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気になる韓国語〜中級上級者向けコミュの【雑記帳】道路標識

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初級の部類に入る単語ですよね。

「도로표식」でしょ?簡単、簡単!。。。と流してしまいそうになりますが。。。

正しくは「도로표지」なんですねぇ。。。

「知識」は「지식」、「認識」も「인식」、「識別」も「식벽」、「識」は基本的に「식」です。

しかし、「標識」の場合のみ「표지」と「지」の音になり、「표식」は「誤り」とされています。

玉篇(韓国の漢字字典)で「識」を調べてみると、確かに「식」と「지」の2つの音があり、日本の漢字字典でもそれに呼応するように「シキ」と「シ」の2つの音があります。さらに中国語にも「shi」「zhi」の2つの音があります。

どのように使い分けるかというと、「식、シキ、shi」の音の場合は「知る、見分ける」、「지、シ、zhi」の音の場合は「記す、目印」と、音によって意味が変わることがわかります。

この理屈でいけば、「標識」は「目印」ですから韓国語のように「표지」と読むのが正しいと言えます。日本語でも本来「ヒョウシ」と読むべきでしょうが、なぜ「ヒョウシキ」と読むようになったのかは謎です。

では、日本語で「シ」と読む場合はないのかと言うと、ちゃんとあります。
「識文(シブン)=鼎(かなえ)に刻んだ文字」「識語(シゴ)=写本・刊本などで、本文の前またはあとに、その本の来歴や書写の年月・氏名などを記したもの」「款識(カンシ)=署名、捺印、銘文」などがそうです。いずれも「記す」という意味を含んでいますが、あまり馴染みのない言葉ですね。

韓国語で「標識」以外に「識」を「지」と読む例は「謹識(근지)」ぐらいしか見つけられませんでした。手紙の最後などに「謹んで記す」という意味で使うようです。

それにしても、初級単語の思わぬところに落とし穴がありました。

これぐらい상식(常識)だろうと自分の지식(知識)を過信し、표지(標識)を표식と書いて식별(識別)もできないようでは、인식(認識)不足の자의식(自意識)過剰だと면식(面識)のない人からも천식(浅識)を笑われてしまいますねあせあせ

コメント(10)

他に挙げるとするならHJWさんのような人を指す、박문강지 (博聞強識)があります。ただ、韓国ではこれも「博聞強知」と書かれてしまうんですよね。
日本では「はくぶんきょうし」が正しい読みのはずですが、「はくぶんきょうしき」が通用しています。さらに博覧強記とごっちゃになって、博聞強記と書く人も少なくありません。

他に지と読む例としては、款識 관지 があります。銘文という意味ですが、日常で使われる可能性は極めて低いですよね。

最近悩ましいと思ったのは「更」の読みです。
契約更新は계약경신
記録更新は기록갱신
更衣室は경의실
でいいはずなんですが、韓国人でも結構混乱している人がいますね…。
文書は경신だと思うんですが、データの更新については갱신を使う人が多いようです。
>无さん

確かに「更」の読みは迷いますね。
韓国人の関心も非常に高いようで、私の手元にある韓国の本の多くにも「갱신か경신か」というトピックが載っています。
それらを細かくご紹介する前に、まず大前提として、全ての辞書や文法書などで解釈が一致しているのが
「갱」は「다시」つまり「もう一度〜する」という意味で、
「경」は「고치다」又は「바꾸다」つまり「直す、改める」「交換する」という意味だということです。

もう少し詳しく説明すると
갱は古いものを完全には捨てずに、古いものに「追加」したり、「延長」したりして新しくする場合に使い、
경は古いものは捨ててなくしてしまい、全く新しいものと「置き換える」ことで新しくする場合に使うようです。

では、1つ1つの単語の意味を考えながら検証していきましょう。

■「갱」と読むもの
갱년기(更年期)・・・年齢を「追加」する時期
갱독(更読)・・・「もう一度」読む
갱문(更問)・・・「もう一度」問う
갱문(更聞)・・・「もう一度」聞く
갱발(更発)・・・「もう一度」発生する
갱봉(更逢)・・・「もう一度」逢う
갱생(更生)・・・「もう一度」生きる
갱선(更選)・・・「もう一度」選ぶ
갱소(更蘇)・・・「もう一度」蘇る
갱소년(更少年)・・・「もう一度」少年のように若くなる
갱위(更位)・・・「もう一度」位に就く
갱진(更進)・・・「もう一度」進む
갱짜(更짜)・・・「もう一度」性関係をもつ

■「경」と読むもの
경개(更改)・・・古い決まりなどを新しいものと「交換する」
경시(更始)・・・「改めて」始める
경의(更衣)・・・衣服を新しいものと「交換する」
경장(更張)・・・「改めて」拡張する
경정(更正)・・・「改めて」正す
겅정(更定)・・・「改めて」定める
경정(更訂)・・・文章などを正しく「改める」
경질(更迭)・・・ある地位にいる人を他の人と「交換する」
변경(変更)・・・変えて「改める」

いかがでしょうか?
やや「こじつけ」ととられる部分もあるかもしれませんが、だいたい「統一性」は保たれているのではないでしょうか?
(続く)
さて、上に列挙した中で、敢えて割愛したものがあります。
それが一番の問題、「更新」です。
「更新」には「갱신」「경신」の2つの読み方があり、基本的には上に示した意味の違いを踏襲しています。
つまり、
「갱신」と読む場合は、古いものを完全に捨てて新しいものと置き換えるのではなく、古いものに「追加」や「延長」を加えることでその一部を新しくすることを表します。
具体的には「계약(契約)」や「운전면허(運転免許)」「비자(ビザ)」などです。
これらは、古い契約や運転免許が完全に無くなるわけではなく、内容はそのままに期限だけが「延長」されると解釈できるからです。
これに対して、
「경신」と読む場合は、古いものが新しいものに「置き換わる」ことを意味します。
具体的には「기록(記録)」「주가(株価)」などです。
これらは、古い値が新しい値に取って代わられ、消滅すると解釈できるからです。

このように、私の手元にある書物には全て「契約」は「갱신」、「記録」は「경신」と、无さんの説とは逆の説明が載っていますが、同時にこれらを混同して誤用している人が多いとも書かれており、无さんの周りの韓国人も人によって갱신と경신の使い方にバラつきがあるものと推測されます。

又、油谷幸利先生は「かつては契約は경신、記録は갱신と読むとされていたが、最近では逆に갱신を法律用語とコンピュータ用語に限る傾向があるようだ」と書かれていて、以前は无さんが言われる読み方をしていたが、現在では法律用語(つまり契約などを指す?)は갱신と読むようになっていることをうかがわせています。
无さんが言われる「文書」には「경신」を、「データ」には「갱신」を使うようだとの指摘については、「文書」は紙に印刷されたものを物理的に「直して」別の文書なり内容と「置き換え」、古いものは「捨てる」から「경신」であり、「データ」はパソコン内にあるものを画面上に呼び出して、部分的に追加などをしたあと上書き保存して新しくするから「갱신」だと解釈することもできますが、ちょっと「こじつけ」でしょうかね?

最後に、もっと「こじつけ」ともとれるものの、「갱」と「경」の違いを、同じ「契約」にひっかけて解説したものがありますのでご紹介します。

・주택의 전세금을 5000만 원에서 6000만 원으로 올리는 등 기존 조건에 새 조건을 덧붙이거나 빼 계약서를 작성하는 것은 「경신」이고, 계약기일이 다 된 전세계약서를 기간만 연장해서 재작성하는 것은 「갱신」이 되는 것이다.

【出典】
・나만 모르는 우리말 (국어단체연합 국어상담소)
・이젠 국어사전을 버려라 (장진한)
・쓰면서도 헷갈리는 우리말 오류사전 (박유희他)
・日韓対照言語学入門 (油谷幸利)
・小学館朝鮮語辞典
はい、僕が書いたのは油谷さんの解説をうろ覚えで孫引きしたものです。
「文書は〜」というのは間違いでした。

なぜ、韓国語には2種類の読みが生じたんでしょうね。ご存知だと思いますが中国語ではgeng1, geng4の声調違いの読みしかなく、しかもgeng4は副詞として「さらに」の意味で使われる場合(更加, 更为などもそれを二文字にしただけ)のみです。それ以外は「付け加える」場合も「改新する」場合もすべてgeng1です。
韓国語の갱も「更に」という意味だといえますが、熟語に使われているところが中国語のgeng4と異なります。

경は呉音のキャウに、갱は漢音のケウに相当することから、年代的には갱の方が新しい読みなのでしょう。これは憶測ですが、갱の方が白話音的で口語的なのではないでしょうか。(갱짜などの例から)
そして、本来の読みである경の上に、徐々にかぶさる形で白話音の갱という読みが浸透し、「更に」の意味で定着した…と。根拠のない憶測なので何の意味もないんですけどw
ついでに、갱짜の짜ですが、これは多分진짜, 가짜, 퇴짜などの짜と同じで、漢文の「〜字」ではないかと思います。
ちょっと違うけど日本語でも「ホの字」「かもじ」「しゃもじ」と言った用法がありますよね。
날짜だけは、漢文の日子(中国語のri4zi)を吏読で読んだものみたいですが。
すごい学術的な話に発展している中、腰を折ってすみません。

通訳している時、アウトプットで混乱しそうになるのが、まさに「標識」「표지」です。自分の中で「ひょうしきひょうしき・・・・」と言い聞かせておかないと、間違って「ひょうじ」とかわけわからないこと言っちゃいそうで怖いです。

・・・いや、ただそれだけなんですがね。
>ヨギーニさん

僕も脳が韓国語や中国語に侵略されてきたのか、日本語でも「道路標示」と普段から呼んでいることに気づきました。もちろん表示は표지じゃなくて표시なんですけどね…。
正しくは立て看板が「道路標識」、道路上の白線や追い越し禁止のラインが「道路標示」で、韓国でもこの区別は同じみたいですが、「道路標識」を「道路標示」と訳しても問題なく通じてしまいそう。

よく似た話で、북방영토(プッパンヨント)を通訳するときに日本人がつい「北方四島(ホッポウヨントウ)」って通訳して周りから失笑が漏れたという笑い話があるそうです。意味も発音もよく似ていて違う単語が、翻訳や通訳の時にはよくあり、これを「偽者の友だち」と呼ぶんだそうです。
>ヨギーニさん

通訳をされている現場では、まさにこうした「微妙な違い」(无さんの言う「偽者の友達」)が致命的なミスにつながり、場合によっては商売にもかかわるから大変ですよねふらふら

僕なんかは韓国語の通訳と翻訳は趣味の範囲でしかやったことがないですが、英語の場合でも「cocaine」を「コカイン」と言うべきか「コケイン」と言うべきか迷って一瞬言葉に詰まることがあります。(英語の発音は「コケイン」で、つい話者の発音につられて「コケインが。。。」と言ってしまう)
西田ひかる(古い)が昔、「好きなスポーツは?」と聞かれて「ハッキーです!」と答え、スタジオ全員が「は?」と固まっていたことがありますが、アメリカ育ちの西田ひかるにとっては、hockeyはいくら日本語に訳しても「ハッキー」であり、「ホッケー」という言葉は頭の中に存在しないんですね。

多言語を操るという仕事(趣味も含めて)は、楽しいけれど何かと気を遣うものですね。
>7番様
ごめんなさい。お名前どうやって出せばいいかわからなくて、
番号で書きました。いつも博識なコメントを拝見して大変勉強になります。

そうなんですよね、「道路標示」っていってもなんとなく意味通じちゃうのも手伝って間違えそうで怖いんですよね。

そうそう。表示は표시なんですよね。なのに、標示といいたくなる衝動に・・・。ニセモノの友達なんて言い得て妙ですね。

>HJWさん

多分国際会議の同通でそれをやったら一巻の終わりだと思いますが、幸い(?)私の場合、そういう場ではないので、助かってます(笑)日本語をある程度話す韓国人が多いだけに、「自分はプロなんだから、そういうくだらないミスはしないのよ」という自己満足(?)の為かも知れないですが、気をつけてます・・・・。

英語の発音の話、なるほどと思いました。私も似たような経験をしたことがあります。

ロックバンドの「RADIO HEAD」についてなんですが、ちょうど彼らが流行っていたのが、私が韓国に滞在していたころ。韓国では라디오 헤드って呼ばれていたので、日本語ネイティブの友達に『ラジオヘッドってさ」なんて話したら、一同大爆笑!日本では「レイディオヘッド」だそう・・・・。
>ヨギーニさん

「ラジオヘッド」の件、わかりますわかりますわーい(嬉しい顔)
僕の場合はアメリカに留学していた1985年ごろ(古い。。。)、映画「インディー・ジョーンズ」がすごく流行ってて、帰国後、友人に「アメリカで『インディアナ・ジョーンズ』見たで!」と自慢したら、「インディー・ジョーンズやろ!お前、アメリカに留学してて英語の題名もわからんのか!」とバカにされましたがまん顔
邦題にする時は、いっそ全然違うタイトルに変えてほしいもんです。。。

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