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日韓対照言語学コミュの韓国語能力試験の級基準の由来について

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韓国語能力検定試験のコミュで質問しましたが、
 レスが付かないので、こちらでも質問させていただきます。
 よろしくお願いいたします。

日本では、
  級は数字が小さくなるほどレベルが高くなると思っていたので、
  韓国能力検定や韓国の語学堂での学力段階制度が
    1級が一番初歩で数字が大きくなるほどレベルが高くなる事に違和感がありました。

  でも何となく、韓国では日本と違い、級は数字が大きくなるほどレベルが高くなるのかなと思っていました。

たまたま、韓国人の学生に聞いてみると、
  その韓国人の学生も、級は数字が小さいほど上のレベルだという認識で、
    日本と全く同じでした。

 テコンドーにしても、碁にしても
    日本と同じ級・段制度だそうです。
      つまり、級の数字が多いほど初級。

 韓国の修能試験(日本のセンター試験に相当するもの)も
  1級から9級まで等級付けされ
    1級が一番成績が良いということです。

  水質検査の等級も
     1級が一番良い水質と言うことです。


これを見ると、
  韓国語能力検定試験と語学堂の級制度が
    韓国内でも特異な感じです。

   なぜ、韓国語能力検定試験と、語学堂の級制度がこう決まったのか、
    いわれをご存じの方は教えていただけないでしょうか?

   あるいは、インターネット上のリンク先でもよろしいですのでよろしくお願いいたします。

コメント(12)

例えばホテルの格付けなんかは5つ星が最高ですよね。
欧米では数が多いほど等級が上という考え方があり、その影響を受けているんじゃないでしょうか。
中国語の漢語水平考試も6級が最上級だったと思います。
とは言っても、星の等級は1等星が一番上だし(これは古代ギリシャに由来)、サッカーなんかだとABCD...で、文字の順番が若いほど上ですけど。

級位制は数が小さいほど上だけれど、その上の段になると今度は大きいほど上ですよね。これは何に由来するのか、調べてみたら面白そう。
u(負け組)さん、コメントありがとうございます。
 数字が大きい方が上なのか、下なのかはそれぞれの言語、文化の中で決まってきたと思うので、
   それぞれに理由があるのかとは思います。

 ですが、韓国の文化の中では
    「級」は数字が少ないほど上だという文化のようです。

   その韓国の中で、なぜ韓国語能力試験、語学堂の級基準だけが、逆なので、
     それが非常に不思議です。

      その辺の答えをお持ちでないでしょうか?

      中国語の漢語水平考試は、6級が一番上なのですね。
         この中国の影響があるのでしょうか?

     韓国内での、漢字能力の級制度では、どう見ても
       数字が小さい級の方が、上のようです。
    http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1675214369&owner_id=56289
今、漢語水平考試について、調べてみました。
  確かに、韓国語能力試験と同じで、
    1級が初歩で、6級が一番上ですね。
       http://www.hskj.jp/rank/index.html

  この、ページの一番上にある説明、
============================
HSKとCEFの比較
 CEF(ヨーロッパ言語共通参照枠組み)とは、ヨーロッパにおいて、外国語教育のシラバス、カリキュラム、教科書、試験の作成時及び学習者の能力評価時に共通の基準となるもので、欧州評議会によって制定されました。学習者個人の生涯にわたる言語学習を、ヨーロッパのどこに住んでいても継続的に測定することができるよう、言語運用能力を段階的に明記しています。HSKの筆記試験の等級は、このCEFに合致するよう設計されています。
=============================

これが、ヒントになる感じがしました。
  CEF(ヨーロッパ言語共通参照枠組み)に準拠して、
    韓国語能力試験も、中国語の漢語水平考試も
      作られているのですね。

   CEF、たぶん、語学能力の段階分けとして
     6段階に分け、
       数字として1が一番初歩で、6が一番上というこということに決めたのですね。
     これは納得できます。

そして、これに準拠して韓国語能力検定や、中国語の漢語水平考試を作った際、
  この段階の単位として、「級」を使ったのが、ねじれ現象の原因かと思いました。

   これを「級」ではなく、「段」にでもしていたら自然だったと思います。

      この単位を決めた時、どのような議論が行われたのか興味のある所です。
調べてみないと何とも言えませんが韓国政府のエリートや大学教授にはアメリカ留学組が多いですよね。向こうの影響を直に受けたと考えてみたらどうでしょうか。
中国はソ連の影響でしょうね。
日本でも地震や台風の級数は増数法ですよね。西洋文化の影響でしょう。
財団法人、日本国際教育支援協会の、
  日本語能力試験についてみてみると、
     最近、認定制度が変わったようですが、

   今までは、1級が一番上で、4級が一番下でした。
   新しい制度では、
    N1からN5までありますが、
      やはり、数字の少ないN1が一番上級ですね。
   http://www.jlpt.jp/about/pdf/comparison01.pdf

      CEF(ヨーロッパ言語共通参照枠組み)とは、関係なく、
         日本独自の基準で作ったようですね。
> OKさん

あ、ヨーロッパ統一基準というのがあるんですか
ソ連の言語政策の影響かと思ってましたが違うみたいですね
ありがとうございます
u(負け組)さん、コメントありがとうざいます。

  >日本でも地震や台風の級数は増数法ですよね。

    地震は震度3、とかマグニチュード6.0とか言うので、
       これは、単位に級を使わないので問題ないですね。
    台風の方は、日本の場合、大きさを数字で表してはいないようですね。

   「ヨーロッパ言語共通参照枠組み」に準拠して、
     韓国語能力検定や中国語の漢語水平考試を作ったから、
      数字が大きいほどレベルが上だというのが妥当なような気がしています。

  でも、あくまで、気がするだけで根拠はありません。
    具体的に韓国語能力検定試験を作った時の具体的な資料などがあればよいのですが。

       
CEF(ヨーロッパ言語共通参照枠組み)については、ここの文章が参考になりました。
http://web.hc.keio.ac.jp/~skazumi/Brunnen441_CEF.htm

  なぜ、1級から6級までなのかという説明にもなっています。

 この文書の中で、言語の技能について書かれています。
  「聞くこと」、「読むこと」、「やりとり(話すこと)」、「表現(話すこと)」、「書くこと」の5つです。

  現在私が在学している高麗大学の語学堂には、学期ごとの試験の時、5種類の試験があります。
    上記の区分に相当していますね。

 何となく、語学の習得は一つの能力のように見てしまいますが、
   上記はそれぞれ別の能力ですね。

  両親が韓国人で外国に住んでいる方が語学堂に韓国語を勉強に来ている場合があります。
    家庭で韓国語を使っているので、その方たちは会話は非常に得意なのですが、
        読み書きは全く駄目という方もいます。
  日本人は、読みは得意だけれど会話は苦手という方が多いように感じます。
     (最近の若い人は違ってきていますが)。
台風→風速の間違い
まあこれも級じゃないって言えばそうですけど英語だとディグリーだったかな?
韓国語能力検定も6級までだから共通枠組みに従ったと考えるのは妥当そうですね
勉強になります
私は韓国語能力試験の6級が最も高い級になっている理由については知りませんし、韓国語教育の専攻者でもありませんが、私がこういうことだろうと思っていたことを書きます。

韓国語能力試験は1997年に第一回の試験が実施されたのですが、この時の主管は韓国学術振興財団(現在の韓国研究財団)だったそうです。
この当時、外国語としての韓国語教育というのは比較的歴史が浅い分野で、この分野の研究者で、財団から試験の作成を依頼されるような位置にいる人は語学堂(特に延世大学校の語学堂)の関係者が圧倒的に多かったのではないかと思います。
そこで試験のレベル設定を韓国語学堂の級設定と合わせたという辺りが本当のところではないでしょうか。

では何故語学堂の級は数が大きくなるにつれて上がるのかとおっしゃるかもしれませんが、語学堂の級設定は段階的なものですから、数が大きくなるにつれてレベルが上がるのは何ら不思議はありません(自動車学校の段階等もそうですし)。
韓国語能力試験の級設定は単純にそこに合わせた結果で別に深い意味はないのではないかと思います。
事実、韓国語能力試験で何級を受けようかという話になった時、大抵自分が語学堂で履修した級(あるいは履修した級+1)の級を受けることが多かったように思います。
2006年からは初級・中級・上級から選んで受けるようになったようですが、私が受験した頃はみんなそのように受験級を決めていました。

ただ、これは私がそう思うというだけで、韓国語能力試験発足当時の事情を知っている方は、そうではないとおっしゃるかもしれません。
詳しい事情をご存知の方は是非ご教示ください。
片言の発句さん、コメントありがとうございます。
 延世大学校の語学堂は、韓国語教育に早くから取り組んでいるし、
   すごいノウハウを持っていると思うので、
     延世大学校の語学堂の影響蓮ごくあると思いますね。
       影響と言うよりは、延世大学校の語学堂システムそのものかも知れませんね。

延世大学校の語学堂は
 1959年4月1日に設立されたそうです。(なぜ4月1日という疑問はありますが)
   http://www.yskli.com/languages/japanese/kli_about_overview.htm

   片言の発句さんが、仰るように韓国語能力検定は1997年開始なので、
     延世大学校の語学堂の影響はもろに受けていそうですね。

結局、なぜ「級」なのかという問題は、韓国語能力試験の問題よりは、
  延世大学校の語学堂がなぜ、「級」という言葉を使ったと言うことに行き着きそうですね。

  延世大学校の語学堂が開講当初から「級」を使っていたということでは、間違いないでしょうね。

 片言の発句さんが、仰るように、教育システム上、
   最初が1で 数字が上になるほどレベルが上になるのは当然理解できます。
     延世大学校の語学堂の英語表記では、Level 1,Level 2,・・・
     となっています。

   それを、韓国語で表す時、単位として「級」を使ったのですよね。
     最初に書きましたが、韓国でも日本と同じように
      「級」は数字が少ないほどレベルが上だという文化のようです。
      そんな中で、逆の表現になる「級」を使ったのでしょうか?
        どのような過程でそう決定されたのか興味があります。

     中国語検定も、同じく級を使っているのであまり深い意味はないのでしょうかね。

=====================================
こんな中で、日本の中で行われている各種検定
 英語検定、ドイツ語検定、ハングル検定、日本語検定(これは世界中で実施されているようです)などが、
   「級」を使って、数字が小さいほど上のレベルだというのは
     世界的におかしいのかなと感じてしまいました。
   ガラパゴス携帯(日本独自に進化した携帯電話)と日本の携帯を揶揄する言葉がありますが、
     日本の検定制度も、日本国内だけを想定して始まったガラパゴス検定なのでしょうかね。

=====================================
韓国の語学堂の正規課程は、
  どの大学でも3ヶ月1学期として、年4回です。

  その始業の時期が、ほとんどの大学で、1月、4月、7月、10月からの開始で、
    韓国の新学期、3月からと一致しません。
    現在、私は高麗大学の語学堂の
      冬学期、1月10日開始、3月24日修了式に在籍しています。
   その間、大学は冬休み中、そして2月末の卒業式があり、
     3月2日に新年度開始(3月1日は韓国では3・1節で祝日)で、
       語学堂のスケジュールとずれていて、ちょっと変な感じです。

   これは、韓国語講座が、当初は日本の在日僑胞や日本人が非常に多かったので、
      日本の4月新年度に合わせためなのでしょうかね。
3月末、日本に帰国しました。
たまたま、通っている札幌韓国教育院のブックスタンドに
「한국어능력시홈 15년사」 TOPIK(Test of Proficiency in Korean)
「韓国語能力試験15年史」という本がありました。

  韓国教育課程評価院という所が2010年12月に発行した物です。

この本に、韓国語能力試験がどのような経緯で発足しどのように検討され実施されてきたのかという事が書かれています。
   元になった、研究資料を入っています。

1995年から準備され、1997年10月26日に第1回目の試験が開始されます。

 時代的な背景としては、1980年代後半から韓国の国力の伸張とともに
      韓国語学習者が急速に増加し始めます。
  それ以前は、延世大学(1959年設立)、国立国際教育院(1962年)、ソウル大学(1963年)位しか
  韓国語を教える学校はなかったようです。

  80年度後半以降
    高麗大学(1986年)、梨花女子大学(1988年)、西江大学(1990年)、キョンヒ大学(1993年)とうが、続々設立され、
   韓国語教育の、教育課程の基準や、韓国語能力の評価の基準が求められてきます。

 また、日本でハングル検定が1993年から始まり、そのことも韓国語能力試験の開発のきっかけにはなっているようです。


  1995年から、韓国語能力の評価の検討委員会が発足します。
    この時、各大学から研究者が集まっているので、延世大学の影響が非常に大きいわけでもないようです。

 まず、既に行われていた、外国語、英語、フランス語、ドイツ語などの検定試験が研究され、
   その中で、TOEICなどのような得点制ではなく、
     等級制(등급제)の判定をするという方針がさされています。
   
     この資料をざっと読んでみたのですが、
        級という言葉が使われ、1級が一番初歩なのですが、それに対するこだわりは何もなく、
        自然に級という言葉を使っています。

     そう言う意味では、私が疑問に持っていた、なせ1級が一番初歩なのかという私の疑問の答えは見つかっていません。

  試験分野は、「読み」「書き」「聞き取り」「語彙は文法」の4分野は当初の段階で決まっていました。
    問題の解答は4つの選択肢ということも書かれていますね。


    「会話」の試験分野も検討されているのですが、
       試験監督の確保の問題、公平な評価の問題、時間的な問題、などで
         実施しないことになったようです。  

   最初は、1級から6級までの区分で試験をしていたのですが、
    途中から、初級、中級、高級の3区分に分けて試験をするのは、
      各級間との整合性を持った試験問題作成の大変さが、大きな問題のようでした。

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