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★健康美CLIPコミュのノロウィルス感染症 資料   http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=13361364&comm_id=228347

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みつせ村診療所だより(11)
http://square.umin.ac.jp/masashi/dayori11.html
地域での感染症に対応するには

佐賀県三瀬村国民健康保険診療所 白浜雅司

 今年の冬はノロウィルス感染症が、マスコミで大きく取り上げられましたね。このような感染症の対策がマスコミで取り上げられる度に、感染症を油断してはいけないこと、予防への対策をきちんとしておくことの啓蒙に感謝するのですが、一方で、施設の管理不備を槍玉に挙げたり、感染症を特別な恐ろしい病気のように扱われたりすることが、医療現場に混乱を招いていることも事実です。痴呆などの老人の多い、入所施設では、ちょっとした脱水で急に命を落としてしまう方や、嘔吐したもので窒息するといった吐き出す力もない方が入所されていることが多いことは知っておいていただきたいことです。今回は、地域で流行する感染症に対してどのようなスタンスで対応すべきなのか書いてみたいと思います。

ノロウィルスの診断
 ある朝、前日に嘔吐下痢で点滴を受けた子供さんのお母さんから、切羽詰ったような声で、電話がありました。「先生うちの子は、ノロウィルスだったのでしょうか?学校の先生から、嘔吐下痢の症状で早退されたので、他の子どもへの感染の可能性もあり、ぜひ確認して欲しいという連絡がありましたので。」とのこと。
 私は困ったことになったなぞと思いました。マスコミがなぜ早く診断して、適切な対策を取らなかったかということを連日報道していましたので、担任の先生も早期の対策が必要のために確認をしたいと思われたのでしょう。その気持ちは何も悪いことではありません。でもまず大事なことはノロウィルスかどうかの診断ではなくて、その子の症状が回復しているか、他の子どもたちに同様の症状がないかの確認です。
ノロウィルスの診断は、現在外来ですぐ診断できる方法はありません。便の中のウィルスを培養して検査する方法は、数日以上かかるし、その診断料約1万数千円は健康保険も効きませんので、患者の自己負担になります。そこまでして、ノロウィルスの診断をする必要があるのでしょうか。もちろん、施設内で一度に、たくさんの嘔吐や下痢の患者が発生したら、食中毒を疑って最寄りの保健所に連絡して検査をしてもらうことは必要です。また、この寒い時期、嘔吐下痢を起こすウィルスは乳幼児嘔吐下痢症を起こすロタウィルス、インフルエンザのB型など、たくさんあります。その原因を全部検査に出していたら、いくら医療費があっても足りません。そしてほとんどの患者さんは嘔吐下痢で、ウィルスを出してしまうと1,2日で元気になるのです。

嘔吐や下痢も大切な働き
 患者さんや家族は、嘔吐や下痢をすぐ止めてほしいという方が多いのですが、嘔吐や下痢は体が、ウィルスを排除しようとしている大切な働きだから、できるだけとめないほうがいいんだよということを根気強く説明します。もちろん水分を補給できなければ脱水になりますし、特に高齢者、乳幼児では脱水がおきやすいので、飲んだり食べたりできているか、皮膚や口の乾燥状態のチェックは必須です。
 かぜや気管支炎の咳も同じです。皆さんすぐ咳を止めてくれと言われますが、もし痰を伴うような咳であれば、体が細菌やウィルスを出そうとしているのだから、咳止めで止めない方がいいよ。でも咳で眠れないとつらいから、夜だけ咳止めだそうかと話し、37度ちょっとで解熱剤がほしいという方にも、38度であっても本人がつらくないなら、熱があった方が体内のウィルスに抵抗する細胞が活性化されて早く治るんだよ。ただ耐えられる体温は、個人差が大きいので、だるくて、食事も食べたくないというような時は、解熱剤飲んだらと、インフルエンザでも安全といわれているアセトアミノフェンという解熱剤だけ出しています。
 そして本人と家族の方に注意深く状態を見ていて、悪化するような場合は、必ず明日再度受診して下さいと話しておくのです。翌日発疹が出て診断が付くことがあります。あと何を食べさせたらいいですかというのがよく聞かれることですので、食事は、下痢の性状にあわせて、水みたいな下痢だったら、ほとんど水のような、便がどろどろしてきたら少しどろどろした中身のある「おかゆ」などを与えてくださいと言っておくと、一番わかりやすいようです。

二次感染の予防が肝心
 もうひとつ大事なことが2次感染の予防です。嘔吐下痢を起こすウィルスは非常に感染力が強く、私は、患者さんの病歴から、ウィルスに汚染された火を通していない魚介類による食中毒よりも、感染者の便や嘔吐物が触れた、手や食べ物を介して人から人へ感染する二次感染の方が明らかに多いと思っています。
 そのような汚物の処理は、手袋をつけて行い、処理をした後や、外から帰ってきたときやトイレの後、調理の前、食事の前には必ず石けんで手をいましょう。下痢のあるときには、入浴はシャワーだけにするか、入浴する順番を最後にしましょう。また、1度発症すると、症状が治まっても2〜3週間は便の中にウィルスが見つかることがありますし、自覚症状のないまま、ウィルスを保有し、排泄している場合もあります。このようなことから、他の人と同じタオルを使わないというような気遣いは必要です。
 私の診療所では、熱や咳のあるような患者さんとそうでない方は診察室、点滴室を別にするようにしてきました。待合室で熱があって座っておくのもつらそうな人は、すぐ感染症点滴室に移ってもらって、早めに診察して点滴するなどの配慮をします。保育園のおたふくかぜや水痘など流行時は、診療所には親御さんだけに来て頂いて、私が車の中にいるこどもを診察にいくようにします。
日常的に、発熱、咳、嘔吐、下痢など感染症の症状がある場合、しばらく、老人の多い病院、施設への訪問は控えるのが大切なエチケットではないかと思います。最近咳をするときに口元をハンカチで覆ったり、顔を横に向けたりする患者さんが減ったということがある医師のメーリングリストで話題になりました。病気になったら、医者にかかるのは当然ですが、その医者が病気になって倒れたら困るのは、患者さんです。自分を守ると同時に、まわりの人も守るという感染症を広げないための公衆マナーはみんなが身につけたいものです。


感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
http://www.acc.go.jp/mlhw/mhw_kansen_law/kansen_index.htm

平成17年の食中毒発生状況
http://homepage3.nifty.com/takakis2/h17data.htm




ノロウィルス感染症 資料
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=13361364&comm_id=228347
食中毒 事件として有名なもの抜粋
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=5271845&comm_id=275784
Q1  「ノロウイルス」ってどんなウイルスですか? 
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=9203495&comm_id=82381

コメント(6)

<ノロウイルス>患者過去最多の1地点当たり21.8人

(毎日新聞 - 12月15日 20:00)

 ノロウイルスなどが原因で下痢や嘔吐(おうと)などを起こす感染性胃腸炎の流行が止まらない。国立感染症研究所が15日に発表した最新の定点調査結果では、患者報告数が1地点当たり21.8人と記録を更新し、過去最多となった。「警報」が発令された地域も45都道府県に上り、厚生労働省などは、手洗いなど感染予防の徹底を呼びかけている。

 同研究所によると、全国約3000カ所の小児科で実施している定点調査で、11月27日〜12月3日の患者報告数は、81年の調査開始以来最多だった前の週(11月20〜26日)の報告数(19.8人)を上回った。1週間当たりでは例年の約2.5倍だという。

 厚労省によると、1地点当たりの報告数が20人を超えると、注意喚起のため保健所単位で「警報」を発令する。15日までに発令したのは、全国570保健所中、青森、沖縄県を除く45都道府県の293保健所に上る。

 感染性胃腸炎の主な原因と見られるノロウイルスは、ウイルスに汚染された貝類を十分に加熱しないで食べて感染したり、患者の便や吐しゃ物から2次感染する。安井良則・同研究所情報センター主任研究官は「今シーズンの大流行の原因はまだ不明」と話すが、毎年流行のピークは12月中〜下旬で、患者は今後も増加すると見られる。

 感染予防のために、厚労省などは、高齢者や子どもなど抵抗力の弱い人に、貝類などの食品を十分加熱して食べることを勧める。さらに患者からの2次感染を防ぐには、食事前などに石けんを使い、流水で十分に手を洗うことが大切だ。

 また、ノロウイルスは中性洗剤では死滅しない。患者の吐しゃ物などを処理する際は、単にふき取るだけではなく、汚染された物を必ず塩素系の漂白剤で消毒する必要があるという。

 ウイルスに感染していても発症しなかったり、症状が治まってもウイルスが体内に残るため、本人が知らないうちに周囲に感染させる場合もある。安井さんは「調理に携わる人や、大勢の高齢者や子どもたちに接する機会がある人は、自分が発症していなくても、流行している時期は念入りに手洗いをしてほしい」と話している。【大場あい】
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061215i113.htm
感染性胃腸炎、全国患者数が2週連続で過去最多更新

 ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎に関し、国立感染症研究所が継続的に行っている定点調査で、11月27日〜12月3日の1週間の患者数は、一医療機関当たりの平均で21・8人に上り、前週(19・8人)に続いて過去最多を更新したことが、15日わかった。


 同研究所は、全国約3000の小児科医療機関から、感染性胃腸炎の患者数について毎週報告を受けている。今年は、10月半ばから流行し始め、11月上旬以降、患者報告数が急増。当初は西日本に患者が多かったが、関東や北陸での増加が目立つようになり、流行は全国に広がっている。

 都道府県別では、今回、福井(45・2人)、富山(43・2人)、群馬(32・8人)――などの順で多かった。
(2006年12月15日21時9分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061215i215.htm
都の食肉検査職員7人、ノロウイルスに集団感染

 東京都福祉保健局は15日、食肉処理された牛や豚の枝肉を検査する都芝浦食肉衛生検査所(港区)の職員のうち少なくとも7人が、ノロウイルスに集団感染したと発表した。


 港区内の飲食店で忘年会をした際に出た料理がウイルスに汚染されていた疑いが高く、都は同日、忘年会に参加した職員46人を食肉検査から外した。同局では「検査した枝肉が汚染されている疑いはない」としている。

 同局によると、職員らは今月8日の忘年会直後から下痢などの症状を訴えた。便からノロウイルスが検出された7人のうち3人は、14日まで食肉検査にあたっていた。11日には10人が体調不良で休んだが、ノロウイルスによる感染とは気付かなかったという。

 同局は「健康確認のうえ、手袋の着用や手洗い、エアシャワーなど厳重な管理をしており、検査済みの肉は汚染されていない」として、肉の回収などは行わない予定。

 この飲食店では、ほかのグループの客も食中毒とみられる症状を訴えているが、同局では「感染源と特定できていないので公表できない」としている。
(2006年12月15日23時3分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061215it11.htm

中学駅伝選手6人入院、ノロウイルスで胃腸炎?…山口

 山口県教委は15日、全国中学校駅伝大会に出場するため山口市内のホテルに宿泊していた6道県の男女計8チームの生徒46人と引率の教諭4人が、感染性胃腸炎とみられる下痢や嘔吐(おうと)、発熱などの症状を訴え、うち長野県の男子6人が入院したと発表した。


 ノロウイルスが原因の可能性もあるとしている。

 大会は16日に同市で開かれるが、生徒が出場できるかどうかは同日朝の体調で判断するという。

 症状が出たのは、「ホテルかめ福」に12、13日から宿泊していた北海道、青森、福島、長野、愛知、高知県の男子26人、女子20人。教諭は北海道などの男女各2人。同ホテルには8都道県の12チーム141人が宿泊。14日夕に大広間で一緒に夕食をとったが、同日夜から症状を訴える生徒が出た。

 発症者は2、3階の宿泊者に集中していることなどから、食中毒の可能性は低いとみられる。駅伝関係者以外の宿泊客も約60人いたが、症状は出ていない。
(2006年12月15日20時36分 読売新聞)
http://www.asahi.com/special/061215/TKY200612160130.html

45都道府県で警報 ノロウイルス全国に拡大
2006年12月16日11時12分

 国立感染症研究所は、ノロウイルスなど感染性胃腸炎の定点調査を行っている。最も新しいデータで、11月27日から1週間に全国約3000の小児科医療機関から報告された患者数は6万5638人に達した。1施設あたりの患者数は21.8人で、2週連続で過去最高を更新している。厚生労働省によると、青森と沖縄を除く45都道府県の293保健所管内で、注意喚起の「警報」を出す基準値(1施設あたり患者数20人)を超えた。

 感染性胃腸炎の全国拡大を受け、柳沢厚労相は15日の閣議後会見で、「非常に懸念される。予防の観点から関係機関への周知を図っている」などと述べた。

 亡くなる人も全国で相次いでいる。ただ、ノロウイルスの感染が直接の死因になることは少なく、吐いたものがのどに詰まって窒息したり、肺に入って肺炎になったりして死亡するケースが多い。今年の大流行について感染研感染症情報センターの松野重夫・主任研究官は「これまでと違う型のウイルスの可能性がある」と指摘。免疫のない人が多いため、感染しやすいという。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎、過去最高値を記録

2006年12月16日09時55分

ノロウイルスの人から人への感染経路


 この冬大流行しているノロウイルス(NV)による感染性胃腸炎が、過去最高値を記録した。国立感染症研究所が遺伝子型などの分析をしたところ、これまで多かった生ガキなどによる「冬の食中毒」ではなく、「人から人」への感染が中心になっていることが明らかになった。感染研は、この変化が異常流行の原因の一つとみて、手洗いや汚物処理など「人から人」感染の対策を徹底するよう警告をしている。

 15日に感染研が発表した「感染症週報」によると、全国約3000の小児科医療機関から報告された患者数は平均21.8と、統計を取り始めた81年以来の最高値を記録した。昨年同期の1.8倍になっている。

 NVによる感染性胃腸炎は例年、11月から3月にかけて多発する。感染研によると、前々シーズンと前シーズンは、感染経路が分かった集団感染事例の半数前後が食中毒によるものだった。今シーズンの感染経路別の統計はまだ出ていないが、感染研の岡部信彦・感染症情報センター長は「明らかに、食中毒とは無関係な、人から人へ感染している症例が多い印象を強く受けている」と話す。

 NVには30種以上の遺伝子型がある。感染研によると、例年は様々な型があまり偏ることなく検出されるが、この冬の集団感染では、15日までに遺伝子型の分析結果が判明した14件はすべて、GII4という型だった。この型は、主に人から人へ感染する特徴を持つことが知られている。

 人から人への感染は接触によるもののほか、空気感染もある。今月上旬、東京・池袋のホテルで、客や従業員ら347人が発症した事例は当初、食中毒とみられていたが、池袋保健所の調査で、微量の吐物から漂いだしたウイルスが原因だったと分かった。

 同保健所によると、1人の客が3階と25階の2カ所で吐き、ホテル側はじゅうたんを普通の洗剤を使ってふいたが、3日後、3階と25階の利用者を中心に、下痢や嘔吐(おうと)を訴える人が出始めたという。共通の食べ物がないこと、3階と25階に集中していることなどから、取りきれず残った吐物からウイルスが空気に広がり感染を起こしたと結論したという。

 大阪府立公衆衛生研究所の依田知子主任研究員によると、人から人への感染ルートを断ち切るには、十分な手洗い▽吐物処理の際、手袋とマスクをつける▽汚物は密閉して捨てる▽塩素系漂白剤で消毒――などの対策をとる必要がある。

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