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V系@中国・台湾・香港・韓国コミュのヴィジュアル系 とは??

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【概念】
シーン内部でも「ヴィジュアル系は音楽それ自体を表すジャンルではない」と語るミュージシャンが少なからずおり、また一部から「お化粧系」と蔑まれることからも判るように、明確にヴィジュアル系を定義出来る要素は少ない。音楽性も外見も細分化され、中には化粧をしないでもヴィジュアル系に分類されるバンドも多数いる。しかし、ヴィジュアル系バンドの殆どは活動領域が似通っていて、また先達からの影響も直線的なので、ヴィジュアル系への分類はそれほど難しいわけではない。

一般にヴィジュアル系と言って連想されるバンドは、MALICE MIZERやSHAZNAなどシーン全体にとっては異質なものであることが多いが、それとは別にヴィジュアル系バンドの中には「王道」や「コテ系」と呼ばれるものが存在している。これらはメジャーな存在にこそならないものの、インディーズやアンダーグラウンドのシーンには無数のバンドがひしめき合っており、21世紀に入り廃れていった今でも支持者は多い。主に「Soleil」や「Matina」の所属バンドや、「名古屋系」と呼ばれる独自の進化をしたバンド群を指している。

ヴィジュアル系バンドは、一般に演奏技術よりもむしろ独特な
メイク・ファッション等の外見的な部分が重要視されていることが多い。これには主なファン層が若年の女性が多く、音楽に疎いことも理由として挙げられる。


【音楽的な特徴】
どのバンドも基本はロックであり、ハードロックを基本としたヘヴィメタル及びポップロックが主流である。そこにバンドによっては、他との差別化を図るためにパンクやデジタルサウンド、クラシック音楽など様々な音楽を取り入れて各バンドの個性を作り上げる。しかし、ジャズやブルース、ファンクなどブラックミュージックを取り入れるバンドは極端に少なく、また殆どの場合が初期衝動的にそれが決められるので、上っ面のみをなぞるだけに留まりがちで、活動中にバンド側が飽きてしまい短期間で音楽性を変えることも珍しくない。

黎明期のバンドには、エクスタシー系のX JAPANやLUNASEA、ZI:KILLなど、へヴィメタルやハードロックを基礎にゴスやニューロマンティックに多い耽美で退廃的な歌詞を載せて歌っているバンドや、BUCK-TICKやD'ERLANGERのような的なビート・ロック的な物、フリーウィル系を中心としたCOLOR、かまいたち等の反抗的で反社会的な歌詞を含むパンク系とそれぞれが一定の勢力を保っていた。

1990年代中後期に爆発的に増えたバンドには黒夢やLUNA SEAからの影響を受けた者が多く、ツタツタ系の2ビートドラムとザクザクしたギターリフ、マイナー調の流麗なメロディーを好む傾向がある。その後21世紀に入ってからは、ムード歌謡やミクスチャー・ロックなどの音楽要素を含むスタイルが流行した。

歌詞の傾向としては「内省的」「自虐的」「攻撃的」なものが多かった。政治批判など外を向いた主張は少なく、より身近なものに対する反発や悲恋歌が主であり、基本は暗く陰湿なものが王道と解釈されていた。ただしなどの不真面目さを売りにしたバンドが増え始めた2001年頃を境に歌謡曲的な歌詞やネタ的な歌詞が増え、2006年現在は歌詞・音楽共に王道と言われた傾向は影を潜めている。なお、1990年代流行時のヴィジュアル系バンドの中には、何故か暗黙の了解として「下ネタ禁止」というものもあったが、これについては黎明期のヴィジュアル系バンドとの相違点として指摘する者も少なくない。(ただしPIERROTは下ネタを解禁しており、Dir en greyのように官能美を楽曲のテーマに取り入れるバンドもあった。)



【外見的な特徴】
ヴィジュアル系バンドのファッションは時代に合わせて大きく様変わりしている。

1980年代中頃の黎明期から1990年代初頭までは、腰ほどまである長髪を金や赤などの派手な色に染めて逆立てた髪型や華美で濃い化粧など、従来のロックファッションを極端に過激にしたようなものが多かった。初めて金髪で髪を総立てにしたのがX JAPAN、初めて赤や青に髪を染め総立てにしたのがCOLOR、髪を横に流して総立てにしたのがDEAD ENDであった。総じて目の周りの極端な隈取りや様々な色の濃い化粧など、とにかく派手であることが多かった。

1990年代に入って、X JAPANのYOSHIKIがバンドにピアノを取り入れたのと同時に女性的なドレスを纏った事から、中性的・女性的な化粧や耽美的で倒錯的なイメージのものが浸透しはじめる。同時期にヴィジュアル系の中で最も男性的でヴァイオレンスなライブを繰り広げていたCOLORがライブ中の将棋倒しが原因でファンが死亡するという事故を起こし社会的批判に晒された為、後に彼らのフォロワーが現れなかったのも、ヴィジュアル系が女性的になっていくのを加速した。

以降、ポジティブ・パンクからの影響か「黒服系」などと呼ばれるゴシックよりの勢力も現れ、それだけでなく中性的・女性的な格好や、耽美的でダークなイメージのもの、逆に明るいイメージのもの、色物的で奇抜なものなどが増えて多様化するが、それらの派生も他との差別化を図るためであったり目立つためといった目的のものであった。しかし、その後登場したMALICE MIZERによって、単純にファッションとしての役割ではなくそのバンドの持つ世界観を表現するという価値感が生まれ、ヴィジュアル系が一般に流行した1990年代中後期には「ソフトヴィジュアル系」や「医療系」「コスプレ系」など様々な様式が派生した。そして、この頃になると大きな事務所がバックに付いているバンドでは、オーダーメイドの衣装を着ることも珍しくなくなってくる。

ヴィジュアル系の流行が去った21世紀以降はその多様性も薄れてしまい、その多くは自己主張のためと言うよりもシーンの中での流行を追うだけのような状態になる。例外的にやPsycho le Cemuが際だったファッション性で人気を博したが、後に続くようなバンドは出ていない。バロックを筆頭とするお洒落系バンドの台頭もあったが、その後は見る者の恐怖感を煽る様なメイクや、「コテオサ」と呼ばれるコテ系とお洒落系を併せたようなものが主流となっている。

メジャーデビュー以後メイクが薄くなり、衣装もラフなものに変化していったバンドが、ファンから「一般に媚びている」とひんしゅくを買う事がどの時代にも多い。これには、より多くの人に偏見無く聴いてもらうためと語るバンドもいるにはいるが、ただ単にやりたい音楽が変わったとか、面倒くさくなったか、それとも、より音楽に集中するために邪魔になったという動機が殆どある。中には黒夢のようにポップスからは遠ざかりパンク的な路線へとシフトして男性ファンを増やすこともあれば、Dir en greyのように人気を得てからもひたすらにディープでマニアックな路線を突き進んで、逆に人気を得るバンドもある。


【日本国内での評価】
こと評価という点においては、邦楽ロックの分野においてこれほど賛否がはっきりと分かれる存在も無いだろう。

1980年代の国内音楽シーンを支えたロックやメタル系のバンドの大多数が興行的な不振に陥る中で、ヴィジュアル系バンドが活発な活動を続けて1990年代に一大ブームを築き上げ、この時代のロック音楽を産業として広く支えた事は紛れもない事実である。

しかし他ジャンルのミュージシャンやファンからは、ヴィジュアル系バンドのメンバーやファンによる他ジャンルを馬鹿にした攻撃・挑発的な発言や、一部のライブ会場での挙措の悪さ、「KLACK事件」(2004年)などの影響で、「音楽の品位を貶めている」「ヴィジュアル系のファンはヴィジュアル系しか聴こうとしない」としてジャンル全体に対してあまりいい印象を持たれていない。ヴィジュアル系バンドが一般のロックフェスティバルから閉め出されていたり(BUCK-TICK、SOFT BALLETは除く)、Dir en greyやムックが大型へヴィメタルフェスティバルのLOUD PARKに出演が決まったとき否定的な意見が多かったのもそれらが影響していると思われる。また、1990年代のヴィジュアル系全盛期を支えたファンや元ヴィジュアル系ミュージシャンの一部にさえ、現在のヴィジュアル系バンドのスタイルを嫌う風潮が見られる。

メタルやパンクは、ヴィジュアル系と一時期かなり混同されたことが誤解と偏見を招いたといわれれている(ジャパニーズ・メタルの項を参照)。

Dir en greyなど一部のバンドがリストカットなどの自傷行為を歌詞の題材にしていることは、リスナーに悪影響を与えるとして問題視されている。



【日本国外での評価】
ヴィジュアル系に限らず、日本のミュージシャンについては欧米のリスナーや日本の洋楽専門リスナーには評価そのものをされる事自体が少ないが、最近ではDir en greyを中心にヴィジュアル系バンドでも海外で評価をされているものが存在する。

従来、ヴィジュアル系バンドは日本以外では東アジアを中心にファンが多かったが、2004年前後頃からヨーロッパやアメリカでもファンが増えはじめた。これはヴィジュアル系バンドはアニメの主題歌を歌うことが多かったため欧米での日本のアニメブームによりファンが増えたとする説や、アメリカなどでは化粧をしているバンドが増えてきたため日本のヴィジュアル系が注目されるようになったという説がある。

欧米のリスナーの一部には、欧米のバンドにはないヴィジュアル系の派手な外見やメロディーなどがどことなく東洋芸術に通じてみえる様であり、純粋な音楽としてではなく、歌舞伎や宝塚歌劇などの日本独自の芸能作品と並ぶとまで高く評価する者すらいる。ヨーロッパにおいては本場のゴシック文化の影響もあってか日本やアジアの流行とはやや傾向が違い、黒服や耽美的な雰囲気を基調とした「コテ系」のバンドの人気が高く、日本よりヨーロッパで人気が先行するバンドや、インディーズでありながらヨーロッパ公演を行うバンドも現れた。蜉蝣やD'espairsRay、Moi dix Moisがそれである。

欧米のゴシックロックファンの間では、ヴィジュアル系は日本におけるゴシックバンドに相当するのではないかという討論がネット上でされている。また、一部の日本のゴシックロックファンからは「ヴィジュアル系が現れたせいで本格的なゴシックロックもヴィジュアル系と呼ばれてしまう」と批判する声がある。

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