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THAT'S Iターン プロジェクトコミュの異色獣・論

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田植えをしてきました。

写真を撮るのを忘れたので
また、写真載せます。


この時期、行恒では田植えシーズンまっただ中。
水を張った田んぼから、爽やかな風と
カエルの狂ったように鳴く声が
我が家に四六時中届きます。



昨今の高齢化社会の影響で
米が作られていない田んぼが目につきますが、
地区の若手が(平均年齢60歳)それをフォローしています。

知っている人も多いと思いますが
”たんぼ”として在る土地で何もしないとお金を取られるのです。
よく見かける「コスモス畑」等は税金対策ですね。

しかし
体力の限界を感じた田んぼ所有者は
担い手も見つからないまま、田んぼを荒れ地にしてしまいがちです。
1年やそこら、ほっといたって
雑草の子孫をまき散らす田は、他の田に悪影響なのです。

そこで
そうゆう人たちは私の父のような若手に
田んぼを受け渡し、無償、またはわずかな礼金で
田んぼを作らせているのです。

最初は一反(約10メートル×10メートル)
しかなかった我が家の田んぼも
ここ数年で一丁(一反の10倍)を超すようになりました。

還暦を過ぎてまだまだ獣のように体力がある父も、ころんで肩を痛めてしまい
ニート真っ盛りの私に田植えの矛先が向かったのでした。

余談ですが
肩を痛めた父が通う整骨院には、この時期知り合いにしか出会わないそうで
”どこそこの某は、どうして骨を折った”だの
”作業中動けずに溝に座り込み、通りがかりの誰それにネコで運ばれた”
だのを聞いてきては愉快そうに話しています。

怪我が笑い話になるのは大田だけだろうと思いますが・・・





そんなわけで
田植えをしてきたのですが
この作業は清々しい反面、とてもめんどくさく、
長靴が重たいので、初日はぐったりしてしまいました。

興味のないひとは読み飛ばしてもらっていいですけど
稲を育てる行程をざっと説明すると

1.4月上旬苗作り

2.5月上旬までに田をおこし(耕す)、水を張る

3.水を張った田んぼを代搔き(べちょべちょにする)

4.前日に水位を調節し、田植え

5.機会で植えきらん箇所を手植えする

その後は、一定の時期まで水位を調節し、
必要なら、雑草の駆除。

ちなみに田んぼへ流される水は
田んぼの位置によって順番と、流し込んで良い時間が決まっているのです。
したがって蛍がいなくなる時期までは
田んぼに着きっきりで暮らします。

そしてその年の気候を予測して
肥料の量を見定めないと、台風で稲穂が寝込んでしまうので
稲刈りまでの行程はとても気を遣います。

8月下旬から
9月中旬までが稲刈り時で、前は束ねた稲を
田んぼに組んだ木材に吊るし干ししたのですが(俗にハデ干しとゆう)
機械乾燥でも、最近のやつは性能が良いらしく
味にも変わりがないので、行恒ではもうハデ干しは衰退しました。



一昔前は
手作業が多かったことも
いまでは機械作業が多くなり、
メンテナンスや、燃料費を考慮すると
収入はほぼマイナスになることが多い。

年々、米の値段が30キロに付き1000円も下がってきており、
稲作は、日本の主食を支えている大事な”産業”のはずなのに、”趣味”の領域に達してきている。

これから
稲作の先輩達が天に召される前に
次の世代に伝えていくことが大切ではないだろうか

折しもオーガニックブームで
スローフード風が吹いている今
”大人の農村留学”を企てようと思っているけど、
昭和の頑固親父的大田市がそれに乗ってくれるかどうか・・・・

コメント(4)

ネコで運ばれるに爆笑。
大田人なので、人の不幸万歳です。笑
ネコはいい遊び道具だったが。
あぁ、帰りたい!
「他人の不幸がご馳走」

大田市のキャッチフレーズに。



盆は
待っていますぴかぴか(新しい)

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