神様を信じた瞬間。コミュのお寺でずる。

１０年ほど前の秋。奈良のお寺にお参りに行きました｡
そこのお寺は大きな観音様が２体有り、
１体は寝観音、もう１体は山の頂上にそびえ立っているのです｡
ついでに、季節柄、花もいっぱい咲いてるらしく
花好きの母､神社仏閣大仏好きの私、
そして「歩く関西道路地図」の父と３人で向かいました｡

いざ、到着すると参道には「目薬の木」なるものが
そこここに植えられており、
みやげ物屋さんには、白い杖や、眼鏡がたくさんおいてある。

そう、このお寺は眼病封じのお寺だったのです。知らんかった。

いざ、入り口でお金を払おうとしたら、入山料５００円。
ん～ちょっと高くない？
母だけが入り、私と父は外で待つ事に
・・・・・
なんか、入り口の反対側にも入り口がある・・・
出口か・・でも誰もいないし、
入ってすぐのところで、入り口とつながってるみたい。

え～い！！と父と猛ダッシュ。やった！ただで入れたぞ！！
その後､びっくりしている母と合流し、花も観音様も３人で見て
堂々と出口からでました。
「得したな」とほくそえむ、父と私。

数ヵ月後。健康診断で視力検査をしたら・・
んっ？右目が見えないぞ。おかしい。
左目は今まで通り。もう１度右目・・やっぱり見えない。

翌日、眼科に行くと・・・・
右目は1.2も視力あるのに、左眼は0.9.
「打ったとか、なんかある？」と聞く医者に
「お寺でずるした」
とは言えませんでした・・・・。

現在、右目の視力は0.1を切るか切らないか。左目は1.2.
片方だけ度の入った、眼鏡が離せません｡

神様は見ていたのかも・・・

ちなみに父は、その後の免許更新で
「老眼鏡が必要」とされてしまいました・・・トホホ