印象派の集いコミュの３人の裸婦

今回は趣向を変えて、
裸婦像をテーマにします。

最初の作品は
オーギュスト・ルノアールの作品

豊満で官能的な女性を描くことで知られています。

「陽を浴びる裸婦」（オルセー美術館）

エドゥワール・マネの作品

スキャンダラスな作品です。
この作品はあまりに扇情的（性的な連想をさせる表現を
多様）ために、当時のサロンから痛烈な批判と罵倒を受
けた作品。
現在では、マネの代表作の一つとして数えられています。

「オランピア」（オルセー美術館）

印象派とは異なりますが、
エコール・ド・パリを代表する画家
アメデオ・モディリアーニの裸婦像。

それぞれ個性的な裸婦像ですね。

それまで神話や聖書の場面をモチーフとした
ヌード以外は許されなかった時代を経て、女性
のありのままの美しさを表現する時代に移り変
わっていったのですね。

コメント(11)

最初
全て
最新の40件

[2] mixiユーザー 02月20日 04:11

まゆさん、こんばんは。

「古代女性は太陽であった」という言葉のとおり、
古代の女性は豊穣の象徴でした。

ルノアールが描いているのは若い女性のようですが、
とても母性を感じる絵ですね。
とても温かみを感じます。

裸婦像はルノアール晩年のテーマです。
ルノアール自信の女性観が反映されている気がします。
女性は子を持って母になるのではなく、生まれつき母
なのかもしれませんね。

[3] mixiユーザー 02月20日 09:20

マネがサロンで落選した年に、サロンで特選に選ばれたのがAlexandre CabanelのThe Birth of Venusだったと思います。
表現もモチーフも全く対照的ですね。

ルノアールの裸婦も肌が青白く描かれており「死人の様だ」と評され確か落選だったと記憶しております。

http://www.musee-orsay.fr/ORSAY/orsaygb/HTML.NSF/By+Filename/mosimple+collect+cabanel+index?OpenDocument

[4] mixiユーザー 02月20日 09:38

↑訂正、同じ年じゃありませんでした。

1863年,1865年でした。

[6] mixiユーザー 02月20日 12:37

のりくんさん＞
お久しぶりです。

オランピアは
「都会の習癖を一身にまとう女性」
と評されていますね。

横たわる裸婦は当時の伝統的なモチーフの一つと
記憶しています。

ただ「オランピア」の場合、あまりに世間に対して
挑戦的だったと言えるかもしれません。

・オランピアはフランス文学では娼婦の名前
・髪に飾られたランの花は催淫力があると言われる花
・サンダルを履いたまま寝台に乗るのも娼婦のしぐさ
・召使の花束は客からの贈り物を連想etc

一糸まとわぬ姿で黒いチョーカーだけを身に付け、
正面をきっと見据える姿は、当時としては本当に
センセーショナルなことだったのでしょう。

privateさん＞
余談ですが、私は女性を描かせたらウィーンの画家
クリムトが一番ではと密かに思っています。
クリムトも神話をモチーフにした裸婦を描いていますが、
とても官能的です。
彼の場合は、作品の中に死の影を織り込むことで生
を対照的に輝かせるように感じます。

?「草上の昼食」
　マネのこの作品も大変センセーショナルです。
?「オランピア」
?「ダナエ」
　クリムトの作品。ギリシャ神話をモチーフとしています。
　ゼウスが黄金の雨に姿を変えて、ダナエの寝室に入り込む
　シーンですね。

[7] mixiユーザー 02月20日 13:25

草上の昼食、ピカソがキュビズムで剽窃したのがありました。

パリのピカソ美術館だったと思います。

これも裸婦？！

話題逸れてたらごめんなさい。

[8] mixiユーザー 02月21日 10:36

ルノアールの晩年1919年の作品「浴女たち」

一方、豊満で官能的な女性と言えばFrancois BoucherのMars and Venus surprised by Vulcan（1754）を思いだします。

印象派よりもかなり時代を遡るのですが……比べてみると、
ルノアールが何を描きたかったのかよく分かります。

[9] mixiユーザー 02月21日 21:31

のりくんさん、こんばんは。
素敵な絵の紹介有難うございます。
ふくよかな女性のイメージはやはり聖母マリアから
来ているのでしょうか？
裸婦像はその時代の女性の理想像が反映されていて
興味深いですね。

[11] mixiユーザー 02月24日 21:24

private さん、こんばんは。
実は私のパソコンの壁紙はクリムトの
「人生は戦いなり＜黄金の騎士＞」なんです。
生涯にわたって性・生・死をテーマにしていたクリムトにとって、これほど男性的で好戦的な絵はほかにないと思います。
どのような意図で描かれたか、来歴もよくわからない絵だそうです。
朝、この絵を見ると疲れてても仕事頑張れる気になります。
まあ、管理人として印象派の絵を壁紙にしないのはどうかと
思うのですが（汗）

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ