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魔族大隔世遺伝研究所コミュの怪奇話

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コメント(5)

高橋司が物語ったことである。

 天保七年七月十四日の夜のこと、便所に行って窓から外の荒畑を何気なく見ていると、猫が一匹、ゆっくり歩いて現れた。やがてそこへ、狐が一匹来た。
 しばらく猫と狐は並んでいたが、ふと狐が両前足を上げて乳のあたりとおぼしきところに折ると、背を少し伸ばし、後足だけでちょこちょこと歩いた。
 猫はその様子をまねて、狐の後をついて歩いた。

 十数メートルある畑を、二匹はまっすぐに歩いていった。端まで行くと、帰りは普通に四つ足でのそのそと戻ってきた。これを五六十度も繰り返しただろうか。
 月の明かりで垣根の影が、畑に糸のようにのびている。その筋をたどって歩くのだった。
 そのうち高橋が咳をしてしまったので、二匹は驚いて飛ぶように逃げ去った。

 まったくこれは、猫が狐に教えられて、立って歩く稽古をしていたのである。
 ほかにもいろいろな術を伝授されるのに違いない。

 
出典:筱舎漫筆
 江戸の裕福な男が、奥州の名所松島を見ようとはるばる下っていったが、松島を前にして山道に迷ってしまった。
 山中を行くと、人跡まれな谷陰になんともみすぼらしいあばら家がある。『あそこで道を聞こう』と思って声をかけて入ると、中には老爺と老婆のふたり、さらに、娘とおぼしい二十歳あまりの美女が、老婆の傍らで機を織っていた。

 その娘の容色に、旅人はひと目でまいってしまった。
 しばらく休ませてもらっているあいだにつくづく見ていたが、まさに天性の美人だったから、老婆に向かって、
「唐突なことを申し上げるようだが、こんな貧しい山中で暮らしているよりも、わたしに娘さんをくださらんか。そうすれば、ご夫婦も江戸に引き取って、余生を安楽に暮らさせてあげましょう」
と持ちかけた。
 すると老夫婦は、
「わしらはすっかり年寄りで、明日の命もおぼつかない身でございますから、この山中に住んで果てようと思いますが、たった一人の娘には、よい暮らしをさせたいものです。お望みならば、差し上げましょう」
 旅人は大喜びで、老夫婦に多額の金を与え、こうなったら松島見物などどうでもよい、娘を連れて急いで江戸に帰ったのであった。

 それから三年たった。
 妻があるとき、
「あのようにして父母と別れて、もう三年になります。便りもいたしませんでしたから、さぞ薄情な娘と怨んでおいででしょう。一度、奥州へ下って、父母に対面したく存じます」
と嘆きつつ言った。
 男は金持ちだったし、やっぱり松島を見物したいという気持ちもあって、妻の望みどおり、供の者数人を連れて奥州へ下ることにした。

 やがて、かの地にいたったが、あばら家の跡は残っていながら、柱は倒れ、壁は落ちて、人が住まなくなって久しいありさまだった。
 よく見ると傍らに、大きな狼の屍が二つ、折り重なって雨風に朽ちている。死んで久しいらしく、肉は残っておらず、皮と骨が形をとどめている。
 女はこの死骸を見て、
「わが父母は、すでに人に殺されてしまっていたのだ。なんと口惜しいことか!」
と叫び、身震いすると見えたが、たちまち大きな狼と化し、吠え猛って夫に飛びかかった。
 夫はびっくりしながらも刀を抜いて防いだけれど、あえなく狼に喰い殺された。
 供の者たちはこれを見て、あとも振り向かずに逃げ帰った。

三坂春編『老媼茶話』巻之六「狼」より
ロシア中央部のクルスクにて翼の生えた猫が誕生、しかしサタンの使いと恐れた村人によって殺されたとのこと。
「まるで鶏のように翼を広げ、そして次の瞬間には猫の毛は全て逆立っていた」生前の猫を目撃した
ナジェーデダ・メドベデワさんはそう語っている。しかし現地の人々は猫を間違いなくサタンの使いであると恐れたのである。
またこれまで猫が一体どこから現われたのか、そして何故そのような猫が現われたのか、原因を知るものはいない。
村のはずれに住むナジェーデダさんはある日、家の外から猫が鳴いている声を聞いた。
「ボウルにミルクを入れてあげたの。猫はとても元気で、身体が普通の猫の二倍くらいあったわ。」
(写真は1960年代に英マンチェスターで確認された翼の生えた猫)

「ミルクをゴクゴク飲み干したかと思うと、お代わりをねだるみたいにまたミャアミャアって鳴いたの。
結局、それから毎日餌を上げるようになったんだけどね、何日かしたある日、娘が怯えきった顔で私の所に来て
言ったのよ。"お母さん、あの猫を見て、、翼が生えてるわ!!"ってね。」

そしてナジェーデダは娘の言う通り外に出て猫を見るなり、確かにそこには翼がある事を確認したのである。
彼女の話しでは翼はまるで鶏のようにゆっくりと、そして正確に翼が動いていた、と話している。
しかし、ナジェーデダはそれを見るなり、何か邪悪な、嫌な直感に襲われたと当時を回想している。
「あれは何か、悪魔の類いだと思ったわ。」

またナジェーデダの娘は猫のことをヴァスカと名付け、すっかり仲良くなっていた。
彼女の話では、ヴァスカは人なつこく、また明らかにそれまで誰かに飼われていた飼い猫だったと話していたという。

その後、彼らの飼う翼のある猫の話はすぐにクルスクの町にも伝わった。
しかし、新聞社の人間がその噂を聞きつけた頃、既に猫はナジェーデダらの住む村の酔っぱらいに殺されていた。
男は猫を邪悪な存在であるとして袋に入れて池に放り込み、溺死させたのだ。

しかしその後新聞社の人間らによって猫の死体は回収された。
池から引き上げられた猫の体は既に腐敗が始まっていたものの、地元コムソモール新聞社の記者は死体を確認し、
「その猫が翼を持っていた事は事実であった」と伝えている。
ドッペルゲンガー・・・某ゲームではなんじゃ、これはという特徴で書かれているw

 ドッペルゲンガーはドイツ語で、英語でいえばdouble、要するに自分そっくりの分身のことである。ドイツの伝説では、ドッペルゲンガーを見た者は数日のうちに必ず死ぬ、といわれているのだそうだ。
 西洋だけの伝承かといえばさにあらず、中国にも「離魂病」の伝承があり、「捜神後記」にはこんな話が載っている。外出した夫が、もう一人の自分がまだ床に寝ているという妻からの知らせを受け、帰ってみると確かに自分が寝ている。その姿をそろそろとさすっていると、だんだん朦朧となって、ついに消えてしまった。それ以来、夫はわけのわからない病気にかかって死んでしまった、という。
 さらに日本の江戸時代の「奥州波奈志」という本には、奥州の実話として「影の病」という話が載っている。
 北勇治という男が、帰宅して自分の部屋の戸を開けると、机に向かっている男の後姿が見えた。着衣から髪の結い方まで自分そっくりなので怪しんで近づくと、相手は細く開いていた障子を抜けて縁先に走り出た。追いかけて障子を開いたときには、もう姿はなかった。家の者にそのことを語ると、母は何も言わずただ眉をひそめた。それから北は病に臥し、その年の内に亡くなった。実は、北家ではこれまで三代に渡り当主が己の姿を見て病を発し、亡くなっていたのである。北の母や長く勤める家来は皆これを知っていたがあまりに忌まわしいことのため誰も語らず、当代主人である北とその妻は一切知らなかった(以上の話は江戸川乱歩『幻影城』からとった)。

火のないところに煙は立たない 
・目の前数十センチないし数メートルのところ、あるいは側方に、はっきりとした自己自身の像が見える。
・多くは動かないが、ときには歩行、身振りに合わせて動作する。
・全身像は少ない。顔、頭部、上半身などの部分像が多い。
・一般に、黒、灰色、白などモノトーンであることが多い。
・平面的で立体感を欠き、薄いという場合もあれば、ときにはゼラチン様ないしガラス様に透明な姿で見えることもある。
・自己像は自己自身の姿とかならずしも似ておらず、表情が異なったり、衣服が異なったり、さらには若かったり甚だしく老けて見えたりすることもある。

 そして、重要なのはどのような姿をとって現れても、その人物像が自己自身の像であると直感的に確信して疑わないのがこの現象の特徴だということ。

 さてドッペルゲンガーの実例だけど、須江洋成らによる「多彩な自己像幻視を呈した非定型精神病(満田)の1症例」(臨床精神医学98年1月号)という文献には、まさにタイトル通り驚くほど多彩な例が報告されているので紹介しておこう。
 患者は26歳の女性。あるとき「就寝して間もなく壁際に黒い洋服を着ている人物が見えた」。「その人物はまるで影のようで、顔は見えなかったが、それは自分であるとすぐに確信した。自分を見つめているように思えた。夫に伝えようと視線をそらしたところ、その影は自分の視界に入ろうとするかのように移動した」という。これはごくオーソドックスなドッペルゲンガーといえる。
 18歳のとき最初に見たドッペルゲンガーは、「夜間に突然、向こうに歩いていく裸の人物が見え、『誰?』と声をかけて振り返った姿が自分であった」というものだったという。
 その後、「電車の中からホームを見ていて階段を降りていく自分が見えた」「ショーウィンドウに映る自分を見ながら髪を整えていたとき、隣で同じことをしている自分が映っており、何か話しかけてきたが間もなく消えた」「出前を取り、お金を払おうとしたところ、先に払おうとするかのように玄関に向かう自分の姿が見えた」など、さまざまなドッペルゲンガーを体験。
 「歩いていたとき自転車に跨るようにして壁に寄りかかりながら自分を見ている幼い頃の自分が見えて、近寄ろうとしてつまづき顔を上げたときには消えていた」という年齢の違う自己を見た体験もある。

最近かくいう僕も営業中、僕の前を歩くもう一人の自分が見えたような気がしたことがある・・・・・まあ、単に自分と同じコートを同じ背丈ぐらいの人が来ていたのかも知れなければ鏡に自分が映りこんでいただけかもしれないのだが・・・・
本人があれは自分だ!と念じれば念じるほどそう感じるのは夢と等しい・・白昼夢ともいえる現象は蜃気楼など様々なものが推測される
これを過去の人はドッペルと感じたのかも知れない
 

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