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IT奇兵隊<地球環境を守る>コミュの第5回医療OSS協議会参加報告

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第5回医療オープンソースソフトウェア協議会(MOSS)が4/15(土)午後に九州大学病院百年講堂で開催され、参加しました内容要旨を報告します。

■主催後援
代表幹事:小林慎治氏(九州大学病院→千早病院/国家公務員組合連合会)
日本医療情報学会医療オープンソースソフトウェア研究会、福岡ORCAベンダー会、日本医師会、福岡市医師会、福岡県医師会
■セッション概要
<前半>
日医標準レセプトOSS ORCAの福岡での実績状況とORCAに接続する電子カルテ展示紹介
・ユーザの立場から(入江内科小児科医院 入江尚氏)
・事務局の立場から(福岡医師会 古川資啓氏)
・ベンダー(SI)の立場から(福岡ベンダー会 清水祐士氏)
・デモ展示製品紹介(電子カルテ3社、医療機関向け参考出展(大阪大学))

所感:ORCAの普及は、2001年11月の「日医IT化宣言」以来、当初の日医の普及計画には程遠い実績現状であり、大勢的には西高東低であり、県別にもかなり格差があって、ORCAへの理解がまだ進んでいないようです。(独自にレセコンを使っていて、ORCAそのものを知らない、知ろうとしない医療機関が多い)
医療のシロウト考えですが、電子カルテやIT化が進んでいない業務部分がORCAとDBを統合したり、電子化による操作が煩雑にならず効率化になるという評価を得るように地道に浸透させてゆくことだと思いますが、医師会への予算面などの締め付けは厳しくなってきて大変なことだと思います。

<後半>
OSS取組み実態報告、OSS製品の応用実験報告
・長崎県庁でのOSS取組みで見た実態(長崎県立シーボルト大学 堀田倫英氏)
所感:本件、コイのかつての同僚が社長していた地場のSIとして入札案件を担当し、長崎ITビジネスモデルとなった「小分け発注」方式やOSS組合せによるシステム化に難航して、大赤字工事となった経過報告を聞いていた内容に対応するもので、堀田氏自身も開発コスト大幅削減のための非現実的な小分け発注やOSSによる協調・分散開発の盲点に地場SIがはまってしまったことを述べていました。
・災害情報システム構築でのお役所発注対応の実態(コムアンドコム 木村健一郎氏)
所感:お役所は予算(はこれしかない)と成果の発表(に間に合うように工期を決めつける)で問答無用の発注をするところと心得るべし、まさにその通りです。
・オブジェクト指向スクリプト言語OSSのRuby向けの開発効率化で最近評判のフレームワーク製品Ruby on Railsによる医療現場向けアプリケーション開発実験報告(八幡厚生病院 立川察理氏)
・RubyによるORCAカスタマイズ実験報告(小林慎治氏)
所感:医療現場でプログラミング好きな先生にはRuby好きが多いのでしょうか。ORCAそのものはCOBOL100万行程で作られたOSSだが、若い先生にはCOBOLに馴染めない先生がいて、そのためにCOBOL記述をRubyなどに対応付けてカスタマイズできたらというのは興味深い発想です。ただCOBOL構文にはかなり複雑な動作表現があって、ORCAでCOBOL構文のどの辺まで使っているかで、Ruby手段の是非が問われると思います。

コメント(1)

第6回MOSSは、OSC2006Autumnに合流する予定です。

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