ホロシンクコミュの右脳と左脳のシンクロナイゼーション

1970年代に瞑想者を研究していたチャールズ・ストロブルは、深く瞑想している人の脳波のパターンが、一つの調和したパターンに変わることを発見しました。

ほとんどの人の脳は、ある仕事をしている最中に、どちらか一方が支配的であるのに対して、瞑想者は脳全体を使い、言い換えれば、２つの脳をシンクロナイズさせて使っていることがわかりました。

研究者はどんな形式の瞑想法によっても、この２つの脳のシンクロナイゼーションが起こることを発見しました。このシンクロナイゼーションの具合はEEGマシンを使って瞑想者の脳波を調べることによって把握することができます。

脳が側面化、あるいはどちらか一方が支配的である時は、ベータ波が支配的です。これは、普通の覚醒時の状態です。ベータ波が強いと人はストレスを感じ、快適ではない状態にいます。機能不全の行動、何かに中毒になっている状態、神経症、分離しているという感覚、言いかえれば、極端な二元性は脳が極端なベータ波領域にいるときに感じられます。

脳がシンクロナイズし始めると、２つの脳がコミュニケーションを始め、アルファ波を出すようになります。アルファ波状態では、睡眠に入る前のうつらうつらした状態、又は瞑想時のように、覚醒しています。アルファ波が出ているときは集中力が増しています。

スーパー・ラーニングが行われるのも、アルファ波支配のもとです。もし２つの脳のシンクロナイゼーションが継続すれば、次にシータ波支配に移行していきます。夢を見ている睡眠時、又は深い瞑想中に出る脳波の領域です。

シータ波は創造力の脳波でもあります。脳がシータ波で支配されると、異質にみえるもの同士の繋がりがわかります。脳がもう少しシンクロナイズを続ければ、デルタ波支配に移行します。デルタ波は、通常、夢を見ない深い睡眠時に現れますが、深い瞑想中にもデルタ波が現れ、デルタ波の最も深い領域では、２つの脳がバランスし、対極し緊張した二元性を超越する経験が起こります。

この領域に到ると、正常な意識のあるマインドがバイパスされ、宇宙の全体性とハーモニーの超越した経験を持つことができます。

どんな種類の意識のフォーカスでも、２つの脳のシンクロナイゼーションをもたらすことができます。他の言葉でいえば、どのような瞑想方法でも、脳のシンクロナイゼーションをもたらすことが可能です。フォーカスの度合いが大きければ大きいほど、シンクロナイゼーションの具合が大きく、より深い瞑想状態にいる、ということができます。

伝統的な瞑想法では、何か精神を統一する方法を用いて脳をバランスしています。繰り返し祈りの言葉やマントラを唱える、呼吸に精神を集中する、蝋燭の炎を凝視すること、その他どんなテクニックを用いても脳に与える影響はほとんど同じです。

瞑想者が精神統一すると、脳波がベータ波からアルファ波支配に移行します。長年の修行の結果、深いシータ波支配に移行することができ、そしてもっと修行するとデルタ波支配になります。

この段階になると広がった意識、超越意識を得ることが出来ます。

この種の意識を継続して持つ人は、覚醒意識と呼ばれる24時間瞑想的な意識を持つ事ができ、より生産的、幸福で、愛情にあふれ、創造力があります。そのような人はプログラムに従って、現実をフィルターしカテゴリーに分けることから自由になっているので、人生を恐れや評価なしに、客観的にみることができます。他の人を操作する必要も自分が人から認められることの必要もありません。メンタル・プログラミングから自由になっています。

これはピーク・パフォーマンスの経験です。脳がこのようにシンクロナイズされた状態では大量の快楽化学物質、エンドルフィンが分泌されます。そして全ての経験が心地よいものになります。もちろん、ストレス・ジャングルのベータ波支配から、平和のデルタ波支配の間には、沢山の領域があり、デルタ支配にたどり着くまでは、沢山の癒しが必要です。

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瞑想を脳波と両脳のシンクロナイゼーションという立場からとらえた説明ですが、なるほどな〜＾＾っていう感じです。
（センターポイント社から送られてきたCDの中で述べていたことを引用させていただきました。）

ホロシンクで長年瞑想を行っている人々の脳波のパターンは、右脳と左脳がシンクロしているそうです。

日常的に覚醒意識を保ち、こころのフィルターなしにあるがままを客観的に見、あらゆることが心地よい体験になる・・・まだまだこんな境地にたどり着くには長〜い道のりのようですが、あせらず少し少しづつ、歩んでいくことにしましょう・・