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SONGSコミュの第244回 小椋 佳・第一夜

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校正のちほどです。
ーーーー

    語り:守本アナウンサー>小椋佳さん。デビューから40年余り。これまで作った
    歌は2000曲以上。数々の名曲を世に送り出してきました。
    今回長年親交のあるこの方との対談が実現しました。これまで100本以上の映画に
    出演してきた日本を代表する俳優です。(吉永小百合さん)
    1980年公開の吉永さん主演「動乱」。主題歌「流れるなら」を小椋さんが作った
    ことで二人は出会いました。そして吉永さん最新主演作「北のカナリヤたち」この
    映画のためにも小椋さんは新たに楽曲を書き下ろしました。

  吉永さん>ご無沙汰しております。
小椋さん>わざわざありがとうございます。

    映画そして音楽を通して出会った2人が語り合います。

存じ上げた時からスターさんでいらっしゃるから常にオーラを発していらっしゃったし、
とても素晴らしい。本人目の前にして言うのは変だけども、やっぱり素敵な人ですよ。
  私は限りなく美しくて切ない歌を問われる方が出現したという感じで、本当に素敵で
  うっとりして聴いておりました。
ありがとうございます。
最近テレビで古い映画をやってくれるでしょ。裕次郎さんの相手が芦川いづみさんで。
  私が妹。
あれ、ある意味で脇役ですよね。
  そうです。
脇役も吉永さんやったことがあるんだって、そこでわかりました。
  裕次郎さんの前で緊張して緊張して、せりふが出でないんですよ。
まだあれ十代の頃?
  15歳か16歳でしたね。
今更脇役なんて絶対考えられないでしょう?
  いやいやそんなことはないんですけど。短いシーンにポッと出て、キチッとその人を
  表現するというのはとても難しい事なんですね。だからよほどの覚悟がないとできな
  いし、(私は)映画に最初から出てて何ヶ月かの間に役を膨らませていくようなそうい
  うタイプなので。
女優賞みたいなのも飽きるほどとっていらっしゃるでしょ?
  それはきっと頑張ってるからご褒美を頂いているというような気がするんですけどね。

    14歳「朝を呼ぶ口笛」で映画デビュー。 1962年「キューポラのある街」に主演し
    一躍スターの仲間入りを渡します。その後早稲田大学に入学。

すごい話題になりましたよね。周りはどうするんだろうって。
  そういうことをあまり気にしないで、撮影だけしか知らないということの怖さを感じ
  てしまったものですから学校に入りましたけれども、夜でしたから仕事が終わってから
  学校の前の立ち食いそば屋でおそばを食べていくんですよね。そして夜10時まで勉強し
  て、また次の日は朝早くから撮影に行くという生活で結構大変でしたけれど。
映画に出られること自体も一生勉強みたいなところがあって、ある意味ではずっと文学少女
ですよね。
  そうでしょうかね?でも映画のシナリオというのは十代の頃から教科書でしたね。私に
  とっては。

    歌手としても活躍。橋幸夫さんと歌った「いつでも夢を」。
    1962年に発表されたこの歌でレコード大賞も獲得しました。紅白歌合戦にも4年連
    続で出場。まさに国民的スターとなったのです。

  先ほど小椋さんは脇をやると言うお話を私にくださった。私の場合は歌の場合は脇役っ
  てないですよね
ないんですね。
  その辺はどういう感じで?
僕本当に人前に出る顔じゃないって自信を深めて生きてきた青春時代がありますから、自分
が人前に出てって歌うことになるとは本当に思ってなかったんですよ。そういうのを40年
やってきてね。
  そんなになるんですか?
はい。
人生って言うのはほんと自分の思いもしない方向へ行くもんだなって、自分では思ってるん
ですよね。

    映画にテレビに活躍し人々に夢を与えてきた吉永さん。しかし多忙な日々にいつし
    か演じる事への情熱を失いかけていました。そんな時再び映画への思いをよみがえ
    らせる作品に出会います。
    1980年に公開された「動乱」高倉健さんと主演。二・二六事件など昭和初期の混乱
    を背景に時代に翻弄された男と女を描いた作品です。この映画でじっくりと役に向
    かい合いました。

  「動乱」の時に森谷司郎さんと高倉健さんという素晴らしい映画の虫の方達とご一緒し
   て・・
そうだ「動乱」は森谷さんだ。
  もう一回私も映画の世界でしっかりやってみようと思った。それも大きな出会いでした。  今日はちょっと見てきたんですけどそのDVDを。本当にラストシーンで高倉さんが絞首
  刑になった私が1人で海岸を歩いているんですよね。ほとんどシルエットに近いところ
  そこに小椋さんの歌「流れるなら」が静かに流れていって

    主題歌「流れるなら」俳優人生の転機となった作品は小椋さんの歌と出会うきっか
    けになりました。

  ああいうラストシーン、ワンカットでずっとなんですけど、今珍しくなりましたし、歌
  をきちんと聞かせている感じで。
作った方としてもああいう音楽の使われ方ってとっても嬉しいですよ。僕は作家としては遊
びがありましてね。詞をよく見ていただくとすぐわかるんだけど全部の始まりが「な」とい
う言葉なんです。「流れるなら」「永い河を」「眺めながら」みんな「な」遊びって言えば
いいのかな。作り手っていうのはそういう遊び心がいつもある。
  小椋さんでもなさるんですか。陽水さんはそういうこと言葉遊びをなさってますけど、
  そうですかそれは初めて伺いました。

るんるん流れるなら

    吉永さん111本目が主演が映画「北の零年」。明治維新によってふるさとを奪われ、
    北海道で原野の開拓に挑む人人々を描いた作品です。吉永さんが演じたのは厳しい
    自然の中でも地に足をつけて生きる女性、志乃。

中盤突然吉永さんが馬に乗って出てきたのでびっくりしました。
  一応私、学生時代馬術部なんですけれども、引き馬といって自分が馬に乗って一頭引い
  て登場するシーンがあって、それは結構難しいんですよね。一生懸命練習しましたし気
  持ちよかったですね。それがうまくいったときは。

    吉永さんは主人公と自分を重ね、俳優としてもう一度自分を追い込みゼロから映画
    を作り上げる決意で挑みました。
    映画を見た小椋さんは吉永さんに一編の詩を贈ります。苦難の中で支え合い生きる
    ことの尊さを歌った子です。

命を愛おしむ詩(吉永さん・朗読)

どうもありがとうございます。「北の零年」の映画が彷彿としてきますね。
  苦しくても生きていかなきゃいけないんだっていう思い、みんなやっぱり持ってる思い
  だし、それは1人じゃないんだ。必ず支えてくれる人見つめてくれてる人励ましてくれる
  人がいるんだと言うことを思いたいと思いますね。

    吉永さんの最新主演作「北のカナリアたち」。舞台は北海道の小さな島の分校。
    吉永さん演じる教師と6人の生徒たちは合唱を通して心を通わます。20年後ある事
    件を機に再会。教師と生徒たちの心の交流を描いた物語です。

寒いところでの撮影が大変だったんでしょうけど。
  北海道に住む方たちも冬の利尻・礼文はちょっと行かれないっておっしゃるぐらいの厳
   しい・・。
最もも北の果てすね。
  そうですね。
あれはスタッフメンバーさんみんな大変だったんじゃないかなと思いました。
  ただみんな若いスタッフも一生懸命。まず雪が多いんで雪かきからしなきゃならないで
  すよね。土のう作りをしたり雪かきをしたりしながら撮影に入っていく。それをちっと
  も不平不満言わないで、お昼ご飯も食べないでやったんですね。四季折々の自然を見る
  ことができましたし、ただ壮絶であんな大変で集中力がなくなる寸前というのは初めて
  体験したんです。それは自分が歳を重ねてると言うこともあると思うんですが、でもそ
  れに耐えられたって事はこれからも自身にもなのかしら。

吉永さん元気だなと思った。見てる方が寒くなりますもんね。あの映画。伝わってくる、
それが。映画文化というのはずっとあって欲しいなと思いますね。
  そうですね。どうしてもデジタル化されて小さな世界、パソコンで見るとかお茶の間で
  見てなかなか映画館に行かれない人が出てくるんですけど、やっぱり大きいスクリーン
  で観てほしいしアナログの世界であり続けて欲しい。私そういうアナログ人間なのでだ
  めですねそういうところ。

「歌を忘れカナリヤは」

    何度も練習を重ね歌を通して深まっていく教師と生徒の絆。しかしある事故により
    教師が島の離れなければならなくなりました。

  本当に自分の教え子みたいな感情が自然に湧いてきました。
あのラストシーンにかけて合唱してそしてあの別れがある。あのシーンはとっても何か目に
焼き付きましたね。
  私も小学校の時のクラスメートとか先生といまだに交流を持っているんですけど、そう
  いう子供の頃のつながりと言うのはとても大事にこれからもしていきたいなあの映画に
  出て思いました。

    それぞれの人生を歩んできた20年という時。しかし歌がかつての絆を取り戻してく
    れました。この映画のために小椋さんは新たに曲を書き下ろしました。合唱で歌っ
    た童謡「かなりや」を引用した歌です。

るんるんあなたに会えて

  ありがとうございました。
どうも失礼しました。
  ありがとうございます。あの6人の教え子と私の気持ちをここにギュッと凝縮して下
  さったような気がしました。
そう言っていただくと大変ありがたいです。
  ありがとうございました。

    音楽と映画、道は違えど不思議な巡り合わせが人を結びます。
    人生の喜びを歌に込めて・

るんるん愛燦燦

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