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儒教・儒学の門コミュの中国の腐敗研究

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「中国社会特殊研究?」
  「中国の腐敗研究報告(倫理からのアプローチ)」
       
1. 蓄財について

孔子も論語の中で、商売に成功している子貢が商売で成功しているのを肯定しており、蓄財を認めている。孟子も朱子も王陽明も、君子は人民のことを思い、人民が心配なく平穏に暮らせることを確保できれば蓄財を否定していない。
君子の代行である、官吏も同じ立場。判断基準は人民の満足度であり、蓄財の有無と関係ない。

例:王龍渓(王陽明の弟子)
  日用の飲食声色貨色を極精の学問と見なしている。貨色:財貨・美色
   参考文献:陽明学体系「陽明門下(中)」P148 著者:山下龍二


2. 倫理(法-理-情)の優先順位

2-1 韓非子: 法 (法律)
2-2 朱子:  理 (道理)
2-3 王陽明: 情 (実情)
2-4 大岡越前裁判: 情

3. 腐敗の基準

儒学は仁の精神、性善説で君子が徳治政治の実施を2,500年間主張したが、歴史上成功したことがない。成功する可能性があるのは、100-1000人単位の部落や村である。韓非子や荀子の時代には、既に法治主義無しでは国を治められない現実が目の前にあった。既に歴史が証明している現在でも、政治家に政治能力より道徳を求めるのが、東アジアの儒教呪縛国家(注)である。(日本、韓国、タイ、台湾)政治的に能力のある人材は、実社会では、ごく普通に蓄財が出来てしまう。逆に、蓄財が普通に出来てしまう人材しか政治的能力がないに違いない。自分を豊かに出来ない人が、どうして他人である人民を豊かにすることが出来ようか。
 ここで、「腐敗」と「許される蓄財」との線引きは何であろうか?
例えば日本では、法を犯していなくても、領主書が無いとはしゃぐ。法を犯した防衛事務次官については業務能力と業績は全く報道されない。政治能力の評価順位は非常に低い。2007.年の参議院選挙では道徳やバラマキを基準にして選んでしまった。
注)儒教呪縛国家:長谷川個人の考え

   
古くは江戸時代、腐敗の柳沢/田沼時代は国民が豊かで文化も栄え幸福で、真面目な松平定信が経済を駄目にして、人民全員を不幸にした。(堺屋太一説)日本の場合は「儒学の呪縛」の外に成功者や金持ちにたいする「嫉妬心」が加わっていると思う。
日本----->「道徳と嫉妬」

今回の韓国の大統領選挙は道徳と政治能力とどちらを選ぶかの選択で、政治能力を選択し、日本より大人で現実主義であった。

主題の中国の場合、腐敗を摘発する法律がどのようになっているか調査未了で不明。摘発されているケースは、日本の場合はせいぜい億の単位(防衛庁事務次官は0.1億レヴェルで微小なゴミ)で、中国では日本の10-100倍と思う。日本とは線引きのラインが非常に違う。現実には、金額の大小より、むしろ政敵を追い落とす為の口実として利用している。
中国-------->「追い落としの口実」

4. 真の目的は人民の幸福

今の日本の様に、腐敗防止が勝手に目的となってはならない。真の目的は人民を幸福にすること。能力のある政治家を選び、細かいことにびくびくせずに、その能力を100%発揮してもらうことだ。蓄財を優先させないようにするには、使いきれないほどの給与を支払うべきで(定員を減らせばよい)、実業界より給与を多くしなければ、今の日本の様に、優秀な人は政治家を目指さない。日本に於いては「嫉妬」と「道徳」を持ち込まず、中国に於いては、今こそ古来の知恵である「科挙試験」と「不久任制」を復活し公平な社会にすべし。

 未だ調査が不十分で、自分ではこの報告に納得していない。時間をかけて纏めたい。

                           以上

コメント(2)

 中国の腐敗っていうのは、つまるところ儒教の教えの影響でしょう。

 それだけでなく、中国がことごとく近代化に失敗してきたのも、尚古主義を基本とする儒教のせいじゃないですかね。
月刊誌「機械設計」で「腐敗」のテーマで執筆中です。
出版されたら読んでください。

   

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