授ける規範のことをケルゼンは何と呼んだか? 解答根本規範 解説「授権規範」という答えにも3 点与えた。 3. 論理的に正しい推論に関する次の問いに答えなさい。(計15 点) (a)論理的に正しい推論とは何か、説明しなさい。(5 点) 解答前提がすべて真になるが、結論が偽になるような場合の存在しない推論。 解説「論理的に正しい推論とは、その推論におけるすべての前提の連言を前件、結論を 後件とする条件法の命題がトートロジーとなる推論である。」という趣旨の解答でも可。 「論理的に正しい推論とは演繹のことである」と書いた答案も散見されたが、これでは 説明になっていないので不可。 (b)A B ` ¬B ¬A という推論が論理的に正しい推論であることを真理表を用いつつ 説明しなさい。(10 点) 解答 A B A ® B ¬B ¬A ¬B ¬A T T T F F T T F F T F F F T T F T T F F T T T T 前提A ® B が真であり、結論¬B ¬A が偽である場合は存在しないので、問いの 推論は論理的に正しいといえる。 解説真理表に8 点、説明に2 点与えた。真理表上の軽微な誤りは各1 点減。(A ® B) (¬B ¬A) がトートロージー(常に真)であることを説明してもよい。なお、A ® B と¬B ¬A は「同値」の関係にあるので、両命題の真理表は全く同じ(TFTT) となる。しかしながら、前提から結論が論理的に推論されることを証明するためには、 前提が真で結論が偽となる場合のないことを示せば十分であることに注意。そのため、 真理表が同じであることを理由としてあげた答案は1 点減点した。 4. 裁判官の法形成に関する次の問いに答えなさい。(計22 点) (a)次の文章の空白を埋めなさい。 「裁判官による法形成は、まず、法律の文言の可能な意味内容の範囲内で行われる ( 1 )と、その範囲外で行われる( 2 )とに分けられ る。2 はさらに、法律の文言の可能な意味内容と両立する一般的法規範を形成するこ とを意味する( 3 )と、法律の文言の可能な意味内容と両立しない 法規範を形成することを意味する( 4 )に分けられる。3 の代表例は ( 5 )と( 6 )である。(各2 点、計12 点)