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にっぽん人の家コミュの壁無し住居

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一般的に脳が形成される乳幼児期の成長段階において、

大切だと思われるポイントは3つあると言われています。

■母親との愛情豊かで、密接な関係をつくる
■豊かな言語環境をつくる
■ハイハイを十分にさせる


3つ目の「ハイハイを十分にさせる」ことに関して、

中には危険を回避するという意味で赤ちゃんをベビーサークルに

入れるお母さんも少なくないでしょう。

しかし危険を回避できたとしても、子供が両腕をめいいっぱい動かすことが

難しい状況をつくり出しています。

これは心身の発達にはあまりよくありません。

実を言うと、同じようなことが家づくりにも言えるのです。



日本の古代の住居、例えば登呂遺跡で見られるような住居を見ると、

「壁」という考え方が本来存在しなかったことがわかります。

地面を掘り下げ、そこから屋根をかけた円すいの形をした家です。

「壁は影をつくる」という考え方もあったようで、

家の中に壁を作らないことでそれは「影をつくらない」という

自然の神への謙虚な姿勢や思いやりであるとも言われます。

壁は人の心に深く関係し、あり方によって私たちが感じる意味合いが

違ってきます。


日本の家は一般的に壁が多く、所狭しと家具が並べられ、

あまり使われない客間としての和室があります。

壁やさえぎるものがなければ、人は顔を合わせ、言葉を交わします。

会話を交わすことで顔に表情が生まれます。

そしてその表情から相手は様々な事を読み取り、

相手を思いやったりするものです。

そこから豊かな言葉を発し、豊かな心が構築されていくのです!



【写真 左】

《階段ホールが家族コミュニケーションの場》


奥の扉は夫婦の寝室が、手前には子供部屋を配した2階フロア。
ここからさらにスペースをとって、納戸や趣味の部屋を作ることが
可能ではあったが、壁を省き、吹き抜けを通した「階段ホール」に
することによって、1階と2階間のコミュニケーションを可能にさせた。
そしてこの階段ホールでも子供たちが遊ぶことができるように設計した。



【写真 右】

《壁は無くともプライベートスペースは守られる》

向かって右奥にダイニングスペースを、左手前に曲線を描いた
リビングスペースを配置。
それぞれ大きな空間をつくり、窓の位置やカーブで空間に変化をもたせた。
間仕切りを設けていないが、来客時でもプライベートスペースは
シッカリと守られる設計。



家は家族の絆や子供たちの成長を見守っています。
だからこそ、家を建てるときには改めて、家族のこと、
そしてそこで送るこれからの生活のことをジックリと考えるべきだと
私は思います。

家づくりは壁づくりと言っても過言ではありません。
もう一度壁のあり方を考えてみませんか?

コメント(1)

なるほど〜

壁という考え方は面白いですねわーい(嬉しい顔)

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