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R.シュトラウスコミュのゼンバーオーパーの薔薇の騎士

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去る11月18日、23日、25日神奈川県民ホール、NHKホールで上演されたドレスデン国立歌劇場の「ばらの騎士」の公演感想を見たくてこのコミュニティに入会したのですが、UPされません。ご覧になった方の感想を伺いたいのですが。
 私は、この春3月中下旬にかけてドレスデンゼンバーオーパーで公演されたR・シュトラウスオペラフェステバルに行き「無口な女」「平和の日」「アラベラ」「ダバエの愛」「サロメ」「影の無い女」「ナクソス島のアリアドネ」「エレクトラ」「ばらの騎士」を観てきたので、来日公演では、「タンホイザー」のみしか観ていません。日本公演では、ゾフィーこと森麻季、ファニナルことヨアヒム・ケテルセン以外は配役が変わっており、よりスター性の高い歌手が出演したようで、特に元帥夫人のアンゲラ・デノケに注目していたのですが、どうやらデノケは来日せず、「タンホイザー」でエリザーベトを歌ったアンネ・シュヴァンネヴィルムスが元帥夫人を歌ったと友人からききました。
 そこで、私の「ばらの騎士」を観た感想ですが、歌唱とオケは流石名門ドレスデン・シュタッツカペレの上演と感心しましたが、ラウフェンベルクの演出には首を傾げるところが多かったと思います。
 1幕は元帥夫人の豪奢な寝室であるはずが、色あせたカーテンの古ぼけた部屋、男女が突然駆け込んできて、衣服を床に脱ぎ捨てベッドインする。モーテルに駆け込み情事にふける男女と見間違いそうになったのですが、それが元帥夫人とオクタヴィアンでした。魅惑的な主題が男女の満ち足りた官能を表現するR・シュトラウスの音楽とは全くミスマッチです。2幕の成金フォン・ファーニナル邸は、けばけばしく飾り立ててあり、驚いたことに銀の薔薇の献呈式に薄汚いカメラマン等7,8人が現れ、フラッシュを焚き写真を取りまるのは、興ざめでした。3幕の男爵をわなにかける数々の仕掛けもオクタヴィアンとやり取りも面白かったのですが、演出が繊細と陰翳に富んだこのオペラに似つかわしくないと感じました。勿論準・メルクル率いるドレスデン・シュタッツカペレのこれぞ本家本元といわんばかりの端麗、かつ憂愁を帯びた管弦の音色には大満足でしたが。

コメント(6)

デノーケが来なかったのがショックで,特に感想など書きませんでしたが,
11/23の公演は,第2幕まで少々低調でした.
第3幕では,案外持ち直したので,満足できましたが.
(期待が大きすぎたのかも?)

シュヴァンネヴィルムスは,マルシャリンには,まだ少々生硬な感じで,
演技はよくても,歌の成熟を待ちたいところ.

ルイージの棒も,少し性急さがあって,余韻に乏しいのがちょっと
好みには合いませんでしたが,細部のオーケストレーションが
はっきりわかったのは凄いの一言.
事実,翌日の「サロメ」は息もつかせぬ爆演(^^;でした.

演出は,前奏曲の芝居は蛇足でしたねぇ.
あれ,音楽がすべてを描写していますから.
夜明けのチョコレートで,幕が開けば十分でしょう.
演劇出身の演出家ですから,いろいろやりたいのだとは思いますが,
結果としては何も出てこなかったのかも知れません.

ゾフィーは,もう記憶に残ってません(苦笑)

#それにしても「サロメ」は凄かった.
私がドレスデンで観た時は、サロメがエファ・ヨハンソン、ヘロディアスがダグマー・ペッコーヴァでしたが、日本公演では、サロメがカミッラ・ニールンド、ヘロディアスがガヴリエレ・シュナウトですね。ニールンドのサロメは、どのような歌唱だったのでしょうか、私はヨカナーンのアラン・タイトスにはあまり満足できませんでした。それに演出がシュトラウスの凄い音楽にミスマッチで、楽しめませんでした。何故、ヨカナーンがプールサイドなどに居るのか?あれでは、古井戸の底でヨカナーンの首を切り落とされる時の沈黙と切迫した恐怖の音楽が全くマッチしません。7色のベールの踊りに執着はしませんが、それに代わるアクションにどんな意味ががあったのか?ムスバッハの演出には閉口しました。
ドレスデンのオペラフェステバルに行く前にベルリンシュタッツオーパーの舞台裏を見学させて貰った時、日本人のスタッフがベルリンでもムスバッハの演出には不満が多いと言っていました。サロメは、1992年のザルツブルク音楽祭の素晴らしい上演(サロメ《キャサリン・マルフィターノ》ヨカナーン《ブリン・ターフェル》)、が記憶に残っていて、つい厳しい見方になってしましいます。
ムスバッハの演出,確かにどうしようないヘンテコリンなのもありますが,
私はこの「サロメ」は良かったと思いました.
確かに,ある意味,保守的な聴衆へは挑発的ですが,シュトラウスの音楽と
相容れないとは感じませんでしたし,むしろ,部分では音楽を補ったり,
あるいは本質を提示したのではなかかったと.
こればかりは,受け手によりますので,何とも言えませんが(^^;

ニールントは,ヘロデに執拗に「首」を要求する場面だけでも,
完璧なサロメを演じ,歌っています.
シュナウトも,10年前と比べれば声の深みがなくなりましたが,
どうして立派な母(あるいは女)でありました.

さらにルイージも,強烈な音響をオケから引き出しつつも,
けして濁ったり潰れた音を出さなかったのは流石.
やっぱり,ドレスデン侮りがたし,でした!
12月にNHKホールでやった「ばらの騎士」の国内盤DVDが発売されるみたいですね。
その他の演目も出るといいのに。
サロメは日本公演ではないですが、プレミエのときのARTEのテレビ放送がありましたから、映像記録としてはありますし、いつか市場に出てくるかもしれません。指揮はナガノでサロメはヘルリツィウスのほかは、来日公演とほぼ同じキャストのはずです。
なるほど!
では、DVD化に期待ですね。タンホイザーにも期待です。

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