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PRIDE KICHIGUYコミュのUWF

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UWF

理想はときに、大きな傷跡を残していく。

そしてときに、計り知れない、狂喜の集合体となる。



理想という呪縛に囚われた二人。

その歴史を語るには、あまりにも時間がない。



あれは20年前。

UWF。

若者たちが抱えた、蒼き理想。



その刺激的な空間に、人々は酔いしれた。

そこに、格闘技の桃源郷を見た。



瞬く間にUWFは、社会現象と化した。



そして、

眩い理想に幻惑された二人の若者。

正統派、「U」

孤高の天才・田村潔司



男の格闘技人生は、「U」から始まった。

青春の全てを「U」に捧げ、「U」しか語らず、「U」しか信じない。

誰が呼んだか、「孤高の天才」。





狂った、季節・・・。





急進派、「U」

蘇ったサムライ・船木誠勝

新日本プロレスから引き抜かれた、スター候補。

だが、強さへの飽くなき欲求は、留まることを知らなかった。

船木は、時としてリングさえも拒絶。



「これは本当の戦いではない・・・」

「これは最強ではない・・・」



ファンが抱く幻想。己の理想。リングでの現実。

全てが懐疑していた。



ただ、本当の戦いがしたかった。



あらゆる狂信的集団がそうであったように、内ゲバを繰り返し、2年半で崩壊。

最愛のリングを失った田村は、

「U」の魂を胸に、戦い続けた。



そして、2002年には、

憧れの存在、高田を介錯。

あのときは、まだ「U」の幻想は確かに残っていた。



一方。



船木は、24歳にして、団体を旗揚げ。

より過激なルールの中で見出した、己の理想。



敗北は即ち、「死」であると覚悟していた。



だからこそ、あの日。



リングに別れを告げた。



時は流れて、21世紀。

進化を遂げた格闘技の中で、UWFは完全に過去のものとなった。

狂った季節を生きた男たちは、

リングを離れ、それぞれの道を歩んでいる。





しかし、燻り続ける、二つの炎。







田村は、船木との戦いで、「U」という人生を守り続ける。



船木は、田村との戦いで、「U」という過去を清算する。





今更、戦えるのか。





伝説、



UWF、



完結。





コメント(2)

こんにちは!

自分、この煽りの後の船木さんの入場で、堰を切ったように大泣きしてしまいましたね・・・

あの時の船木さんは、まるで処刑台に向かう人に見えました。


あの57秒は、生きていた時代がズレていたが為の不幸だと思っています。

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