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桜田ヒロキ ヴォーカルスタジオコミュのミックスヴォイスについて

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さてさて、先日よりぼちぼち文章を書き出していて今日は第1弾って事でお届けします。

「ミックスヴォイスって何?」と言う質問をレッスン中でもレッスン外でもよく受けます。
さて、ではみなさんの認識ではMix voiceとは何でしょうか?

まず英語で正しくはMix Voice ではなくMixed Voiceと呼ばれています。
まぁ、ですが日本語でミックスヴォイスで十分通じますのでミックスヴォイスと呼ぶ事にしましょうか。

ではそれを使う用途や目的についてお話をしようと思います。

ミックスヴォイスを使って歌うというアイデアは、これは聞いた話しなので正しいかどうかはわかりませんが、ミュージカルシアターから始まったと言われているようです。
近年ではポピュラー音楽でもそうですが、「チェストヴォイスのようなリッチで太い声で高い音域を歌う」という事が要求されます。
(声の種類についてはhttp://vocallesson.infoの質問コーナーをご参照ください。)
、、、となると間違った発声の例として日、米、英他もろもろ問わずチェストヴォイスを張り上げて高い声を作ろうとします。
クリスティーナ アギレラはあまりミックスをさせずに高音を張り上げる傾向にあります。ホイットニー ヒューストンもそうですね。日本では非常に多いのですがMr、Childrenの桜井さんはあまりミックスを使わずシャウト傾向にあります。しかしながら、この方達も100%チェストヴォイスを張り上げているかと言うとそうでもなく、歌詞の中の母音によってはミックスがきれいに成功している場合もあります。これを僕はSomewhat mixed(まぁ幾分ミックスしているって意味です。)とか呼んでいます。

でもこういった発声を続けていると聞いている人たちにとって「なんだかうるさくて不快な音」と感じられたり「2時間程度のコンサートを歌えない」そして喉に結節やポリープができてボーカリスト生命が危ぶまれる事態にもなりかねません。
(日本人は聞く側の耳が成熟していないというのもありますがこれは他の機会にお話しましょう。)

そこで先人達は「では女性クラシック歌手のような軽やかなヘッドヴォイスで発声を行うくらい負担がなく、そしてまるでチェストヴォイスで歌っているかのような力強くリッチな声で高音が出せないだろうか?」と考えました。

こうして生まれたのがミックスヴォイスでした。それによりヘッドヴォイスのようなリリース感(ヘッドに高音を解き放つ感覚)、かつチェストヴォイスのような力強さを得る事に成功をしました。
これにより楽に力強い声を得る事が出来るだけではなく、声のトーンは心地よい鋭さを持ちながらも一定の丸みや暖かさを持つ事ができ聞き手にとっても非常にエモーショナルでパワフルだけどうるさいと感じないと言う恩恵を与えてくれました。(声の質を説明をする時に鋭さと暖かさは相反していますが、軽い鋭さはマイクを通しても聞き手の目の前で歌っているような臨場感を与えてくれ、暖かさは声の太さを演出してくれます。)
また、高音域でのクレッシェンドやデクレッシェンドを可能にしたのも特筆すべき点だと思います。

実際にレッスンにいらしていいただいている方にはミックスヴォイスとチェストヴォイスを張り上げた声の違いについてはお見せしていますね。^^

ミックスヴォイスに長けているシンガーはたくさんいるのですが、初期のMariah CareyやEric Benet、Stevie Wonder(デビュー当時はかなりシャウトしていますが。)、Michael BoltonやSteive Augeri(Journeyの2代目のシンガーです。)がいます。
また日本人では小田和正さんや、Mink(たまにシャウトしますが。。。)、X−japanのToshiさん、久保田トシノブさん、ケミストリーのお二人などが挙げられると思います。

このミックスヴォイスについて僕の恩師の一人であるJohn Henny氏がおっしゃっていた言葉で、
「ミックスヴォイスを得る時に響いている感覚に頼って声を作るのは止めましょう。響いている感覚と言うのは歌手がコントロールできるものではありません。その感覚は母音のコントロール、肺から声帯に送る息の量、声帯を閉じる力加減によって得られるr最終的な結果ですから。」
というものがあります。
これには僕自身大賛成で、実際僕もこれを聞いてからプレイスメント(音を体のどこに置くかと言う意味で発声の教育現場ではよく使われる言葉です)に頼らずに発声をしてからミックスヴォイスの精度は上ったように感じます。

ちなみに僕のレッスンでは極力、「音をどこに置きなさい」とか「声もっと前に」という表現は極力避けています。
僕の目指している教育は「声をもっと前にだすためにはどうすれば良いのか」と言うところまで掘り下げているからです。

今日はちょっと難しいお話をしてしまいましたが、このトピックに関する感想や質問などがありましたらここからドンドン掘り下げてみなさんで学んで行きたいと思っています。
、、、って言うか感想や質問は次の文章を書くエネルギーになるのでよろしくお願いします。(笑)

あ。。。簡単に録音をして具体的にデモンストレーションを音源でアップするのもありかな。。。(笑

コメント(28)

凄くよくわかりましたexclamation ×2
ありがとうございますぴかぴか(新しい)
あとミックスボイスについての質問ではないんですが
風邪をひいて喉が痛いときとかはやっぱりトレーニングはひかえたほうがいいんでしょーかexclamation & question
凄く初歩的な質問ですいませんあせあせ(飛び散る汗)
さっそく書き込みありがとう!!

さて、たつのり君。
風邪で喉がはれていて声が出しにくい時って言うのは休ませるのが絶対です。
特にショウがないなら休ませてくださいね。
喉ははれていないけどアレルギーシーズンとかでなんか喉に絡む感覚がある時はあったかいお茶をまずゆっくり飲んで、リップバブルを時間をかけてやります。
そして「Goo,goo,gooエクササイズ(ぐぅーぐぅーぐぅー)」などライトな母音+g子音でタンをとったりします。
とはいえ体調がすぐれない時は休ませるって言うのはMUSTだと思ってくださいね。^^

ぷーこちゃん
はーい!いつでもまた来たい時はメッセージ頂戴ね。
わりと前から来てくれているし色々と適宜対応しますね。^^

音源はちょっと検討します。(笑
やっぱり休憩が一番なんですね電球
前からずっと悩んでたんですごいスッキリしましたわーい(嬉しい顔)
ありがとーございますグッド(上向き矢印)
たつのりくん
うん。^^
僕もちょっと調子が悪いんかなぁ〜って時は軽いエクササイズをして終わりにします。
ハードミックスとかの練習はしないですね。^^

ぷーこさん
そういってくれるとうれしいなぁ。^0^

Meggyさん
そういってくれるとすごくうれしいです!!
次の文章を作るパワーになります♪
あ。成熟していない耳っていうのは多くの場合でアマチュアの方達のお話ですので。。。Meggyさんは大丈夫だと思いますよ。^^
でもマーケティング的に考えてアマチュアの方達がCDを買ったりダウンロードするので。。。

ケリーさん
マイケル・ジャクソンについては僕は正直わからないです。^^;
それほど僕が好んで聞く音楽ではないので。。。

で、ヘッドヴォイスのローポジションという言葉も、DAISAKUさんというトレーナーとお話をした時に、少しだけ出た事があるだけなので今イチわからないです。^^;
ミックスのバランスをチェストにひっぱってくるとチェスティな声で高音が出せるのでその事を言われているんでしょうかね?
僕も大体hiCからhiDくらいですね。。。人によりますがそのクオリティでDまで開発されていればかなりよく出来る方ですよ。^^

で、逆に高音に行くにつれてどんどん後頭部側にリリースしていくと、AからBくらいまでは出ます。
ただ、正直昔は僕も高音を追求していましたけど今は僕自身が最もうたう曲で使う場所、テナーハイCの下のAくらいまでの「クオリティ」にフォーカスを置いています。
ケリーさん

男性でD音の場合、多くの場合で頭上部くらいまでリリースをするべきです。プレスダウン(チェスト側に響きを持ってくる事)を行った場合にしても口腔内に若干響きを感じ、後は頭部に感じます。
で、僕の指導方法ですが、「高い声を出すために何をする?」ではなくて「なんで高い声が出ない?」という方が近いんです。何が邪魔をしているのか?これがわからないと正直難しいです。

響きが鼻の辺りでひっかかって上にいけないというのでしたら「Gee(ギー)」「Goo(グゥ)」と言う口があまり開かない母音を組み合わせたエクササイズをするのが一般的です。

ケリーさん

音域はカテゴライズは出来てもHiGの域になってくるとこれはもう人それぞれですのでなんとも言えません。
また、ケリーさんの問題が本当にどういうものなのか、これも声聞かないとわかりません。
ボイストレーナーの仕事の大きなポイントは熟練した耳を持っているかどうかです。専門職である僕たちにとってもそれを持つことは正しい理論とあらゆる経験を積む必要があり、それは決して簡単な事ではありません。
ですので、クライアント様の自己分析が正しくない場合が多く、また文章から個々にアドバイスするにはあまりにも情報が足りなさ過ぎるんです。

ですので、一般論以上に掘り下げようとするのならもう実際にレッスンを受けていただく以外にはありません。
ですので、ケリーさんへの僕から最も適切なアドバイスはお近くで良いトレーナーを見つけていただく事だと思います。
RYOFさん
こんにちは。^^
お褒めの言葉ありがとうございます。m(__)m
そうですね。何をすれば良いのか?と言うのはレッスンで伝えていく事ですので、ここでは「知っておくとレッスンで役立つかも?」という情報を掲載していこうと思っています。
何か掲載して欲しいネタとかあったら言ってくださいね。そこから膨らませて色々書いてみようと思います。^^
レッスンについての質問なのですが、どこに書けばいいのか分からないのでここに書かせて頂きます。

先日のレッスンで普段のエクササイズでは、ヘッドよりもプレスダウンしてやった方が効率がいいとヒロキさんは仰ってましたが、プレスダウンしながらのエクササイズはヘッドでやるよりも練習後に喉に疲労感(この言葉が適切か分かりませんが、他に適切な言葉が思いつかないので疲労感とさせて頂きます)を感じる事はありますか?
それとも、これは単純に正しくプレスダウンできてないという事なのでしょうか?

また、ライブやバンド練習前のウォーミングアップとしてやる場合はプレスダウンではなく、敢えてヘッドでやった方がいいのでしょうか?
それとも、正しくプレスダウンができていれば喉に疲労を与える事無く喉を適切な状態に持っていく事ができるのでしょうか?

長くなりましたが宜しくお願いします。
ケリーさん
たくさん質問をいただいているのでちょっと保留でお願いします。
やまべさん
強めにプレスダウンするエクササイズはやはり筋力を必要とするのでやはり疲労感は大きいです。
ですので、あまりこのエクササイズばかりにフォーカスは置かないでくださいね。
週に数回、喉の調子がよい時に10数分で十分です。

ウォーミングアップに関しては僕の場合は、
軽いエクササイズで声をならしてから、スケールをまわしながらゆっくりプレスを強くしていってマックスのh状態までもっていきます。
ただやりすぎはやはり疲れますので度合いを見極めながらやるのは重要ですね。
分かりました。
ありがとうございます。
ジョシュグローバンが好きで、You raise me upを歌えるようになりたいです。

最初と2番目のYou raise me upからはじまるセンテンスの音は出せるのですが、
3番目の以降のYou raise me upからはじまるセンテンスは声が裏返ってしまいます。
ジョシュはチェストボイスで歌っていると思うのですが、トレーニングすると
歌えるようになるのでしょうか。それともミックスボイスでしょうか。

パヴァロッティ、ホセ・カレーラスやアンドレア・ボチェッリなどのテノール歌手の歌を
聞いていると、さびはとても高く、のびやかに歌っているのですが、ミックスボイス
でしょうか。
ケリーさん
それではお答えします。
しかし、やはり中身自体は前回書いた事と同じ「ここまで具体的な場合は文章での回答は難しい」となりますが、参考までに書いてみますね。

>1つ目は、ミドルでもヘッドボイス(裏声)でも息を前に吐くのか?息をなるべく吐かないようにし後ろに声を出す感じにするのか教えて下さい。

僕自身はブレスサポートと言った理論は使っていないので正直何についてなのかが今イチつかめていません。
ヘッドヴォイスは頭の頭頂部から後頭部に向かって体感しています。
ミックスは口内と頭部両方に響きは感じています。

>2つ目は、、、確実にミドルと断定できなくても良いので、「〜が出来てたら可能性あり」とか「〜の感覚があれば?」など、はっきりわからなくても良いので自己判断出来る方法はありませんか?

前項目で書いた通りですね。
ミックスは口内と頭部両方に響きは感じている場合。
母音が正しい母音で発音されている場合。響きが口のみに感じていない場合などになります。

>3つめは、、、
バラードとかを歌うときに、ミドル?の響きが強くなり抑えて出せず、声量が出たりしてしまいます…
なので、ミドルでソフトに出せる方法かコツがありましたら教えて下さいm(__)m

この事からすると息を吹く量と声帯を閉めるバランスが整っていないのかな?と思います。
息を少なくする事を気にして歌うようにしてみてください。
リップトリルも助けになると思います。

>しかも、そういう音ばかりの曲はチェスト→ミドルと切り替えが難しく苦手です…(Lovers againなど)
そこでお聞きしたいのが、ミドルの切り替え音を強くする練習方法やコツなどがありましたら教えて下さいm(__)m

ハミング等のエクササイズでチェストからミックスのバランスをよくする方法はあると思います。
しかし、トレーナーは声区をひとつひとつも見ていますが全体の大きな像も同時に見ています。ですので特効薬的に「これが出来ないからこうしなさい」とはやはり言えないんですね。^^;


で、やはり全体的に言える事なんですが、ケリーさんから頂くご質問は文章でお答えできる領域を超えており、具体的にお答えできないものになります。

ですので、やはりお近くでよい専門家を見つけられる事をおすすめします。
さんちゃんさん
Joshが好きなんですね。僕も声質で言ったらアンドレア ボッチェッリよりも好きかもしれません。

>最初と2番目のYou raise me upからはじまるセンテンスの音は出せるのですが、
3番目の以降のYou raise me upからはじまるセンテンスは声が裏返ってしまいます。

恐らくですが、1番目〜2番目のさサビは出ると言う状態は、軽い声でのミックスは出来るようですね。
3番目のサビはハードミックスと言って「チェストのようなトーンでのミックスを使っています。」したがって彼はチェストで歌っているのではなく、ミックスで歌っていることになります。

ただ、1〜2番目は歌えると言う事はミックスのきっかけはつかめているので、練習は今の方向で行い続けてよいかと思います。
必ず覚えておいて欲しいのは正しい筋肉を使ってパワーを付けるプロセスが最も時間のかかる部分なのです。あせらずにエクササイズを続けてください。

「you raise me up」の発音を「ユーリーズミーオーップ(you reese me ooop)」と言うつもりで発音してみてください。
「I am strong」の高音も「オーイイムストロング(ohy em strooong)」と言うつもりで、とにかく高音での母音は口を横に拡げず、母音を拡げない事です。

>パヴァロッティ、ホセ・カレーラスやアンドレア・ボチェッリなどのテノール歌手の歌を
聞いていると、さびはとても高く、のびやかに歌っているのですが、ミックスボイス
でしょうか。

ホセは僕はちょっとしか聞いた事がないのですが、パヴァロッティ、アンドレアは素晴らしいミックスの持ち主ですよ。^^
ヒロキさん
教えていただいて、ありがとうございます。
自分の声の状況がわかって、励みになります。

>練習は今の方向で行い続けてよいかと思います。
>正しい筋肉を使ってパワーを付けるプロセスが最も時間のかかる。
とのアドバイスいただきました。これからも頑張ります。

「ユーリーズミーオーップ」、「オーイイムストロング」の発音やってみます。

ジョシュ、パヴァロッティ、アンドレアは素晴らしいミックスの持ち主なんですね。
チェストだと思っていまして、才能のある人は違うと思っておりました。

「声帯は楽器のようなもので正しく訓練すれば、すばらしい声を出せる」と
ベルカント関連の何かの本で読んだ記憶がありますが、
自分の声がよくなれば、人生もすばらしいものになると思います。


ここに書くのが適切かどうか分かりませんが。

本日ついにプレスダウンなるものが分かった気がします。(たぶん)
今まではいくら喉仏を下げよう下げようと意識しても喉仏を下げる事はできなかったのですが、
今日喉仏を下げるよう意識して発声してみたらセカンドブリッジ以上も声質の変化が少なく、前より太い声で出せました。
いつの間にか喉仏を下げる筋肉が発達していたようです。
こんなに太く、楽に高音が出るのかと驚いております。
舌根は上がってますし、喉仏が本当に上がってないのか非常に怪しいのですが、逆にまだまだ改善の余地がある、伸び代がまだあると考えると嬉しくてしょうがありません。

これもヒロキさんとの出会いのおかげだと思います。ありがとうございます。
そしてセス・リグスの偉大さを実感しました。

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