討論する？コミュの日本国憲法（朝まで生テレビ）

昨日の夜は日本国憲法について討論しているのを見た。
朝起きるのが遅かったからたまたまテレビを見ていて、結局朝の４時半まで見てしまった。
初めてこの番組を見たけれどやっぱり討論は面白い。
自分の意見と違う意見を聞き、その意見について考える。自分の意見と異なった意見を持っている人達に自分の意見を言い、考えて貰う。
アメリカでは日常的にやっていたことなのだけれど、日本に帰ってきてはや５ヶ月、討論という討論をしていない自分にストレスが貯まってきた頃だったので、食らいつくように見てしまった。
日本人は自分の違う意見を持つ他と関わりを持つことを嫌うように見える。または自分の意見を言う人というのは避けられる傾向にあるのではないか？
意見という物は人と違って当たり前なのである。違う意見を持つ他がいるから考え、学んでいくのだと思う。

前置きはこれぐらいにして、昨日の朝生（勝手に略します）の内容はもちろんのこと、個性的な出演者達でとても面白い討論をしていた。
出演者の意見は別に置いておいて、好感を持てた出演者から述べようと思う。
まず辻元清美さん（社民党・衆議院議員）はとても印象に残っている。何より話し方がとてもわかりやすい。そして言っている意見も真っ当な意見に思えた。なによりこういう討論の場で大阪弁をまぜて発言していたのがよかった。方言（この場合大阪弁）のおかげで熱くなりすぎた討論も、うまく空気を和やかにしていたと思う。
次に姜尚中さん（東京大学教授）。この方の意見もとてもわかりやすく、そして牙を持たないきれいな話し方がよかった。自分の意見はしっかり言う。他人の意見をしっかり聞く。そして討論の相手を敵としてではなく、意見を言い合う相手として見ていると見ていてかわかる。ぜひ授業を受けてみたい。

もう一つ物足りなかった出演者は仁比聡平さん（日本共産党・参議院議員）。自衛隊について持つべきか持たないべきかと聞かれたときに「自衛隊は持たないべきだ。戦力を持たない国にしたい」と言う意見を述べた。僕も同意見だ。詳しくは僕の日記「それぞれの意見」を読んでくれ。そう述べたときに平沢勝栄さん（自民党・衆議院議員)に「マジでそう思ってるの？」という雰囲気で聞かれていた。しかし仁比さんははっきりと自分の意見を言わず、もごもごしていた。これは理想論かもしれないが、「世界を平和にするには戦争をなくす＝武力をなくす」そしてどこかの国が筆頭になり武力を持たない国にならなければ実現しない。なぜそう言い返せなかったのか、とても疑問に思った。次に香山リカさん（精神科医）。この方は政治を専門にしている人ではない。「憲法改正が急に決まった様に思う。そして安部政権は憲法改正を参議院選挙で勝つために使っている様に思う。」と発言していた時に、たしか平沢（自民党・衆議院議員)だったと思うが、「憲法改正は（いつだったか忘れたが）何年も前から話し合ってきてるんですよ。知らないんですか？？」とこれまた小馬鹿にしたような感じで言われていた。この時に一般人である香山さんは「何十年も前から憲法改正を話し合ってきていると言っているが、肝心の国民に伝わっていなければ意味がない。現に憲法改正は急すぎると感じている国民が多くいる。」と反撃するべきであった。このことについては後から出演者のだれかがフォローしていたが、香山さんは自分が一般人で政治に関する知識も他の出演者と比べると低い事が弱点なのではなく、強みなのだと、言うべきだと思う。国民の政治に関する知識を平均したら香山さんよりも低いのだから。

最後にここから愚痴になるが平沢勝栄さん（自民党・衆議院議員)に付いて語る。はっきり言って自民党はこれからも政権を握りたいのならこの人をテレビに出さないようにするべきだとおもった。他の意見は聞かない。途中で割り込む。小馬鹿にしたような感じを持たせる。そして否定はするが自分の意見は真っ当には言っていない。平沢さんの左隣にいた人（名前が解りません）にさんざん助けられていたように思う。太田総理でも同じだが、自分の意見を押しつけていると見られても仕方がない様な態度だった。

最後にアメリカがイラクへ戦争に行ったことは間違いだったと言っていたがこのことについては、こう言っていた出演者はもっと勉強する必要があるとおもう。アメリカ内でかなりの数の人が「９，１１はアメリカ政府が故意に起こさせた」と信じている人達がいる。詳しくは
http://video.google.com/videoplay?docid=4377032998245988095&q=loose+change+japanese&pr=goog-sl
を見てもらえれば解る。
このLoose Changeを見てまるまる信じるのは危険だが。アメリカ政府は何かを隠していると思うのが当然だと思う。

以上長くなりましたが最後まで読んでくれた人、ありがとう。
賛成、反対、おまちしています。