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ある無名作家コミュの奥田氏or安井氏

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本作品では
純粋に文学や芸術を追い求めるあまりに
家庭や自らを崩壊させていく【奥田氏】と

漫画はあくまでも【仕事】と捉え
人生をドライに受け止める【安井氏】

この二人のどちらかが
【つげ氏】本人なのか
はたまた二人とも【つげ氏】の分身であるのか

アナタはどちらよりの無名作家ですか?

コメント(7)

こんにちは。
「つげ義春の魅力」という本に、この作品の解説が出ていました。
伸一を抱きしめる奥田に対して、安井は初めて彼の人間性を認め、菖蒲を渡し、奥田と微かに心が触れあったと言うような解説でした。作者は伸一にも自分を投影しているようですね。

私は破滅型の奥田に自分に近いものを感じます。
自分が男だったら、こんな風になっていたかもと思う気がします。
数ある作品の中から何故この作品を選ばれたのか、
ロボ長さん、是非解説お願いしますm(_ _)m
今後もよろしくお願いします(^-^)
>ステラさん
最後のコマで自分の息子と風呂に入っている際に
自らが受けた義父からの酷い仕打ちを思い出しますね

その記憶から蘇った義父への憎しみが
奥田の最後の義理の息子への愛情を見て
自らの過去が救われるているのではないのかと思っています

ようは【奥田】=【義父】であり
【私】=【伸一】なのでしょうね

幼少の頃には気がつかなかった
義父の理不尽な仕打ちの理由を
時を経て【奥田と伸一】を通じ
【私】が理解するのでしょう

長くなりましたので
この作品をあえて選んで
初コミュを立ち上げた理由は
またいずれの機会に

つげはこの作品のなかで自分自身を対峙させています。
つまり彼は【奥田氏】でもあり【安井氏】でもある。

自分をふたつの人格に分けて、自分自身で見つけ出せなかった来し方の人生の総括を客観的に見つめ返しているように思います。

虐待体験を、もう一人の自分から眺め、じつは内面に愛情があるという「救い」を自己確認したかった。

そこに作者の孤独が垣間見えるのです。
しかし、ラストに現れている原風景が暖かく感じられるのは、長い間のトラウマを漫画という手段を通して自己完結させることができた安堵なのではないでしょうか。
>わっくさん
成程
確かに最後の一コマで
【私】が息子を抱いて風呂に入っているシーンでは
自らの顔に影をさしていながら
窓からは光が差し込むを言った表現ですものね

つげ氏の長年の苦悩は
果たして【奥田氏】によって救われたのでしょうか?
>かおるさん

この作品では
二人の対比が非常に興味深い物になっていますよね

俺は
新一=安井氏と受け止めています

更には
奥田氏=新一でもあり
ともすれば奥田氏=安井氏にもなるのだと思います

少年時代に義父から受けた酷い仕打ちを
新一に重ね合わせる安井氏

新一に対し
同属嫌悪のような感情から
素直に愛することができない奥田氏

菖蒲湯に入った安井氏が
『芸術家気取りの奥田氏に対する様々な感情』が
『新一を通じて見た義父への憎しみ』を経て
『素直に表現する事の出来ない屈折した愛情』を理解をするラストへと
通じているのだと

勝手に思っています









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