！！

俺の全身から魔導が放たれる。

ゴゴゴゴゴゴゴ

「…すまない」

自身の腕輪をそっと外すと、もう我慢ができなくなった。
ゴオオオオ！！！！！！
「速い！」
さきほどのサムライのスピードを上回る速度で俺は大剣を振るった。
さすがのサムライもこのスピードにはついていけなかった。
ガガガガガゴゴゴ！
刀は一瞬にして弾き飛ばされ、サムライの体も深く切り刻んだ。

「…無念」

魔導はもう止めれないんだ。
「殺すつもりはなかったんだ…。さようなら、異国の人」

魔導剣！

超導滅覇斬！！！！！！！！！！！

ドゴオオオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおオオオオオオオオオオオオオオオオン

当たったかもわからない。しかし、俺の最強剣は魔導を帯びて洞窟を完全に破壊した。
危うく俺も埋もれそうになったぐらいだ。

一刻が過ぎてようやく自身のボウソウが解けた。
もはや崩れさった洞窟。その麓で俺は自分のわき腹の治療をしていたとき見つけてしまった。

あの石を

FLOWING 序章　「魔導」　

fin

[2] mixiユーザー 03月12日 22:39

俺が眠っている間に野盗が現れた。

そいつは俺の喉に剣をまっすぐと突き立てた。

ザシュッ！ブシャー！

俺は死んだ。

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