ＳＯＮＧＳコミュの第273回(9/28)　西野カナ

校正　のちほどです。

会いたくて　会いたくて

　　　　語り：守本アナウンサー＞西野カナさん。４年間を名古屋で過ごしました。学生時代
　　　　友人たちとよく買い物に訪れた場所です。
　　スタッフ＞行った所なくなってる？
　　　　祖母の影響で歌が大好きな女の子でした。小学生の頃にはChristina Aguileraやマライア
　　　　キャリーなど洋楽も聴くようになりました。16歳の時参加したオーディションで４万人
　　　　の中から選ばれ、2008年、18歳でデビュー。名古屋の大学に通いながらシンガーとし
　　　　ての活動を始めました。
　　　　レコード会社の営業所。西野さんにとって最も思い出深い場所です。
　　　　大学の帰りに毎日のように通っていたのが・・・。

　　　　歌詞を書き始めたのはデビューが決まってからのことでした。スタッフから勧められた
　　　　のがきっかけです。
　　　　デビューシングル「I」自ら歌詞を書いたこの曲も売り上げはたったの500枚。デビュー
　　　　1年目でリリースした4枚のシングルどれもセールス的に大失敗でした。
　　　　少しでも歌を聞いてもらおうと、たくさんの番組やイベントに出演しました。
あれどうやったっけ？
　　　　名古屋で大学に通い、歌手としての活動しながらレコーディングやレッスンのために
　　　　東京へ。目まぐるしい日々が続ききました。営業所の会議室で新幹線の中で、どんなに
　　　　忙しくてもどんなに売れなくても作詞を続けました。
　　　　そんな中ついに転機が訪れます。
　　　　５枚目のシングル「遠くても」feat.WISE.　自分の恋愛体験を歌詞にしました。この曲
　　　　は初めてのヒットを記録します。
　　　　「遠くても」には大きな反響がありました。自分にとってリアルで等身大のテーマ
　　　　「恋愛」。思いや経験を素直に書いていけばいい。自分がこれから何を歌うべきか見つ
　　　　けたのです。

　　　　なぜ西野カナさんの言葉は若い女性の心をとらえるのでしょうか。渋谷の街で同世代の
　　　　女性に聞いてみました。

　　　　歌詞の作成現場をのぞいてみました。全て西野さん本人による1枚の企画書から始まり
　　　　ます。
　スタッフ＞次はまたちゃんとなってるね。

　　　　今回のテーマは「別れたくなくても別れなきゃいけない恋愛」。企画書には登場人物の
　　　　年齢や性格、職業や家庭事情などが何パターンも想定されています。この企画賞をもと
　　　　にストーリーを固め、1人自宅で歌詞の形に書きあげます。西野さんならではの作詞の
　　　　スタイルです。
　　　　ファンからはたくさんの意見や感想が届きます。西野さんはファンに届くメッセージを
　　　　強く意識して歌を作っています。
　　　　「たとえどんなには・・・」は失恋を描いた曲。西野さんは過ぎ去った恋の思い出を振
　　　　り返り、一歩踏み出してほしいという願いを込めてこの曲を作りました。

　　　　名古屋。アーティスト西野カナはここから始まりました。

歌うことが大好きだった私。思いを言葉にするなんてどうしていいかわからなかった。
デビューして５年。たくさんの人とつながる事ができました。私の歌が一人一人が力になって
くれたらうれしいです。