ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ビッグイシュー応援プロジェクトコミュの問題

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
友人の温泉さんが日本が問題解決にあたる場合の話を書いていたのですが、とてもいい文章だったので許可を得て転載させてもらいます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下コピペ

■保育所が永久に足りないであろう理由
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090408

■あなたの知らない貧困
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090407

■若者的なる者が消費する”という概念
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090326


上記は多分、日本人に顕著な問題。

論理で考えると、解法の手順は


■何かしらの問題が起こる。

■問題の原因は何かを観察・分析する。 

■問題の原因に対する処方を考えて、実行に移す。

■問題の低減、あるいは解決。

でも実際には、そうそううまく行かない。
上記の四つの手順に於いてどの部分でそれが阻まれるのかというと、

以下の二点が特に大きい。

■問題の原因は何かを観察・分析する。
■問題の原因に対する処方を考えて、実行に移す。


こういう事が諸問題に付きまとうのって、日本だけの事情なんじゃないかと
常々思う。


少子高齢化や働く母親なんて、フランスではとっくの昔に制度完備して、
人口問題でも、雇用の維持なんていうのも明確に実効的な政策を
打ち出している・

■−フランスの出生率はなぜ高いのか−
http://www.esri.go.jp/jp/archive/hou/hou020/hou012.html



その、問題から逃避する理由を「何故を5回くりかえす」という概念で考えてみる。
http://www.blwisdom.com/word/key/100680.html


なぜ、日本人に諸外国のような問題解決が出来ないのだろうか。

同じ問題を享受する考え方の違う層が互いにチェックしあわないから。
互いに牽制しあわないから。その事への理解と認知がないから。


ではなぜ、互いに牽制しあわないのか?

他人事に口を挟むのはみっともないという意識がある。
問題を解決するにあたって、自分が動くのがめんどくさい。
誰か他の人にやってほしい。自分は享受する側だけでありたい。


ではなぜ、享受する側だけでありたいのか?

そんな自分から働きかけることをしたことがない。
作るのは大変そう。失敗したら低い評価をされそうで怖い。


ではなぜ、失敗したら怖いのか?

何かの対立を起して、失敗したときに孤立したらつらい。
その意図を受け止めてくれる理解者がいなくなったら悲しい。
成功経験がない。
大きな失敗をするという経験を積んでこなかった。まわりも
積ませなかった
失敗からの回復という経験も当然ないので、必要以上に
失敗への恐怖がある。


ではなぜ、経験がないのか?

「村八分」っていう考え方に代表されるように、
http://gogen-allguide.com/mu/murahachibu.html
対立や失敗に対する寛容がない傾向が日本にあるから。

昔の日本は人口の流動性が低く、顔見知りであることに
安心するという心性と、心の平穏のため、なるべく対立を
避けるような習俗ができた。
人口流動性の高く、対立が日常的な諸外国と比べ、
「我慢強い」国民性が出来上がった。

その中では、皆と同じに振る舞い、従うことが美徳なので、
対立は調和を乱すものとして忌避されてきた。

その傾向は「三年寝太郎」という民話が判りやすい。

■三年寝太郎
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B9%B4%E5%AF%9D%E5%A4%AA%E9%83%8E

村にとっての「マレビト」(http://www5.big.or.jp/~yu_k/b/b2.html)が、
村にとって異なる存在であるが故に、村の意識的な縛りを易々と超えて、
問題を解決してしまうという物語である。

今もその心性というものは至るところに見られる。
カルロス・ゴーン社長就任以降に見られた日産の回復経緯を見るに、
「問題解決の為の対立を起こすなら、余所から来た他人に任せる。」
という意図が見える。

*************************************************************************

というかんじなんだろうか。


いまのやり方、考え方に問題があったとしても、
それをとことん突き詰める為の「納得と覚悟」が
現在の不況事情でも日本には未だ醸成されないので、
もっと世相は悪くなるんだろうな。

痛みが動機、失敗が反省を皆に促す為には、
傷ついた個人を受け止めてくれる人や場所、そして
制度が必要。そうでなければ、人は失敗を恐れないように
試行錯誤することは出来ない。

恐ろしく不況になった後、政府と国民の協力によって、
社会制度の明瞭化と国民生活の安全措置に成功したスウェーデンのように、
日本はなれるだろうか。

■働きたい者には等しく機会を与える
“障害者集団”、スウェーデン・サムハルの驚愕(1)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090114/182649/

痛みの果てに、どのような「納得と覚悟」を僕らは選択するのか。
その未来は明るいだろうか。

その過程で対立も起こるだろう。
そして僕の日常でも対立をしなければ、問題も明確にならない事は多々ある。
けれど、文句を言うだけの対立は何も生まないので、提案をセットにした
対立をしていきたいと常に願い、実行してゆこう。


それだけが、僕の納得と覚悟。





コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ビッグイシュー応援プロジェクト 更新情報

ビッグイシュー応援プロジェクトのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。