去年紅白歌合戦に初出場を果たしたクミコさん、。
命の重さを歌った歌「NORIは大きな感動を呼びました。
紅白出場から３ケ月後、クミコさんはコンサートのため訪れていた宮城見
石巻市で大震災に遭いました。
その日以来クミコさんは大切な歌を歌うことができなくなったしましました。
６月、クミコさんは自分の歌を取り戻すため再び石巻を訪ねました。
「SONGS」今夜はクミコさんの３０年にわたり歌い続けてきた命の歌に迫ります。
シャンソン歌手クミコさんはこれまで生きる事の喜び悲しみを歌い、同世代の
女性から多くの支持を集めてきました。
クミコさんが歌を歌い始めたのは大学時代。
大勢の観客の前でで歌える歌手になる事を夢見ていました。
東京・銀座。クミコさんにとって原点の地です。
銀座はやっぱり今もそうですけど大人の街だから、割と本物な感じがする
街ですよね。ですから。大人の人にちゃんと認めてもらえるようなものを
歌っていかないと駄目だっていうことだと思いますね。
おじゃまします、。おはようございます。
大学卒業後、クミコさんが歌手として最初に歌い始めたのは銀座にあった
シャンソン喫茶でした。
ほんと至近距離ですからね。ここで大体歌いますから、この辺で皆さんが
いらしてここに座る方もいらしゃるし。ほんとうにこの唾が飛ぶ距離なん
ですのよね。だから今日ちょっとまずいなっていう時はすぐバレちゃう。
ウソを歌ちゃったみたいな。ますいなって感じ。
1982年、シャンソン喫茶の名店「銀巴里」のオーディションに合格。
レギュラー歌手としてスタージに立つ事になりました。
しかし、そこで、プロのステージ歌手として歌う事の厳しさを味わいました。
人に伝えられるべきものを何も持ってない人間が、ただ口からメロディー
と歌詞を出して歌ってるんだなって事が何ていうのかな風船のような心もと
なさで震えましたね、やっぱり。ステージで。
どうすれば、聴く人の心に届く歌が歌えるのか。歌の中で描かれた世界と向き
合い自分なりの表現をみつけようと小さなステージで歌う日々が長い間続きま
した。
５年後、クミコさんにレコードデビューの話が舞い込みます。３２歳でよう
うやくつかんだチャンス。しかし、ミニアルバムは全く売れませんした。
その後シャンソン喫茶 銀巴里が閉店。オーディション合格以来ずっと歌い
続けてきたステージを失ってしまいました。
更に声帯を傷めて入院。声が出なくなってしました。４０歳を越えて歌手と
して自信を失ってクミコさんは、歌を諦めようと考えていました。
1999年、そんなクミコさんに転機が訪れます。作詞家の松本隆さんとの出会い
でした。
「あなたは他の歌い手さんとは違うね。」と言ってくれたんだすね。
何が違うんですか？と言ったら「言霊(ことだま)がある。」と。
それは特別違うんじゃないかっていうふうに初めて認めてくれたんですね。
褒められた。なかなか今まで褒められなかったんで、こんなに言葉をずっと
一線でやってこられた方に、そんな風に言われたんだったら、私はもしかし
たらこれからも歌い続けても大丈夫なんじゃないかて自信を持たせてくれた
んですね。
「もう一度自分の歌を信じて歌ってみよう。」クミコさんは自分が表現する歌
の世界をもっと多くの人たちに知ってもらいたいと強く思い始めました。
2002年に発表した曲「わが麗しき恋物語」この曲はもともとクミコさんがい
つか歌ってみたいと考えていたフランスの歌でした。
クミコさんの強い希望で恋する女性の一生を描いた新たな日本語の詞をのせせ
て完成しました。
この曲は女性音楽ファンを中心に共感を呼びロングヒットになりました。
シャンソン喫茶から20年かけて、クミコさんは歌手として初めて脚光を浴びま
した。
こんなにみんながイイって思ってくれてるの？向こう側で手を広げてくれて
るの？と思った時は、ほんとうにうれしかったですね。
あ〜よかった、やってて。やっと認められたの。
私がシャンソン喫茶の歌手として小さなステージで学んだこと、それは
本物の歌とは人間を歌った歌だという事です。人生の物語を心を込めて歌って
いく。聴く人の心に歌を届けるために私が一番大切にしているテーマを気づか
せてくれた歌です。
わが麗しの恋物語
今年3月に起きた震災を宮城県石巻市で経験したクミコさん。
無事東京に戻った後、ショックからこれまでのように自分の歌を歌う事ができ
なくなってしまいました。
私はもっと強い人間だと思ってたんです。自分の事を。もっと覚悟を決めて
もっと強い自分だったはすなのに、こんなに弱い人間だったら今まで命の尊
さとかっていう大見得切ったような歌って全部うそだったのかしらと。
本当に自分の事を疑いました。
６月、クミコさんは３ケ月ぶりに石巻を訪ねました。地元の人たちにもう一度
ここに来て歌って欲しいと頼まれたのです。
3月11日、クミコさんがコンサートを行うはずだった石巻市民会館。
リハーサル前に控え室で休んでいた時に、建物が大きく揺れました。
ボロボロだ。ボロボロだ。
ほら私のコンサートの･･2011。3月11日 あれだ。
揺れが尾ｓ待った後、クミコ三は開館の外へ逃げ出しました。
実ｈあその時に津波は巣でン会館のすぐそばま￥せ迫ったいあｍしあ。
あそこから山に上がったと思いますね。雪が降りはじめてましたけど。
ここでしたね。ここを上がっていきました。ここをどうして行けたんだろ
う？あの時。どうやって行ったんだろう？でも、ここなの。
（スタッフ）道とかないですか？
ないです。ここです。ほんとにこうやってみんな少しずつ頑張って、こう
やって、ここを上がっていったんです。
着のみ着のまま自分の足で会館の裏山に避難し、難を逃れたクミコさん。
雪が降りしきる中、山頂で地元の人たちと一夜を明かしました。
ここまで水来てたんだ。ボロボロになっちゃって。
うわー！
控室に残してきたステージ衣装が泥水の中から引き上げられていました。
クミコさんは改めてあの日起きた出来事の大きさを感じました。
この日、クモコさんは地元の生協で行われるチャリティーコンサートに出
演しました。営業を再開した店内に急遽設けられたステージ。そこには震災で
大切な人を亡くした人、家を流された人。クミコさんの歌を待ち望んだいた
400人が集まりました。
クミコさんがこのコンサートに誘われたのは歌が歌えなくなり、自分に自信に
失望していた時でした。
「こんな弱い自分の歌では誰も勇気づける事はできない」と出演をためらって
いました。それでも、このステージに上がる事にしたのは歌う事ができなって
しまった自分の歌をもう一度取り戻したいという強い思いからでした。
ほんとうに今日は来る事ができ、そしてそのおかげで私は今日が歌い手とし
ての再出発だというふうに思っております。
今日は皆さんありがとうございました。
（拍手）
私は今回石巻のステ−ジで歌わせてもらえて、本当にうれしかった。
聴いてくださる一人ひとりの顔を見ながら、私の歌にも誰かの役に立てる力が
あるんだなと感じる事ができました。
私はもう一度歌手として歌っていく覚悟が固まりました。命の尊さ目の当たり
にした今だからこそこれまでより強く、より深くこの歌を届けることできるの
ではないかと思っています。
聴いてください。
INORI〜祈り〜
3月11日に行われるはずだった石巻のコンサート。そのステージでクミコさんが
披露したいと考えていた歌がありました。
「最後の恋〜哀しみのソレアード〜」
震災後歌う事ができなくなったクミコさんが、苦しみ抜いて完成させて最新作
です。
シャンソン喫茶のステージで歌い始めて30年。歌手として再スタートを切る事
ができた今、私は改めて歌を歌える事の喜びを感じています。
これからも自分の歌と正面から向き合い、必死で生きていく人たちに寄り添え
る歌を歌っていきたいと思います。
私が今、皆さんに一番届けたい新しい命の歌を歌います。
最後の恋〜悲しみのソレアード〜
命の重さを歌った歌「NORIは大きな感動を呼びました。
紅白出場から３ケ月後、クミコさんはコンサートのため訪れていた宮城見
石巻市で大震災に遭いました。
その日以来クミコさんは大切な歌を歌うことができなくなったしましました。
６月、クミコさんは自分の歌を取り戻すため再び石巻を訪ねました。
「SONGS」今夜はクミコさんの３０年にわたり歌い続けてきた命の歌に迫ります。
シャンソン歌手クミコさんはこれまで生きる事の喜び悲しみを歌い、同世代の
女性から多くの支持を集めてきました。
クミコさんが歌を歌い始めたのは大学時代。
大勢の観客の前でで歌える歌手になる事を夢見ていました。
東京・銀座。クミコさんにとって原点の地です。
銀座はやっぱり今もそうですけど大人の街だから、割と本物な感じがする
街ですよね。ですから。大人の人にちゃんと認めてもらえるようなものを
歌っていかないと駄目だっていうことだと思いますね。
おじゃまします、。おはようございます。
大学卒業後、クミコさんが歌手として最初に歌い始めたのは銀座にあった
シャンソン喫茶でした。
ほんと至近距離ですからね。ここで大体歌いますから、この辺で皆さんが
いらしてここに座る方もいらしゃるし。ほんとうにこの唾が飛ぶ距離なん
ですのよね。だから今日ちょっとまずいなっていう時はすぐバレちゃう。
ウソを歌ちゃったみたいな。ますいなって感じ。
1982年、シャンソン喫茶の名店「銀巴里」のオーディションに合格。
レギュラー歌手としてスタージに立つ事になりました。
しかし、そこで、プロのステージ歌手として歌う事の厳しさを味わいました。
人に伝えられるべきものを何も持ってない人間が、ただ口からメロディー
と歌詞を出して歌ってるんだなって事が何ていうのかな風船のような心もと
なさで震えましたね、やっぱり。ステージで。
どうすれば、聴く人の心に届く歌が歌えるのか。歌の中で描かれた世界と向き
合い自分なりの表現をみつけようと小さなステージで歌う日々が長い間続きま
した。
５年後、クミコさんにレコードデビューの話が舞い込みます。３２歳でよう
うやくつかんだチャンス。しかし、ミニアルバムは全く売れませんした。
その後シャンソン喫茶 銀巴里が閉店。オーディション合格以来ずっと歌い
続けてきたステージを失ってしまいました。
更に声帯を傷めて入院。声が出なくなってしました。４０歳を越えて歌手と
して自信を失ってクミコさんは、歌を諦めようと考えていました。
1999年、そんなクミコさんに転機が訪れます。作詞家の松本隆さんとの出会い
でした。
「あなたは他の歌い手さんとは違うね。」と言ってくれたんだすね。
何が違うんですか？と言ったら「言霊(ことだま)がある。」と。
それは特別違うんじゃないかっていうふうに初めて認めてくれたんですね。
褒められた。なかなか今まで褒められなかったんで、こんなに言葉をずっと
一線でやってこられた方に、そんな風に言われたんだったら、私はもしかし
たらこれからも歌い続けても大丈夫なんじゃないかて自信を持たせてくれた
んですね。
「もう一度自分の歌を信じて歌ってみよう。」クミコさんは自分が表現する歌
の世界をもっと多くの人たちに知ってもらいたいと強く思い始めました。
2002年に発表した曲「わが麗しき恋物語」この曲はもともとクミコさんがい
つか歌ってみたいと考えていたフランスの歌でした。
クミコさんの強い希望で恋する女性の一生を描いた新たな日本語の詞をのせせ
て完成しました。
この曲は女性音楽ファンを中心に共感を呼びロングヒットになりました。
シャンソン喫茶から20年かけて、クミコさんは歌手として初めて脚光を浴びま
した。
こんなにみんながイイって思ってくれてるの？向こう側で手を広げてくれて
るの？と思った時は、ほんとうにうれしかったですね。
あ〜よかった、やってて。やっと認められたの。
私がシャンソン喫茶の歌手として小さなステージで学んだこと、それは
本物の歌とは人間を歌った歌だという事です。人生の物語を心を込めて歌って
いく。聴く人の心に歌を届けるために私が一番大切にしているテーマを気づか
せてくれた歌です。
わが麗しの恋物語 今年3月に起きた震災を宮城県石巻市で経験したクミコさん。
無事東京に戻った後、ショックからこれまでのように自分の歌を歌う事ができ
なくなってしまいました。
私はもっと強い人間だと思ってたんです。自分の事を。もっと覚悟を決めて
もっと強い自分だったはすなのに、こんなに弱い人間だったら今まで命の尊
さとかっていう大見得切ったような歌って全部うそだったのかしらと。
本当に自分の事を疑いました。
６月、クミコさんは３ケ月ぶりに石巻を訪ねました。地元の人たちにもう一度
ここに来て歌って欲しいと頼まれたのです。
3月11日、クミコさんがコンサートを行うはずだった石巻市民会館。
リハーサル前に控え室で休んでいた時に、建物が大きく揺れました。
ボロボロだ。ボロボロだ。
ほら私のコンサートの･･2011。3月11日 あれだ。
揺れが尾ｓ待った後、クミコ三は開館の外へ逃げ出しました。
実ｈあその時に津波は巣でン会館のすぐそばま￥せ迫ったいあｍしあ。
あそこから山に上がったと思いますね。雪が降りはじめてましたけど。
ここでしたね。ここを上がっていきました。ここをどうして行けたんだろ
う？あの時。どうやって行ったんだろう？でも、ここなの。
（スタッフ）道とかないですか？
ないです。ここです。ほんとにこうやってみんな少しずつ頑張って、こう
やって、ここを上がっていったんです。
着のみ着のまま自分の足で会館の裏山に避難し、難を逃れたクミコさん。
雪が降りしきる中、山頂で地元の人たちと一夜を明かしました。
ここまで水来てたんだ。ボロボロになっちゃって。
うわー！
控室に残してきたステージ衣装が泥水の中から引き上げられていました。
クミコさんは改めてあの日起きた出来事の大きさを感じました。
この日、クモコさんは地元の生協で行われるチャリティーコンサートに出
演しました。営業を再開した店内に急遽設けられたステージ。そこには震災で
大切な人を亡くした人、家を流された人。クミコさんの歌を待ち望んだいた
400人が集まりました。
クミコさんがこのコンサートに誘われたのは歌が歌えなくなり、自分に自信に
失望していた時でした。
「こんな弱い自分の歌では誰も勇気づける事はできない」と出演をためらって
いました。それでも、このステージに上がる事にしたのは歌う事ができなって
しまった自分の歌をもう一度取り戻したいという強い思いからでした。
ほんとうに今日は来る事ができ、そしてそのおかげで私は今日が歌い手とし
ての再出発だというふうに思っております。
今日は皆さんありがとうございました。
（拍手）
私は今回石巻のステ−ジで歌わせてもらえて、本当にうれしかった。
聴いてくださる一人ひとりの顔を見ながら、私の歌にも誰かの役に立てる力が
あるんだなと感じる事ができました。
私はもう一度歌手として歌っていく覚悟が固まりました。命の尊さ目の当たり
にした今だからこそこれまでより強く、より深くこの歌を届けることできるの
ではないかと思っています。
聴いてください。
INORI〜祈り〜 3月11日に行われるはずだった石巻のコンサート。そのステージでクミコさんが
披露したいと考えていた歌がありました。
「最後の恋〜哀しみのソレアード〜」
震災後歌う事ができなくなったクミコさんが、苦しみ抜いて完成させて最新作
です。
シャンソン喫茶のステージで歌い始めて30年。歌手として再スタートを切る事
ができた今、私は改めて歌を歌える事の喜びを感じています。
これからも自分の歌と正面から向き合い、必死で生きていく人たちに寄り添え
る歌を歌っていきたいと思います。
私が今、皆さんに一番届けたい新しい命の歌を歌います。
最後の恋〜悲しみのソレアード〜 |
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