キャスト Dimitra Theodossiou, Lucrezia Borgia Roberto De Biasio, Gennaro Enrico Giuseppe Iori, Don Alfonso Nidia Palacios, Maffio Orsini Luigi Albani, Rustighello Giuseppe Di Paola, Gubetta
Maestro concertatore e direttore d’orchestra Tiziano Severini
Regia Francesco Bellotto Assistente alla regia Edoardo Cavalli
Scene Angelo Sala Costumi Cristina Aceti
Orchestra e Coro del Bergamo Musica Festival Banda sul palco: Ensemble dei fiati del Civico Istituto Musicale Donizetti
Nuovo allestimento in collaborazione con il Teatro Regio di Torino e il Teatro di Sassari. Progetto registico basato su importanti documenti originali di recente ritrovamento, comprese alcune indicazioni sceniche di Donizetti stesso
この日ジェンナーロを歌ったロベルト・デ・ビアッジョは素晴らしいテノールで、はりのある声、柔らかい歌い方でそれでいて声の強さも申し分なかった。テオドッシュウのルクレツィアは、彼女にしたら11月30日の公演は完璧ではなかったと思う。最初にこの役を歌ったせいか、私には彼女のベストだとは思わなかったが、そこは最近特に安定感をましたテオドッシュウ、最後のカヴァレッタも素晴らしく、息子が死んだ後の母親の取り乱した絶望的な情感を美しく、そして強く歌い上げ、最高の歌唱だった。12月2日2回目の時は、完璧だった。この地方の新聞であるLecco di Bergamoという新聞の記者が書いていたが、その人が見た生涯最高のドニゼッティだったと述べていたが、その名に恥じない最高の舞台だった。12月2日第一幕終了前のジェンナーロとルクレツィアの2重唱も素晴らしく、拍手がなかなか鳴りやまず、そして第2幕の最後のフィナーレの素晴らしい歌どれをとってもテオドッシュウがドニゼッティの歌唱では、現在ナンバー1である事を証明した公演だったといえる。劇場の中には1954年にマリア・メネギーニ・カラスが、モリナーリ・プラデッリの指揮でルチーアを歌った時のポスターが飾られていたが、テオドッシュウは2000年のアンナ・ボレーナ、今回のルクレツィア・ボルジアなどを聞くと本当にカラスの後継者に恥じないソプラノだと実感した。 指揮者のティッツィアーノ・セヴェリーニは、歌手を歌わせるところが、オーケストラの音が少し強すぎるきらいがあったが、ドニゼッティの音楽はよく分かっている演奏だった。そして演出のフランチェスコ・べロットの作った舞台は、オーソドックスで美しい舞台だった。特に第2幕が古典的な絵画で装飾された美しい部屋が印象的で、皆様にも見ていだきたかった程の優雅な舞台だった。公演終了後演出家が登場するとブラボーが飛んでいたのも最近では久しぶりの事だった。公演終了後テノールのビアッジョへのブラボーも凄かったが、やはりテオドッシュウへのブラボーが凄まじく、彼女がベルガモの人に非常に愛されているのを感じた。テオドッシュウは、ベッリーニの生まれたカターニアでも高く評価され、またドニゼッティの生まれたベルガモでも高く評価され、着々と一流歌手に成長しているのを痛感した。この公演は2010年頃是非日本でも公演して欲しいと思った。この日はマチェラータで会った演出家のピッツィ、マチェラータのノルマを演出したマッシモ・ガスパロンなども来ていた。この日もオペラ終了後テオドッシュウに会いに行ったが、この日はルクレツィアの衣装だったので、一際輝いていた。