そして'99年待望の2ndを発売する。1stが大好きだった僕はもちろん2ndを心待ちにしていた。そして届いた2nd"THE MAN WHO"は1stとは大分趣の異なるアルバムだった。前作の気恥ずかしくなるようなロック色は消え、エモーシナョルなアルバムだったソングライティグは飛躍的に向上し良曲ばかりだったが、あまりの変貌ぶりに当時は面食らった記憶がある。
当時のpress reviews : 「もしあなたがオアシスを好きで、それでも彼らはあまりにもしょっちゅうドラッグ絡みの傲慢さやへたくそな歌詞に陥りがちだと思っていたなら。あるいは、あなたがレディオヘッドを好きで、それでも彼らの溢れんばかりのの神経質さやモダニスト的な気取りにウンザリしていたなら。『The Man Who』はまさにあなたが待っていたアルバムかもしれない。大袈裟だって?とんでもない。次の歌が楽しみでひとつの歌が終わるのを待ちきれないほどになってしまうはず。それほどまでに、アルバムの10曲はワクワクするような美しさなのである。『The Man Who』は人生の新しいサウンドトラックに他ならない」 1999年5月29日フリップサイド
「2枚のアルバムの間にトラヴィスは驚くべき速さで成長した。もう“U-16 Girls”のようなこけ脅かしなロックも、“Tied To The 90's”のようなアンセムもなく、このセカンド・アルバムでは彼らはぐっと黙想的で大人になっている。そして、それが功を奏している。トップ20ヒット確実な“Writing To Reach You”と、間違いなくそれに続きそうな“Driftwood”で、フラン・ヒーリィのソング・ライティングはトントン拍子の向上を見せている。バンドに関してはまだメロディックなビッグ・スターといったところが多いが、それは悪いことではないし、ヒーリィの声はそうしたメロウな曲に完璧にマッチしている。この一枚はしばらくの間チャートにのさばりそうだ」 1999年5月15日ミュージック・ウィーク(アルバム・オブ・ザ・ウィーク)