代替医療塾 by アクアドクターコミュの英雄医学の時代

１７８０年代～１８５０年代の約７０年間は、
かなり過激な医療が盛んであったため、

「英雄医学の時代」

と呼ばれています。

その当時の最新の治療は、
「瀉血　しゃけつ」
だったのです。

英雄医学時代の正統的医学は、女人禁制の大学で、
極端な男性優位主義でした。

その中の、ウィリアム･カレンという物理学者が、
英雄医学の理論的指導者のひとりでした。

彼は、あらゆる症状は一つの原因、つまり、
悪い血液から生じているという理論でした。

したがって、治療法はその血液を取り除けばいいという、
非常に一元論的な考え方でした。

すなわち、この時代の治療法は、
血管に傷を付けて、血をだぁ～っと流すという、
「瀉血」が主流だったんです。

かのジョージ･ワシントンも、この治療を受け、
都合1.9リットルもの、瀉血が行われたそうです。

「血液がドロドロと粘ってきたぞ！」
と医者は叫び、瀉血を続けたそうです。
つまり、脱水症状に陥っていた大統領を死に追いこんだのが、
医師そのものだったのです。

この時代にとって瀉血は、最良の医療と考えられていました。

僕らが生きる現代の治療が果たして最良なのか？

１００年後には、ハッキリとするのでしょうね･･･

Dr.AQUA

コメント(5)

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[1] mixiユーザー 06月15日 23:47

＞DrAQUAさん

こんばんは、検索してここに来ました。
宜しくお願いします。

その頃はそんな治療が最新治療だったのですね。
Drたちは未知の分野に大変興味がある方が多いと聞きました。

最新医療と言えば、透析医療もほとんど淘汰されてしまい、Drたちの興味の無い分野になってしまいました。

厚労省の透析いじめも、益々きわどくなってまいりました。
これから透析医療に携わろうとするDrは出てくるのでしょうか？

[3] mixiユーザー 06月17日 23:45

reeさま

去年行った韓国で開催された『自然治癒力増進国際会議』でも吸玉療法のワークショップが開かれていました。皮膚に水泡が出来るので、一寸体験する勇気がありませんでした。韓国ではプハンといって有名な治療のようです。

[4] mixiユーザー 06月20日 01:08

　昔のこととはいえ、
無知って恐ろしいですね。

＜あらゆる症状は一つの原因、つまり、
＜悪い血液から生じている

　これは、ある意味正解かもしれませんが、
その解決法がコレなんて…。→無茶な「瀉血」

　でも、もしかして
コレに近い無知治療が、今も違う形で
行われているのかもしれませんね。

危ない治療を避け、本当に身体にいい治療方法を見つけるため
地道に勉強していきたいと思います。

アクアドクターさま、
身近に役立つ健康情報なぞ
どうぞ教えてくださいね。　

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